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投稿者:

ZYAO22編集部

承認欲求とは?強い人の特徴とその理由、対処法について解説

承認欲求とは?どんな意味?

「承認欲求」という言葉をご存じでしょうか。昨今では、承認欲求が強い人が増えたと感じるという声をよく耳にします。

実際に承認欲求の強い人が周囲にいて、接し方に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、承認欲求が強い人の特徴とその理由、対処法について解説します。

 

承認欲求の意味

承認欲求とは、「他人から価値がある存在だと認められたい」「自分自身を価値がある存在として認めたい」という感情のことです。

 

承認欲求は2種類に分けられ、他人から認められたい感情を「他者承認欲求」、自分自身を価値ある存在として認めたい感情を「自己承認欲求」といいます。

 

心理学では「自尊欲求」とも呼ばれており、大人から子どもまで誰もが持っている自然な欲求です。

 

承認欲求が強い人の特徴 男女別に分析

では、承認欲求が強い人の特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。

前述した通り、承認欲求には「自己承認欲求」と「他者承認欲求」の2種類があります。

付き合い方や対処に困ることが多いのは、他者承認欲求が強い人でしょう。

 

ここでは詳しい説明と、男女別に分析した結果を解説します。

 

特徴①目立ちたがり、注目を浴びたい

承認欲求が強い人は、目立ちたがりや注目を浴びたい人が多いです。

他人の意識が自分に向くことで、自分が認められていると感じるためです。

たとえば、賞賛を求めて仕事をがんばる・気を引くために相手に尽くすなどの行動が挙げられます。

 

これらは全て自分の欲求をみたすためのアピールなので、相手から思った反応がなかったときにはさらに欲求不満に陥ることもあります。

そのため、あの手この手でアピールを繰り返すのが特徴です。

 

特徴②自分に自信がない

承認欲求が強い人には、自分に自信がないという特徴もあります。

基本的に、自己承認欲求が満たされていれば、他者承認欲求は不満状態に陥りません。

 

自分で自分を認められないために、その不安感や不満を他人に埋めてもらおうとすることから他者承認欲求が強くなります。

 

「自信があるから自慢やアピールをするのでは?」と思いがちですが、実は自分に自信がないために、共感や賞賛を求める目的でアピールをしている人が多いです。

 

特徴③否定されることを嫌う

承認欲求が強い人は、否定されることを嫌うという特徴があります。

「認められたい」「褒められたい」ということは、裏を返せば「否定されたくない」ということです。

 

認められたいためにアピールしたことが否定されてしまうと、強く悲しんだり怒ったりするでしょう。

 

また、「認められないかもしれない」「褒められないかもしれない」と感じる場面では、発言を控える傾向もあります。

しかし、否定される恐怖よりも目立ちたい気持ちが強いときは、アピールを優先して発言します。

 

承認欲求が強い男性

承認欲求が強い男性は、自慢話が多く上から目線の人が多いです。

「うらやましい!」「すごいね!」と言われると、「自分は優れているんだ」「特別なんだ」と感じて承認欲求が満たされるためです。

 

そのため、「実は芸能人と友達なんだよね」「この会社って俺がいないと回らないよね」などの発言をします。

 

自分が優位に立つために相手にマウントをとってしまい、周囲の人をイラつかせることもあるでしょう。

 

承認欲求が強い女性

承認欲求が強い女性は、常に周囲からの評価を気にしている人が多いです。

他人に認めてもらうことで自分の価値を感じているため、周囲の人が自分をどう評価しているかが不安で仕方ありません。

 

そのため、周囲の人の発言や行動をよく見ていて、些細なことで「あの人に嫌われている気がする」「さっき私のこと話してなかった?」などと心配する傾向があります。

被害妄想に陥り、周囲を困惑させることもあるでしょう。

 

なぜ承認欲求が強くなるのか

ではなぜ、承認欲求が強くなるのでしょうか。

ここでは、その理由を詳しく紹介します。

 

時代の背景

まず1つ目には、時代背景の変化が挙げられます。

一昔前は出身校や会社名、お給料をどれだけもらっているかが、他人から認められる分かりやすい判断基準でした。

 

しかし、現代は企業に所属する大勢のなかの1人よりも、実力がある個人が評価される時代です。

肩書きやステータスに頼れなくなったことから、自分自身に価値があるのかが分からない人が多くなりました。

 

そのため、他人に自分の価値を認めてもらおうとする人が増えたと考えられます。

 

