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投稿者:

ZYAO22編集部

自己肯定感の高め方7選|大人でも遅くない自己肯定感を高める方法・習慣を紹介

最近メディアや日常生活で、「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになりました。

 

高い方が良いという認識はあっても、どういう状態を「自己肯定感が高い」と言うのか、高いとどんなメリットがあるのか、ピンと来ない人もいるかもしれません。

 

この記事では、自己肯定感についてあらゆる側面から説明してみたいと思います。

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分に価値を感じ、自分の存在を肯定する感覚のことで、「絶対的自己肯定感」と「社会的自己肯定感」の2種類から形成されます。

 

絶対的自己肯定感は、「ありのままの自分を認める」心理状態で、能力や資産、または自分と人を比べた際の優劣に基づく評価ではありません。ナンバーワンを目指すのではなく、オンリーワンの自分を大事にする感覚です。絶対的自己肯定感は外部の環境や意見に左右されません。

 

対して社会的自己肯定感は、他者からの承認や、努力から得られる達成感・成功体験により育まれ、環境により変化します。精神的に満たされた状態であるためには、絶対的肯定感と社会的肯定感のバランスが取れている必要があります。

 

自己肯定感が高い人の特徴

日常的に付き合いのある人を思い浮かべたり、観察してみましょう。

次のような特徴を持った人がいれば、その人は絶対的/社会的肯定感のバランスが取れた、高い自己肯定感を持っていると言えるでしょう。

 

意欲的で前向きな言動が多い

自己肯定感が高い人は、「自分という存在に価値がある」と信じているため、人と自分を比べて引け目を感じたり、自分を卑下することがありません。

 

そのため周囲の言葉や出来事をポジティブにとらえ、何事にも積極的にチャレンジすることができます。

自信をもって行動ができる

自信をもって決断・行動できるのも、自己肯定感が高い人の特徴です。

失敗を反省したり、そこから学ぶことはあっても、失敗が原因で自分の存在意義が揺らぐことがないためです。

 

また、絶対的/社会的自己肯定感のバランスが取れている人は、自分の価値と人からの評価を切り離して考えることができます。

身体的に健康な状態を保ちやすい

自己肯定感が高い人は、自分の身体を労わることも得意です。そのため暴飲暴食や連日の夜遊びなど、健康を害するような行為をしません。

 

ありのままの自分を受け入れ満足しているため、過度なダイエットや整形にはまることもありません。

 

また、メンタルの安定と身体の健康は密接に繋がっているため、自己肯定感の高い人には体調を崩しにくいという特徴も見られます。

 

自己肯定感を高めるメリット

自己肯定感が高い人の特徴からも分かる通り、自己肯定感が高いと人生がイージーモードになりやすいと言えます。

では、自己評価を高めると日常的にどういったメリットがあるのか、もう少し具体的に見てみましょう。

 

仕事の悩みを引きずらなくなる

自己肯定感を高めることで、仕事での失敗やトラブルは自分の存在意義とは無関係である、と考えられるようになります。

 

これにより気持ちの切り替えが上手にできるようになり、ミスがミスを呼ぶ負のスパイラルを回避できるようになるでしょう。

人間関係が良好になる

自己肯定感が高まると、人からの評価や失敗を恐れることがなくなり、メンタルが安定します。

すると周囲の人に穏やかに理性的に接することができるようになり、人間関係が良好になります。

 

ネガティブなオーラをまとっている人よりは、感情が安定している人に良縁が集まるのは、自然なことです。

モチベーションが上がる

自己肯定感が高まると、自分の決断や行動に対して自信を持ち、自分の能力や長所を冷静に把握できるようになります。

 

この結果、仕事の場面で難しいプロジェクトや責任あるポジションに挑戦しようというモチベーションにつながるでしょう。

 

自己肯定感の高め方・習慣7選

自己肯定感を高めると得られるメリットについて理解できたところで、ここでは絶対的自己肯定感と社会的自己肯定感それぞれの高め方について説明していきます。

 

自分自身の感情を書き出してみる

絶対的自己肯定感を高めるには、まず自分自身の心の動きについて知り、ありのままの自分に自信を持てない原因を探ってみましょう。

 

自分に対する否定的な感情や考えを生み出している出来事を把握するために、ネガティブな感情が湧いたら、できるだけすぐに状況を書き出してみます。言語化することで、自分を俯瞰できます。

 

これは認知行動療法と呼ばれる手法で、物事を考える際の視点を変えるトレーニングです。認知の歪みの程度にもよりますが、少しずつものの見方が変化していくのを感じられるでしょう。

