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投稿者:

ZYAO22編集部

岐阜県のおすすめの鍾乳洞6選!行くときの注意点もあわせて紹介

「鍾乳洞ってどんなところ?」
「白川郷や飛騨高山以外で人気の岐阜県の観光スポットを知りたい」
鍾乳洞は、その美しさや珍しさから全国各地で人気の観光スポットになっていますが、岐阜県には鍾乳洞が多く存在しているのをご存じでしょうか。

 

本記事では、鍾乳洞のでき方などの基礎知識に加えて、岐阜県でおすすめの鍾乳洞6選、さらに鍾乳洞に行くときの注意点を紹介しています。

 

この記事を最後まで読むことで、鍾乳洞の魅力を深く理解することができます。また、岐阜県でおすすめの鍾乳洞の見どころや特徴を紹介しているため、足を運びたくなる鍾乳洞が見つかるでしょう。

 

この記事を参考に、岐阜県に訪れた際には、太古のロマンを感じさせてくれる鍾乳洞観光をぜひ楽しんでください。

鍾乳洞とは?

鍾乳洞とは、石灰岩地域にできる、鍾乳石がある洞窟のことです。

 

鍾乳石は、天井からつらら状に垂れ下がっているものや、地面から筍のように伸びているものなど様々な形があります。

 

鍾乳石に含まれている放射線を発する物質の放射線量を測ると、鍾乳洞ができた時期が予測できるため、鍾乳洞は地球の歴史そのものといえるでしょう。

鍾乳洞のでき方

鍾乳洞は石灰岩地域にしか作られません。

 

石灰岩とは、海底で珊瑚や大昔の生物の殻などが蓄積してできたものです。そこへ土壌の中や空気中の二酸化炭素を含んでわずかに酸性になった雨水が、岩の割れ目などから入り込んで徐々に岩を溶かしていき、地下に小さな空洞が作られます。

 

空洞は、地下水によって、削られたり溶かされたりして、長い年月をかけ広がっていきます。

 

このときに、石灰岩が溶け出した水が天井からぽたぽたと落ちて、溶かされた石灰分が再び結晶化したものが鍾乳石です。鍾乳石は環境にもよりますが、100年の間に1cm程度しか成長しないとされています。

 

このように、長い年月をかけて鍾乳洞は作られていきます。

鍾乳洞が涼しい理由

地表の温度を変化させる大きな要因は、太陽の光や大気の流れです。しかし、鍾乳洞は地中にあり、太陽や大気の影響を受けにくいため、1年を通してほぼ一定の温度に保たれています。

 

そのため鍾乳洞の中は、夏は涼しく冬は暖かいといわれています。特に、夏の暑い時期は薄着の場合も多く、より涼しく感じられるでしょう。

岐阜県のおすすめの鍾乳洞6選

日本のほぼ真ん中に位置する岐阜県の観光スポットといえば、伝統的な建造物が立ち並ぶ高山市や白川郷、日本の名湯と名高い下呂温泉などを思い浮かべる方も多いでしょう。

 

しかし、岐阜県には、太古からゆっくりと時間をかけて作られてきた鍾乳洞も数多く存在しており、ファミリーやカップルで楽しめる人気の観光スポットになっています。ひとくちに鍾乳洞といっても特徴や見どころが異なり、自然が作った神秘的な光景を楽しめるのが鍾乳洞の魅力です。

 

ここでは、岐阜県のおすすめの鍾乳洞を6つ紹介します。

1:美山鍾乳洞

最初に紹介する美山鍾乳洞は、世界でも珍しいタテ穴の鍾乳洞です。開発の際も人工の手を加えることなく、岐阜県郡上市の天然記念物に指定されています。

 

一般観光洞の他に、照明のない洞窟探検専用の鍾乳洞があり、ヘッドライトの明かりを頼りに探検するケイビングも人気です。また、美山鍾乳洞のある岐阜県郡上市は食品サンプルで有名な街のため、食品サンプル作りも体験できます。

 

下呂温泉まで車で約45分のため、鍾乳洞観光のついでに温泉を楽しむのも良いでしょう。

2:飛騨大鍾乳洞

飛騨大鍾乳洞は、奥飛騨温泉郷と飛騨高山の中間あたりにある、全長約800mにも及ぶ鍾乳洞です。標高900mに位置し、観光鍾乳洞の中では高い場所にあります。

 

鍾乳洞以外にも、飛騨大鍾乳洞の発見者である大橋外吉氏が集めた、世界の美術品や装飾品など約1000点が展示された大橋コレクション館や、日本酒・焼酎・ワインを低温貯蔵した洞窟低温貯蔵酒造など、見どころがいっぱいです。

 

