株式会社EMD|Founder&CEO 山下龍男氏 IT技術で新ビジネスを開拓

―2022年を振り返ると。
コロナ禍や物価高などで厳しい1年でしたが、社員が一丸となって会社を支えてくれたおかげで、過去最高の売り上げと利益になりました。不景気を嘆くのではなく、社会の需要を知り、弊社のIT技術をビジネスにつなげる指針を体現できました。また、福利厚生の見直しも行い、例年は固定だった夏季休暇を変動制にし、社員が取得したい日を選択できるようにしました。
―従業員数が毎年増えていますね。
400人を超す勢いで増えており、関東や東北など県外からの人材も多いです。転勤がなく、家族のもとで安心して働ける環境を提供しています。 ―県外の拠点については。 昨年10月に九州支社(博多開発センター)を開設し、全国10拠点となりました。広島や新潟にも拠点を設ける予定です。 ―LPガス発電機事業の進捗(しんちょく)は。 近年多発する災害に対して、非常用発電機を販売しています。停電の際に非常用LPガス発電機を作動させる自動切り替えシステムを開発しました。電力供給が回復した時は自動で発電機が停止し、元の電源に戻る仕組みです。システムの運転テストも定期的に自動で行うように設定してあります。
―コロナ禍での対応については。
テレワークを基本とした柔軟な働き方に転換しました。コロナ禍が収束しても続けていき、全国各地で仕事ができるようにしたいです。 ―新たなビジネスのメディカルファーマシー事業も順調ですね。 高齢化で薬局まで足を運ぶのが困難な人が増える状況に対応し、オンラインで薬を注文して自宅まで届けてもらうサービスの充実を図っています。
―今後の展望をお願いします。
SDGsを意識した取り組みに力を入れ、よりよい職場環境を築きます。自然に優しい企業として、社会課題に対する活動を支援していきます。

〒501-6244 羽島市竹鼻町丸の内八丁目23番地2
TEL.058-391-8800(代)
設立 1995年2月 資本金 9,600万円(内資本準備金1,200万円)
従業員 360人(グローバル)
事業内容 【IT事業】ソフトウェア開発、組み込み開発、インフラ構築【メカトロ事業】新製品開発、搬送装置・工作機械・産業設備の機械設計、電気設計
事業所 東京支社、東北支社、中部支社、埼玉支社、横浜支社、千葉支社、北海道支社、九州支社、メディカルファーマシー事業部(おおがき南調剤薬局、FC1店舗[北九州市])、大阪支社(2023年春開設予定)
グループ会社 西安明徳軟件有限公司(西安、深セン)