 

成功体験を書き出してみる

これまでの人生での成功体験を振り返ることで、社会的自己肯定感を高めることができます。

 

ここでのポイントは、人からの評価だけを拠り所にするのではなく、自分の努力で勝ち取った結果や成長にも焦点を当てることです。

 

絵を描いて賞をもらったことがあるなら、受賞したという事実の他に、「試行錯誤して満足のいく絵が描けた」ことを成功体験として認識します。こうすることで、単なる自己満足に陥ることなく、努力すれば何度でも成功できるという自信に繋がります。

 

自分のやりたいことや好きなことを積極的に行う

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、好きなことややりたいことを追求していくと、成功体験に繋がる可能性があります。

 

「自分には何ができるだろう」という視点だけではなく、「何が好きで、何がやりたいか」という視点を持って行動してみることで、新しい能力を発見したり、思いがけない評価を得られるかもしれません。

 

他者から認められやすく支援がある環境をつくる

好きなことややりたいことを追求するためには、新しい挑戦を認め、支援してくれる環境がベストです。

 

「あなたには無理だ」「そんなことをしても無駄だ」とネガティブなインプットばかりしてくる人に囲まれていては、本来なら上手くいくことでも失敗してしまうでしょう。

 

そのため、支え合える人や、良いライバルがいるような環境を作り、そこに身を置くことが大切です。

 

他者の成功事例を聞く、調べてみる

自分と似た属性(年齢や学歴、住む地域など)を持つ人の成功体験を見聞きして、「自分にもできそうだ」と思ったことはありませんか。こうした体験を「代理体験」と呼びます。

 

代理体験は、自己肯定感のアップにも利用できます。まずは自分と似た属性を持つ、自己肯定感が高い人を見つけましょう。その人の行動や生活様式、考え方を真似てみると、自己肯定感アップのためのヒントを得るきっかけになります。

 

気分が上がることをする

ストイックに努力したり、自分磨きに励むことも大事ですが、時には自分へのご褒美として、気分を上げてくれる物事を心から楽しむことも大切です。

 

お気に入りのレストランで食事をしたり、温泉に行ったり、ゲームが好きなら没頭する日を作ってもいいでしょう。「楽しい、生きていて良かった」という感覚は、人生に価値を見出し、ひいては自分自身の存在を認めることにも繋がります。

 

第三者に相談できる環境を見つける

ブラック企業の典型的な手口に、常に叱り、否定することで社員の自己肯定感を下げ、「他の会社では働けない」と思わせ、劣悪な条件で雇用し続けるというものがあります。こうした場合、人は視野が狭まり、自分を正しく認識できなくなっている可能性があります。

 

第三者に客観的な意見をもらえる環境を確保しておくことで、認知の歪みや情報過少による自己肯定感の低下を防ぐことができるでしょう。

 

部下や後輩の自己肯定感の高め方

ここでは、部下や後輩の自己肯定感を高める方法をご紹介します。基本的には、自分の自己肯定感を高めるためのテクニックを応用できます。

 

長所や強みをしっかり認め、声に出して褒める

部下や後輩が仕事で成果を上げた場合や、職場にポジティブな影響を与えている場合は、はっきり本人に伝わるように褒めましょう。何について褒めているのか具体的に挙げるのがポイントです。

 

こうすることで、部下や後輩の社会的自己肯定感を高めることができます。

 

小さなことからでも成功体験を積み上げさせる

成功体験が社会的自己肯定感を高めてくれることは、前項でも述べた通りです。これは部下や後輩についても同じことが言えます。

 

大きな商談をまとめた、大口顧客を獲得したなど、華々しい成功体験である必要はありません。日々の業務でちょっとしたことでも褒められる点を見つけ、役立っていると伝えることで、部下や後輩の中では成功体験が積み上げられていきます。

 

悩みや困り事を相談できる関係性を築く

ブラック企業の例でも述べたように、1人で考え込んだり、情報を上手く取得できない人は自己肯定感が低下しやすくなります。

 

部下や後輩がいつでも相談しやすいように、普段からこまめに仕事の状況を確認したり、話しかけやすい雰囲気を作るといった工夫をするといいでしょう。

 

まとめ

絶対的自己肯定感を鍛え、その上に社会的自己肯定感を積み上げることで、自分にとっても周囲にとっても幸福度の高い社会生活を送ることができます。

 

生まれ育った家庭環境が良くなかったから、年齢的に難しいから、と諦めることなく、自己肯定感を高めるトレーニングを積み重ねていきましょう。

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