岐阜・柳ケ瀬のロイヤル劇場でクラウドファンディングを募集。返礼には「上映作品の選定権」なども
岐阜市・柳ケ瀬商店街にある名画座、ロイヤル劇場。
全国でも唯一無二の、常設上映している35ミリフィルム専門映画館ながら、老朽化により存続が危ぶまれている現状を乗り越えるため…
クラウドファンディングをスタートします!
目次
【ロイヤル劇場】思いやるプロジェクト
半世紀余りにわたって、映画ファンや街の人たちに愛されてきた岐阜市・柳ケ瀬商店街にある名画座であるロイヤル劇場は、全国でも唯一無二の、常設上映している35ミリフィルム専門映画館ながら、老朽化により存続が危ぶまれています。この先もロイヤル劇場が映画文化の発信拠点として在り続けるために、ご支援を募るクラウドファンディングをスタートします。
合い言葉は「ロイヤル、オモイヤル」。
35ミリフィルム専門常設上映館【ロイヤル劇場】の存続に向けて、映画文化を思いやる地元の街と岐阜新聞映画部で始まったプロジェクトです。
90年代のシネコン・ラッシュにも、2000年代からのデジタル化の波にも流されず、「35ミリフィルム専門常設上映館」として唯一無二の存在を放つロイヤル劇場が老朽化により失われようとしています。映画業界にとって最後の秘境であり、映画ファンや地元住民にとって愛すべき昭和遺産の存続に向けて、皆様のご支援を募るクラウドファンディングをスタートします。
応援支援金の使い道について
集まった応援支援金は、ロイヤル劇場が長く存続するための設備費や映画文化が息づく柳ケ瀬での企画運営費にあて、多くの皆様にその価値や楽しさをお届けしたいと考えています。
柳ケ瀬は、昭和時代には「柳ブラ」、美川憲一のヒット曲「柳ケ瀬ブルース」で知られ、映画の街とともに一大繁華街として隆盛を誇りました。平成時代には多くのデパートや百貨店が撤退し寂しくなったものの、令和時代になり空き店舗がどんどんリノベーションされ、サンデービルヂングマーケット等の定期市が開催されるなど、かつての柳ケ瀬とはまた違う元気な柳ケ瀬として生まれ変わろうとしています。柳ケ瀬のシンボル「ロイヤル劇場」もまた、かつてのような多くの人が行き交う場所になるように若手クリエイター等とコラボして、時代の流れとともに進化できるように歩んでいきます。
35ミリフィルムとは
映画のフィルムには8ミリ、16ミリ、35ミリ、70ミリという種類があり、これらはフィルムの幅を表しています。写真のフィルムと同様に、この幅が大きければ大きいほど、より鮮明に、より多くの情報を記録することができます。IMAXは70ミリフィルムが用いられていますが、大きいとフィルム自体の価格や現像にかかる費用が高価になったり、またそれ専用の機械も用意しなくてはいけません。映写機が発明された頃、フィルムのサイズはまだ統一されていませんでした。しかし、1909年に国際規格として35ミリのサイズが認定されると、その価格と画質のバランスから広く普及するようになりました。
35ミリフィルムによる上映は、1895年に始まって以来100年以上に渡って継続されてきましたが、世界的に2006年頃から上映のデジタル移行が本格化し、映画産業の縮小に対する合理化の流れからDCP(Digital Cinema Package)が35ミリフィルムに替わるものとして劇場上映のスタンダードとなりました。今ではほとんどの映画館でDCPによる上映が採用されています。
返礼品(一部紹介)
①クラファン限定オリジナルTシャツ
クラシカルなロイヤル劇場のロゴが入ったクラファン限定のオリジナルTシャツです。ロイヤルビル内の「ペンギンブーツ+」さんに製作していただきました。
②クラファン限定オリジナルトートバッグ
ロイヤル劇場の開館年を大きくデザインし、裏側には劇場ロゴが入ったクラファン限定のオリジナルトートバッグです。ロイヤルビル内の「ペンギンブーツ+」さんに製作していただきました。
③劇場座席ネームプレート
お名前が記載されたネームプレートを、ロイヤル劇場の座席に取り付けます。ロイヤルビル内の「四角商店」さんに製作していただきました。
※座席取り付けではなく、お手元に置いておきたい方には、郵送も承ります。
④ロイヤル劇場大応援パック
「クラファン限定オリジナルTシャツ」+「クラファン限定オリジナルトートバッグ」+「劇場座席ネームプレート」に加えて、「ロイヤル劇場映画講座(映写体験有)参加券」が一つのセットになったお得なパックです。
※「ロイヤル劇場映画講座(映写体験有)」は、ロイヤル劇場を会場に、年2~3回ほど開催いたします。所要時間は1時間程度です。岐阜土地興業・磯谷さんを講師に、ロイヤル劇場とそれに紐づく映画の歴史を学び、柳ケ瀬を散策、最後は映写室の見学(映写体験有)を行います。講座日程等は追って調整させていただきます。
⑤35ミリフィルム上映作品の選定
あなたの思い出の映画、もう一度観たい映画、ベストワン映画などで35ミリフィルムが現存する場合、劇場スタッフがフィルムを取り寄せ、その作品をロイヤル劇場で1週間限定上映いたします。期間中はロイヤル劇場上映の映画が見放題となります。
※フィルムが見つからない場合はご希望の作品での上映が叶わない場合がございます。その場合は再度リクエストをいただきます。※上映日程は要調整です。
概要
■企画名:【ロイヤル劇場】思いやるプロジェクト~ロイヤル、オモイヤル~
■開始日:2023年9月22日(金)予定
■使用サービス:KASSAI(カッサイ)
■プロジェクトHP:https://gifunpmovieclub.kas-sai.jp
お問い合わせ
岐阜新聞社東京支社(東京都中央区銀座8-16-6 銀座ストラパックビル2階)
担当者:後藤(090-7308-2487)・本間(080-6979-7719)(k-honma@gifu-np.co.jp)