SNSの普及

2つ目の理由は、SNSの普及です。

自分の気持ちや意見が発信できるSNSが普及したことで、知り合いから知らない人まで多くの人たちの反応がわかるようになりました。

 

「いいね」やコメントがつくことで「共感してくれている」「すごいと思われている」という実感ができて、手軽に欲求を満たしやすいツールです。

 

しかし、その分認められていないと実感する機会も増えたことになり、承認欲求不満を引き起こしやすい人が増えたのでしょう。

 

家庭環境と愛情不足

3つ目の理由は、家庭環境と愛情不足です。

本来、幼少期に両親から褒められたり認められたりすることで自己肯定感が育まれ、自分自身で承認欲求が満たせるようになるものです。

 

しかし、昨今では共働きの夫婦が増加傾向にあるため、両親が子どもと過ごす時間が減っています。

 

両親が子どもを褒めたり認めたりする機会が減り、その子どもが成長して自分自身で承認欲求を満たせない大人になってしまいます。

 

マズローの欲求5段階説

 

マズローの欲求5段階説は、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と仮説した「自己実現理論」を人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。

 

ここでは、マズローの欲求5段階説について詳しく解説します。

 

マズローとは

マズローとは、アメリカ合衆国の心理学者です。

主体性・創造性・自己実現といった、人間にある良い面・悪い面の良い面を強調した人間性心理学の生みの親といわれています。

 

このマズローが「人間の欲求の断層」を主張したことから、「マズローの欲求5段階説」と呼ばれるようになりました。

 

欲求5段階説とは

人間の欲求を低次から①生理的欲求②安全の欲求③社会的欲求④自尊欲求⑤自己実現欲求と、5つの断層に分けたものが「欲求5段階層説」です。

 

これは①から順々に満たされていくものであり、途中でどれかが満たされないと次の欲求を満たせないという説です。

 

承認欲求は、④自尊欲求にあたります。

受け入れられたい・愛されたいという③社会的欲求が満たされているからこそ、尊敬されたい・認められたいという感情が生まれるのです。

 

欲求が強い人との付き合い方、対処法

では実際に欲求が強い人に出会ったときには、どのような対処法をとることが望ましいでしょうか。

ここでは、欲求が強い人との付き合い方や対処法を4つ紹介します。

 

対処法①話を真に受けない

欲求が強い人の話を、真に受けすぎないようにしましょう。

自分を認めてもらうことを目的に話している場合、内容を大げさに盛っている可能性があります。

 

たとえばできないことをできると言ってしまうこともあり、真に受けてしまうと後々困ったことになりかねないでしょう。

話を真に受けすぎずに、聞き流すほうが良いかもしれません。

 

対処法②自分から絡みにいかない

欲求が強い人には、自分から絡みにいかないほうが無難です。

「自分を気にかけてくれる」と思われて、自慢話を聞かされる・マウントをとられる可能性があります。

 

本人に悪気はないとしても、対応している側としては疲弊してしまいます。

用事があるとき以外は、積極的に絡みにいかないほうが良いでしょう。

 

対処法③適度な距離感を保ち、近づきすぎない

欲求が強い人は自分を受け入れてくれる存在を求めているため、自分のことを認めてくれる・話しを聞いてくれると思った相手に依存してしまう傾向があります。

 

近づきすぎてしまうと「受け入れてくれている」と捉えられ、頻繁にLINEが来て返信をしなければ何度も追いLINEが来てしまうということにもなりかねません。

そうなれば大きなストレスを抱えてしまいます。

 

適度な距離感を保ち、近づきすぎないようにしましょう。

 

対処法④仲の良い相手なら、はっきり伝えてあげることも重要

欲求が強い人は、無意識に他者に欲求を満たしてもらおうとしてしまっている人が多いです。

自分が周囲の人を困惑させていることや、ストレスを与えていることに気づいていません。

 

そのまま放っておけば、周囲の人が離れていってしまうおそれもあるでしょう。

そうならないためにも、「その言動は相手を不快にさせるよ」と伝えてあげることも愛情のひとつです。

 

まとめ

承認欲求が強い人は、相手を困らせよう・陥れようとしているわけではありません。

欲求を他者に満たしてもらおうとしてしまうがために、結果的に相手にストレスを与えてしまっているケースがほとんどです。

 

本人も自分自身で価値を認められないことで、常に不安を感じ辛い思いをしている可能性もあります。

この記事を参考に承認欲求が強い人を理解して、うまく付き合う方法を見つけてみてください。

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