勉強に集中する方法10選!あなたの「はかどらない」を解消
学校のテスト勉強や資格の勉強など、学生や社会人問わず、勉強をする機会は多くありますが、勉強に集中できない現状に不安を抱いたり、得られる結果が心配になったりする人もいるでしょう。
勉強に集中できない原因や解決策を知れば、勉強に集中できて良い結果を出せるようになるかもしれません。
勉強に集中する方法を10選ご紹介するため、ぜひ日々の勉強方法のご参考にしてください。
勉強に集中できない原因は
勉強に集中できないと、せっかく勉強に数時間かけたとしても、あまり身についていないということになりかねません。
勉強に集中できない原因は、環境や日々の生活にあると考えられます。勉強に集中できない3つの原因を解説します。
周りのものに誘惑されてしまっている
家で勉強する場合、スマホやテレビ、漫画やゲームなど、誘惑されるものが多々あり、集中できなかったり、途中で集中力が切れたりする原因になります。
しかも、一度誘惑に負け、スマホでSNSや動画を見たり、ゲームをやったりすると、あっという間に数時間経過して、再度勉強する気がなくなり、「明日やろう」と先延ばしにすることもあるでしょう。
生活習慣が乱れてしまっている
生活習慣の乱れは、集中できない原因のひとつとして挙げられます。例えば、寝不足状態が続くと脳が十分に休めていないため、日中眠気に襲われたり、勉強に集中できなかったりします。
睡眠不足には、運動の習慣も関係があります。日常的に身体を動かす習慣がないと身体が疲れないため、なかなか寝付けません。質の良い睡眠につながらず、疲労がとれないと考えられます。
過度な長時間など時間配分が上手くいっていない
勉強時間が過度に長くなりすぎたり、休憩を適切に取らなかったりすると、集中力が途切れる原因になるでしょう。
人間の集中力は、長くても90分といわれているため、たくさん勉強しようと思って120分や150分など勉強時間を長く設け、休憩を挟まなかった場合、集中力が続かず、勉強の能率が下がる恐れがあります。
集中するには?「環境を整える」方法5選
勉強に集中するには、集中力を維持できる環境を整えることが大切です。
勉強に集中できる環境を整える方法を5つご紹介します。
スマホなどは手の届かないところに
スマホや漫画、ゲームなど、誘惑してくるものは手の届かないところに置くようにしましょう。
勉強をしているときにスマホや漫画などが目に入ると、つい手に取ってしまい、勉強から長時間離脱することになりかねません。
そのため、スマホなどはそもそも視界に入らない場所に移動させたり、スマホの通知が気にならないように電源を切って引き出しの中にしまったりすると、集中できる環境になります。
部屋を整理整頓してみる
勉強部屋は、整理整頓してすっきりさせておくと、勉強に集中できるかもしれません。
勉強部屋が散らかっていると、さまざまな物が目に入り、普段は気にならない物でも興味が湧いたり、片付けたいという気持ちになったりする恐れがあります。
そのため、日頃から物の置き場所を決めておき、使ったら元の位置に戻したり、そもそも勉強部屋に多くの物を置かないようにしたりすると、勉強に集中できる環境になるでしょう。
気にならないぐらいの音楽やBGMを
勉強中は、集中力を阻害しないくらいの音楽やBGMをかけると、脳がリラックスしたり、刺激されたりして集中力が上がる可能性があります。
例えば、好きな音楽やヒーリング音楽を聞くと、やる気が高まったり気持ちが落ち着いたりして、集中しやすくなると考えられます。音楽を雑音として流し、その音を消すために集中するという方法もあるでしょう。
音楽の歌詞が気になってしまうという人は、自然音やサントラなど、歌詞のない音楽をかけるといいかもしれません。勉強中に集中できる音楽は人によって異なるため、自分が集中しやすい音楽をかけることをおすすめします。
食事の際は満腹を避ける
勉強前の食事は、満腹を避けて腹八分目で抑えましょう。
勉強前の食事を満腹まで食べると血糖値が上がるため、集中力が低下したり、眠気に襲われたりして勉強の能率が下がると考えられます。
一方で、お腹を空かせたまま勉強をしようと思っても、空腹が気になって勉強に集中できない恐れがあるため、適度な量の食事をとることが大切です。食事までに時間がある場合は、休憩時に甘いものを食べて脳に必要な糖分を摂取しましょう。
部屋の温度は適温に