また、飛騨大鍾乳洞の周辺には、福地温泉・新平湯温泉・平湯温泉などがあり、温泉も楽しめます。

3:大滝鍾乳洞

大滝鍾乳洞は、総延長約2kmに及ぶ東海地区最大級の鍾乳洞です。現在公開されているのは鍾乳洞が発達した約700mの通路のみですが、洞内最深部には落差30mの地底滝があり、そこから豊富に湧き出る水により、今なお鍾乳石が成長しています。

 

釣り堀や木製のケーブルカーなど、鍾乳洞以外にも楽しめるポイントがあり、家族連れにもおすすめです。また、宿泊施設は、ホテル郡上八幡や郡上八幡レインボーオートキャンプ場などが近くにあります。

4:縄文鍾乳洞

大滝鍾乳洞の近くにある縄文鍾乳洞は、東西100m・南北55m・高低差55mの範囲に、7層にも渡って形成されている多層迷路型の鍾乳洞です。上部の広間には、縄文早期から弥生時代に至る先住民の住居跡になっており、土器や炉の跡、人骨などが見つかっています。

 

また、鍾乳洞内の照明が消され、真っ暗の中懐中電灯の明かりだけで洞窟探検ができるミステリーツアーも随時開催されているため、気になる方はチェックしてみましょう。

 

時間に余裕がある場合は、少し足を延ばして長良川鉄道・みなみ小平温泉駅の子宝の湯でのんびりするのもおすすめです。

5:関ヶ原鍾乳洞

岐阜県不破郡関ヶ原町にある関ケ原鍾乳洞は、約20分で見学ができる小規模の鍾乳洞です。見学路は塗装路で階段がなくほぼ平坦のため、車いすやベビーカーで通れるのも嬉しいポイントです。

 

鍾乳洞内は鍾乳石だけでなく、古代の化石やニジマスが泳いでいるのを見ることができます。また、車で約30~40分の距離に池田温泉や南濃温泉があり、立ち寄り湯も楽しめます。

6:郡上鍾乳洞

郡上鍾乳洞は、以前まで、油石洞と呼ばれていました。

 

水深数mの地底湖が複数あり、それらが水路として繋がっていて、まるで地下運河のような様相を見せています。鍾乳石はあまり発達していませんが、郡上鍾乳洞群の中では水量が多く、他の鍾乳洞とはまた違った趣きです。

 

また、飛騨グルメと創作バイキングを楽しめる大江戸温泉物語・下呂新館が車で約35分のところにあるため、ゆっくりと温泉に浸かって日頃の疲れを癒すのもおすすめです。

鍾乳洞に行くときの注意点

ここでは、鍾乳洞を安全に楽しむために知っておきたい4つの注意点を紹介します。鍾乳洞は、気が遠くなるくらいの長い歳月をかけて作られた神秘的な空間の洞窟です。

 

最初から最後まで鍾乳洞を楽しむためにも、注意点はしっかり踏まえておきましょう。

汚れても良い服装で行こう

観光用の鍾乳洞内は、歩きやすく整備されています。しかし、急勾配や狭い道であることも多く、洋服が汚れてしまう可能性もあるため、鍾乳洞は汚れても良い服装で行きましょう。

冷え対策に羽織ものを用意する

鍾乳洞の内部は1年を通してほぼ一定の温度に保たれており、外気温の影響が少ないため、夏は涼しく、冬は暖かいと感じます。しかし、全国の鍾乳洞の温度が全て同じくらいということではなく、0℃~18℃くらいと様々です。

 

外気温に合わせて薄着で行く場合は、冷え対策として羽織ものを用意しておきましょう。

靴は歩きやすいスニーカータイプがおすすめ

鍾乳洞の中は暗く、足元が水などで濡れて滑りやすいうえ、階段や段差を上ったり下りたりすることが多くあります。そのため、なるべく動きやすい格好にまとめるようにしましょう。

 

滑りやすく歩きにくいサンダルやヒールのある靴は避けて、歩きやすいスニーカータイプを選ぶことをおすすめします。

両手が空くバッグがベター

足場が不安定な鍾乳洞の中では、階段や段差も多いため、手すりを使う機会が多くなります。

 

両手を使って快適に行動できるように、ショルダーバッグやリュックなど、両手が空くバッグがおすすめです。

岐阜県にある鍾乳洞で神秘的な空間を体験しよう

今回は、岐阜県でおすすめの鍾乳洞を紹介しました。

 

子供だけでなく大人も洞窟探検気分を味わえる鍾乳洞は、ファミリーやカップル、グループで楽しめる人気の観光スポットです。岐阜県の鍾乳洞の近くには温泉や宿泊施設が多くあるため、鍾乳洞観光のついでに立ち寄ってみても良いでしょう。

 

岐阜県に訪れた際は、ぜひ鍾乳洞まで足を運んでみてください。

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