岐阜県多治見市のおすすめ観光スポット|美濃焼が見れる場所も紹介
「岐阜県多治見市ってどんな所?」
「岐阜県多治見市のおすすめ観光スポットが知りたい!」
「美濃焼を見られる場所が知りたい!」
このように岐阜県多治見市に遊びに行きたい人は多いでしょう。
同じ岐阜県内にいても、多治見市について知識がない人もいるのではないでしょうか。この記事では、岐阜県多治見市のおすすめ観光スポットを紹介します。
この記事を読むことで、自分が行きたい多治見市の観光スポットを見つけられるだけなく、新しい多治見市の魅力を知ることができるでしょう。事前にさまざまな知識を仕入れてから、歴史のある街並みや美濃焼の文化に触れてみてください。
岐阜県多治見市のおすすめの観光スポットについてご興味がある方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
目次
岐阜県多治見市はどんな所?
岐阜県多治見市は本州のほぼ中心に位置し、人口約11万人が住む東濃地方の中核都市です。古くから陶磁器やタイルなどの美濃焼とともに発展し、歴史ある窯元や個性あふれる美濃焼のショップ・ギャラリー、手軽に陶芸が体験できる作陶施設などが充実しています。
また、夏場の最高気温で名前が挙がる「暑い都市」として有名ですが、趣きのある古い町並みや焼き物に関する工夫を凝らした博物館、歴史ある寺や修道院などの観光名所もあるなど、見どころの多い街です。
岐阜県多治見市のおすすめの観光スポット
美濃焼をなくしては語れない「焼き物の町」多治見市ですが、美濃焼に関わる施設や店舗だけでなく、それ以外にも歴史があったり、自然を堪能できたり、ワクワクしたりする名所・名跡を数多く有しています。
また、四季折々のさまざまなイベントも開催されており、季節ごとに違った味わいも感じられます。ここでは、岐阜県多治見市のおすすめの観光スポットをご紹介します。
本町オリベストリート
「本町オリベストリート」は、明治初期から昭和初期に建てられた商家や蔵が残る古い町並みで、多治見市の歴史を色濃く残しています。長さ約400mの街路には美濃焼にまつわる店舗が軒を連ね、歴史と風情を感じられる一帯です。
陶磁器を購入できるショップやギャラリーだけでなく、カフェや食事処、雑貨屋など多くの個性的な店舗が集まっているため、一日歩き回っても飽きないでしょう。
陶都創造館
「陶都創造館」は、博物館やショップ・ギャラリーが集まった、美濃焼に関する複合ショップです。本町オリベストリート内にある3階建ての建物で、地元作家の作品を購入したり鑑賞することもできたりします。
伝統的な美濃焼から、新進気鋭の若手陶芸作家の作品までさまざまな焼き物を楽しめるでしょう。
多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス
「多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス」は、ものづくりと人の交流の場を作ることで人が集まり、多治見市がより活性化されることを目的として建設された施設です。陶都創造館の3階にあり、入場自体は無料です。
年4回以上の企画祭事を開催したり、上絵付け体験などさまざまなワークショップを開講したりしています。展覧会では質の高い工芸やアート作品の数々を展示し、こだわりを持った多くの作家を紹介しています。
多治見市モザイクタイルミュージアム
「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、タイルに主眼を置いた博物館で、建築家・藤森照信氏が設計した独創的な建築が話題を呼びました。
館内ではモザイクタイルを使ったアートが展示されたり企画展が開催されたりしているほか、体験工房ではタイルを使った小物を作れます。
多治見市は施釉磁器モザイクタイル発祥の地であり、全国でもトップクラスの生産量を誇っているため、この地にモザイクタイルミュージアムが建設されました。そのユニークなデザイン性もあって、現在ではフォトスポットとしても人気がある施設です。
多治見市美濃焼ミュージアム
「多治見市美濃焼ミュージアム」は、美濃焼の歴史や文化に関する資料を広く公開し、美濃焼の魅力を多くの人に伝えることを目的として設立された博物館です。
年4~5回の企画展があり、学芸員による解説を受けられるため、さまざまな角度から美濃焼について情報収集ができ、美濃焼の魅力に触れられます。また、代表的な美濃焼作家の作品で抹茶を飲める呈茶体験や、簡単な作陶体験もできます。
岐阜県現代陶芸美術館
文化と産業の振興のために構想された複合施設、セラミックパークMINO内に開設されたのが、「岐阜県現代陶芸美術館」です。国内外の陶芸作品やその創造活動に関する調査研究・情報発信、陶磁器産業の発展を目指して設立されました。
岐阜県現代陶芸美術館の建物は建築家・磯崎新氏により設計され、タイルや煉瓦など地元の陶磁器製品を多用し、スタイリッシュな外観だけでなく自然環境との調和を意識した設計になっています。