勉強部屋の温度は、18度から25度を目安にすると、適温となり集中しやすくなるかもしれません。
部屋の温度は、寒すぎても暑すぎても勉強に集中できなくなるため、適温に設定することが重要です。適温は自分の体感温度によっても変わってくるため、冷暖房器具を活用しながら最適な室温を見つけましょう。
部屋の家具のレイアウトによっては、日光が当たる位置に机があり暑かったり、窓の近くに机があって寒さを感じたりということも考えられます。より最適な室温で勉強できるように、家具の位置も検討することをおすすめします。
集中するには?「勉強方法に一工夫加える」方法5選
勉強方法に一工夫加えると、集中力を切らさずに勉強できる可能性があります。
勉強に集中できるように、ご紹介する5つの方法を試してみるといいでしょう。
時間を決めて勉強に取り組む
時間を決めて勉強に取り組むと、集中力を持続できるかもしれません。前述のように、人間の集中力は長くても90分のため、90分を一区切りとして間に10分ほどの休憩を入れ、繰り返すとメリハリがつき、集中して勉強に取り組める可能性があります。
ポモドーロテクニックを取り入れることもおすすめです。ポモドーロテクニックとは、25分の作業、5分の休憩を4回繰り返し、30分ほどの長めの休憩を取るというサイクルを回して、生産性を上げる時間管理術です。
ポモドーロテクニックは、仕事のタスクに取り組む際にも活用されている方法のため、能率的な勉強の実現にも役立てられるでしょう。
ルーティンを設定してみる
勉強する前のルーティンを設定してみると、ルーティンを実施することにより勉強モードに切り替えられるでしょう。
例えば、庭を一周したら机に向かう、コーヒーを飲んだらテキストを開く、ストレッチをしたら勉強を始めるなど、勉強前のルーティンを習慣化すると、自然と勉強に集中しやすくなるかもしれません。
ルーティンが難しいものの場合、実施することが億劫になる恐れがあるため、気軽に取り組みやすいものにすることをおすすめします。
勉強する環境や内容を変えてみる
集中しやすい環境に身を置くことも、能率の良い勉強のために効果的です。例えば、自分の部屋で集中できない場合は、自宅のリビングに場所を移したり、図書館やカフェに行って勉強したりすると、集中力が高まる可能性があります。
図書館の場合は、ほかにも勉強している人がいるかもしれないため、「自分も頑張ろう」と思えてモチベーションが上がったり、ほどよい緊張感に身を置けたりして、勉強の意欲向上につながるでしょう。
勉強する内容を変えることもおすすめです。同じ教科ばかりを勉強していると、飽きて集中力が切れる恐れがあります。そのため、決めた勉強時間ごとに勉強する科目を変えると、新鮮味を感じて集中できるかもしれません。
こまめな目標設定を意識する
勉強に取り組む際には、目標をこまめに設定すると、目標達成のために集中できる可能性があります。
例えば、「今日中に英語のテキスト100ページ終わらせる」と目標を大きく掲げ、やみくもに取り組んだ場合、時間配分が上手くいかず、あまりページ数も進まなくて勉強の意欲が下がる恐れがあるでしょう。
一方で、「3時間で英語のテキスト15ページ進める」と目標を掲げ、「1時間で5ページずつ進める」などと目標を細分化できれば、無理なく取り組めたり、目標の達成感を得られたりして、集中しながら勉強できるかもしれません。
適度な休憩を取りながら取り組む
勉強をする際には、適度な休憩を挟むと疲労の解消につながり、新たに集中力をもって勉強に取り組める可能性があります。
集中できないまま勉強を続けていても知識として定着せず、せっかくの勉強時間が身にならなかったということになりかねません。
そのため、何分勉強したら何分休憩するというように、休憩するタイミングや時間を決めておくといいでしょう。
まとめ
勉強に集中するためには、スマホや漫画など、気になるものや興味のあるものを手の届く場所に置かないことや、部屋の温度を適温にすることなどが大切です。
環境面だけでなく、勉強時間と休憩時間や、ルーティンを設定するなどの工夫を加えることでも、勉強に集中できる可能性を高められます。
勉強する際に集中力が途切れてしまうと悩んでいる人は、ぜひご紹介した方法を実践してみましょう。
エンモジ
記事執筆や校正など文字に関わる仕事を幅広く行う元金融業のフリーライター。静岡県在住だけど岐阜県も大好き。戦国武将の推しは斎藤道三。(ブログ:https://enmojilaboblog.com/)