岐阜乗合自動車株式会社|代表取締役社長 瀧修一氏 80周年事業、学生らと共創

-昨年を振り返って。
新型コロナウイルスの流行「第7波」が大きく影響しました。コロナに振り回された1年でしたが、上期(4~9月)を見ますと、売上高はコロナ前の8割程度で着地できました。需要に合わせ、春と10月にダイヤ改正を行うなど、きめ細かく増収と効率化を図りながらコロナ禍に適応した経営を展開してきました。9月からは岐南町のコミュニティバスを受託することができたので、安全安心を第一に努めていきます。 -観光消費の動向はどうですか。 県民割や全国旅行支援により、多くのお客さまに利用してもらえました。事業の延長や開始の発表が直前だったこともあり、苦労もありましたが、しっかりと対応することができました。
-SDGsの取り組みは。
昨年にSDGsの取り組みを公表しました。今年は健康経営を一層推進していきたいです。またEVバス2台の導入を予定しています。まずは一般バス路線で導入し、動向を見ながら増車も考えていきます。
-2023年は創立80周年の節目の年になります。
コロナ後の将来を描く時期にきています。10年先、20年先の100周年を見据え、経営戦略の骨格づくりを進めています。私から方向性を示し、若手社員を中心に考えています。本業の乗合事業は盤石なものとし、貸切事業と高速事業を活力の部門に位置付けて利益体質をつくっていきます。幅広いバス事業の中で、当社の役割は何か、できる事業を探っていきます。
-80周年の記念事業については。
4月21日が創立日になります。公募によるマスコットキャラクターの制作をはじめ、学生たちとコラボしたラッピングバスのデザインや旅行商品の開発を進めています。当社に親近感を持ってもらえるとうれしいです。引き続き地域の皆さんの生活向上と社会の発展に寄与していきます。

〒500-8722 岐阜市九重町4丁目20番地
TEL.058-240-8800
設立 1943年4月21日
資本金 1億円
従業員数 635人(2022年9月30日現在)
事業内容 一般乗合旅客自動車運送事業、一般貸切旅客自動車運送事業、旅行業、不動産事業 事業所 柿ヶ瀬営業所、岐阜西営業所、高富営業所、各務原営業所、岐南営業所、美濃営業所、関営業所、名古屋営業所、岐阜バスターミナル、関シティターミナル、団体営業支店
関連会社 ◎華陽オートテック株式会社