明日、会社でなに話す?
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投稿者:

ZYAO22編集部

株式会社タナック|代表取締役 棚橋一成氏 オリジナル製品の開発を強化

―2022年を振り返って。

コロナ禍を機に、OEM主体の事業だけでなく、オリジナル製品の開発・提案に注力しており、その試みが実を結び始めた年になったと感じています。国立研究開発法人産業技術総合研究所と取り組んできた東洋系評価用模擬骨は、整形外科用骨ねじの試験に使用されるJISに掲載されました。これまで模擬骨は、東洋系とはサイズや硬さの異なる西洋系のものしかなく、岐阜大や山口大の協力も得て、日本人の骨格データに基づいた模擬骨を実現し、「タナックボーン」の名で販売を開始しました。臓器モデルの製造も手がけており、今後は臓器モデルを組み合わせたカスタマイズなども対応し、手術練習や医療機器試験などに貢献します。

 

また昨年、愛玩動物看護師法が施行されたことを受けて、今後は犬の模擬骨への展開も視野に入れており、エビデンスに基づく手技練習キットなどの製品化を目指します。

―新たな取り組みは。

臓器モデルでは、ロボットや機械装置などに指を挟み込んだ際の裂傷評価用指ダミーや、ポリープ切除の手技練習ができる消化管内視鏡シミュレータ「EASY」、リアルな縫合感覚を再現した真皮埋没縫合モデル「BUYSSkin」などの製品化に成功。さらに、岐阜大や地元企業と連携し、化学物質を使用しない臓器モデルの開発にも着手しています。また岐阜大医学部看護学科と共同で、初の介護用品にもチャレンジし、ベッドで使用できる洗髪槽を開発。これからも働く現場の声を反映した製品づくりを進めていきます。

―今年の抱負を。

今後、人材確保が困難になることを見越し、DXによる省人化や職場環境の改善を強化します。すでにIT担当者を任命して取り組みを進めており、魅力ある職場づくりを実践して岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業認定を目指します。

 

本社 〒500-8185 岐阜市元町4丁目24番地 TEL.058-263-6381

テクノロジーセンター 〒509-0109 各務原市テクノプラザ2丁目25番地

設立 1996年11月1日

資本金 3,000万円

事業内容 ●医療機器用シリコーンゴム部品の製造 ●医療機器評価用模擬臓器モデルの製造 ●美容・ヘルスケア商品の企画・製造販売 ●ロボット・航空宇宙部品の製造 E-mail info@k-tanac.co.jp

https://www.k-tanac.co.jp/

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