また、19世紀末以降の国内外の陶芸作品を収集し、随時特別展や企画展を企画しています。
セラミックパークMINO
「セラミックパークMINO」は、美術館やイベントホール、作陶館、ショップ&ギャラリー、展望台、レストランなど、美濃焼というテーマを持つ文化と産業が一体となった複合型の施設です。
施設内の岐阜県現代陶芸美術館は前述したとおりです。また、自ら陶芸を楽しみたい人は作陶館が、美濃焼を購入したい人はショップ&ギャラリーがおすすめです。
また、セラミックパークMINOは希少植物などを残した自然に囲まれているため、散策路を散歩することで季節の移ろいを体感できるでしょう。
こども陶器博物館 KIDS LAND
「こども陶器博物館 KIDS LAND」は、大正・昭和・平成の懐かしい子ども茶碗や資料などを展示している博物館です。
運営している金正陶器は、開業70年以上の歴史を持ち、子どもに人気のキャラクター食器を手がけており、これまで食器に使用したキャラクターは1,000種類以上になります。
また、絵付け工房で陶磁器に絵付け体験をしたり、キッズプレイルームで絵本を読んだりできるなど、子どもとともに一日遊べる施設です。
虎渓山永保寺
中国廬山の渓谷に似ていたことから名づけられた虎渓山にある永保寺は、特に秋に人気の観光名所です。
1300年代に土岐氏の招きを受けた夢窓疎石が禅寺を開創したのが、永保寺の始まりとされています。
国の名勝に指定された庭園や、国宝に指定された観音堂・開山堂、市の天然記念物である樹齢約700年の大イチョウなどが見どころです。
燃えるように色づく庭園のモミジと黄金に輝く本堂前の大イチョウが見事な絶景を作り出します。
神言会修道会 多治見修道院
「神言会修道会 多治見修道院」は、昭和初期にドイツのモール神父によって設立された、虎渓山の麓にそびえるバロック建築の修道院です。
まず、大聖堂にある壁画やステンドグラスが訪問客を魅了します。また、多治見修道院研修センターは学生や一般の人々にも広く利用されています。
敷地内のブドウ畑で栽培されているブドウは修道院の地下室で醸造され、「多治見修道院ワイン」として販売されているほか、毎年秋にはワインフェスタが開催されています。
市之倉さかづき美術館
「市之倉さかづき美術館」は、陶磁器の中でも主にさかづきを中心に展示している美術館です。1,000年以上前から焼き物を作り続けてきた窯元の集落である市之倉は、特にさかづきや小さな茶器が生産されていたことから、さかづき美術館が設立されました。
敷地内にはギャラリーや美濃の名窯、幸兵衛窯が使用している土や釉薬を使った作陶ができる作陶館があり、貴重な体験ができます。また、さまざまなイベントや講座も開催されています。
虎渓公園
「虎渓公園」は、土岐川をはさんで多治見市街を一望できる公園です。公園内外には約400本もの桜が植えられ、春になると日中だけでなく夜桜も鑑賞できるため、一日中花見客でにぎわいます。
園内には展望台や茶屋があり、美しい景色や美味しい軽食を味わうことができます。公園からの参道を降りると、虎渓山永保寺につながります。
かさはら潮見の森
「かさはら潮見の森」は、岐阜県が生活環境保全林整備事業として整備した森林公園です。晴れた日には展望台から遠く伊勢湾や御嶽山まで見通すことができるでしょう。
また、遊歩道が整備されているうえ、子ども用遊具や芝生広場もあるため、ファミリーで楽しめます。さらに、約1,000本の薬草・薬木が植えられている薬草園は、たくさんの花壇が設けてあり、季節折々の花を楽しむことができます。
陶林春窯
「陶林春窯」は、地元多治見市で陶芸関係の仕事に取り組む若手作家を応援しているギャラリーです。カフェが併設されており、趣きのある日本家屋の中でくつろぎながらじっくりと作品を味わえます。
若手作家を応援する活動の1つとして、毎年多治見市陶磁器意匠研究所の卒業生による「1年後展」を開催しており、若手作家を温かく見守っています。
廿原ええのお
「廿原ええのお」は、地元の農家が株主となり農地を集約して設立された、一括営農をする有限会社です。
ブルーベリーやイチゴ農園などを運営し、さらに米や野菜、アイスクリームなどを生産・販売しています。地産地消型農業を目指して、低農薬・減化学肥料による安全・安心な農産物作りをしています。
天光の湯
「天光の湯」は、多治見市で唯一の天然ラドン温泉の日帰り入浴施設です。四季折々の花樹が楽しめる庭園露天風呂や大型サウナ、軽食から会席料理まで用意できる食事処など、充実した設備がつまっています。
町の中心から少し離れた小高い丘にある天光の湯は、穏やかな時間が流れる空間で、日頃の疲れを癒してリフレッシュできるでしょう。
岐阜県多治見市の観光スポットへ行ってみよう
今回は、多治見市のおすすめ観光スポットをご紹介しました。自分の趣味嗜好や環境などに応じて、訪れる場所を決めましょう。
また、今回紹介した施設以外にも、陶磁器祭りや花火大会など、季節に応じたさまざまなイベントがあります。それら季節の催事も頭に入れながら、岐阜県多治見市の観光スポットに行ってみてください。