株式会社岐阜造園|代表取締役社長 山田準氏 東証上場の優位性を活かして

―昨年を振り返って。
ランドスケープ事業・ガーデンエクステリア事業とも、関東地区での急速な業務拡大に伴い、東京都千代田区平河町でビルを取得、営業所を支店に昇格し東京支店を移転開設しました。また、念願の東京証券取引所スタンダード市場への上場も果たすことができました。これにより、全国規模での知名度の向上、信頼度の向上を図りながら、大きな需要が見込める関東地区での事業拡大への礎を築くことができました。
―事業展開と今後の目標は。
ランドスケープ事業は、ゼネコンやデベロッパーへの積極的な提案型営業により、さらなる受注の獲得を目指していきます。一方、ガーデンエクステリア事業は、積水ハウスとの業務提携により、富裕層を中心とした優良物件の受注増に対応できる体制を整えていく考えです。東京支店では、お客さまの要望に施工が追いつかない状態が続いており、今後人員を現在の2倍の30人まで増やし、売り上げも3年以内に15億円まで引き上げる計画です。
―人材育成について。
小栗達弘(みちひろ)会長の提案により「岐阜造園アカデミー」を、昨年5月に開校いたしました。入社5年目までの社員の早期戦力化を図ることを目的としており、従来からの先輩の背中を見て覚える教育ではなく、技術解説などの動画を見ることにより、技術習得や作業支援をするものです。これからの技術者養成に、大きな力を発揮するものと期待をしています。
―今後の方針を。
近頃、現場では、安全な施工や高品質を確保するための即応能力や、設計や施工内容および工程管理の変更の際に、素早い対応が求められています。このため、DXのさらなる推進を図っていきます。また、わが社の強みである職人集団としての施工力の拡大に努めながら、全国に「匠の職人型現場力」のPRを強力に進めてまいります。
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