株式会社アラビア産業 | 代表取締役社長 吉田勝利氏 地域密着で愛される店舗運営

―昨年、注力してきたことは。
当社は長年、携帯電話の2次代理店を展開してきましたが、5年前にグループ会社として株式会社A・Ⅰ・Cを設立し、通信事業者と直接契約を結ぶ1次代理店の店舗拡張に尽力してきました。特に昨年は、岐阜県内の店舗展開に重点を置くドミナント戦略に舵を切り、県内19店舗のソフトバンク・ワイモバイルショップを運営。その結果、県内シェアは3分の1を占めるまでになり、昨年は全国のソフトバンク代理店が機種変更件数などを競うコンテストで、運営規模25~50店舗のグループにおける総合部門1位を獲得することができました。またドコモについては、法人営業部隊を強化し、地域企業のお役に立てるよう努めています。
―昨年はイオンモール土岐にも出店されました。
ソフトバンク代理店としての大型商業施設出店は、長年抱いてきた目標でもありました。そこで今回は、お客さまがより気軽に入店していただけるよう、約210平方メートルと地域最大規模の店舗を新設しました。こうした機会を得られたのも、地域密着のドミナント戦略を追求してきた成果だと感じています。
―今年の抱負をお願いします。
今後もお客さまに愛される店舗づくりに注力し、県内のソフトバンク販売シェア40%を目標にしたいと考えています。近年は、携帯電話の使い方などの相談に訪れるお客さまも増えており、そうしたニーズにも細やかに対応し、信頼される店舗を目指します。 また現在、男女問わず育休を取得する社員が増えていることから、出産を機にショップスタッフから短時間勤務が可能な事務職やスマホ教室講師などに配置換えをするなど、働きやすい職場環境の整備にも注力しています。A・I・Cには、来年度中に若手社員を社長に登用し、若い世代の活躍も後押ししていきたいと思います。
