明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

地頭がいい人の特徴10選。地頭を良くするための方法・習慣も紹介。

「頭がいい」とは別に、「地頭がいい」という褒め言葉を聞いたことはありませんか?この2つには一体どのような違いがあるのか、疑問に思ったことのある人もいるのではないでしょうか。

 

今回の記事では「地頭がいい」ことの意味やメリット、「地頭がいい人」の特徴、さらには地頭の鍛え方までを網羅していきます。

 

「地頭がいい」とは

「頭のいい人」と聞くと、学校の成績が良かったり、偏差値の高い大学を卒業している人を思い浮かべるかもしれません。しかし「地頭がいい人」の中には、学校の成績が悪かった人も、学歴が低い人もいます。

 

「地頭がいい」は、「自分でものを考え、問題を解決する力がある」と言い換えられます。学校での勉強は不得意だったが、ビジネスの世界で成功しているという人は、地頭がいいケースが多いでしょう。

 

「地頭」の読み方と意味

地頭は「じあたま」と読みます。「ちあたま」や「じとう」ではありません。

 

地頭は「頭の素地」、つまり「その人が生まれつき持っている頭の良さ」という意味で、試験対策の暗記や経験で身につく処世術とは違います。

 

「IQ」・「EQ」との関係

「地頭がいい」というのは、論理的思考能力を表すIQ(知能指数)と、発想の柔軟性を表すEQ(心の知能指数)の両方が高く、またバランスが取れている状態のことです。

 

IQが高ければ学校のテストには役立ちますが、コミュニケーション能力が伴っていなければ実社会で成功することは難しくなります。

 

地頭がいい人の10の特徴

それでは具体的に「地頭がいい人」にはどんな特徴があるのでしょうか。ここでは地頭がいい人の特徴を詳しく紹介していきます。自分や周囲の人に当てはまっている項目があるか、チェックしてみてください。

 

1. 頭の回転が速い

地頭がいい人は情報処理とアウトプットにスピード感があります。そのため、周囲に「頭の回転が速い」という印象を与えます。

 

これは地頭がいい人のIQとEQの高さとバランスの良さに起因していると考えられます。論理的思考能力で入ってきた情報を整理・分析し、柔軟な発想で適切な文脈に落とし込み発信できるためです。

 

2. 応用力があり機転が利く

地頭がいい人は、経験したことのない状況に直面しても動じません。持ち前の発想力でこれまでの経験や知識を上手に応用し、問題の解決策を導きます。脈絡のない材料から美味しい料理を作るプロセスに似ているかもしれません。

 

雰囲気や状況から相手のニーズを先読みすることも得意なので、機転が利く人という印象を与えることも多いです。

 

3. 理解力が高い

地頭がいい人は新しい情報が入ってくると、その成り立ちを論理的思考で分析し、知識として頭の引き出しに分類し、的確な状況でアウトプットできます。これが理解力が高いという評価に繋がります。また、新しい情報に対して身構えずに理解しようという姿勢があることも重要なポイントです。

 

4. 人に教えたり解説したりするのが上手い

誰かと話していて、「この人の教え方は分かりやすい」「話がスルスル頭に入ってくる」と感じたなら、相手は地頭がいい人である可能性が高いでしょう。

 

3で述べたように、地頭がいい人は理解力が高く、知識をしっかり整理整頓できています。そのため人にそれを伝える際に理路整然と話すことができるのです。

 

また地頭がいい人は想像力が豊かな人が多いため、例え話や比喩が上手な傾向があります。

 

5. 発想力・アイデア力が高い

地頭がいい人は、人と違う考え方をすることを恐れません。むしろそれが楽しいと感じています。

 

例えば他の人が決まったマニュアルに沿って仕事をしていても、もっと効率のいい別の方法があるのでは、と考えます。

 

その結果、周囲をあっと言わせるような斬新なアイデアを生み出すことも多々あります。

 

6. 根拠のある自分の意見を持っている

地頭がいい人は知的好奇心が強く、日頃から「Why型思考」(原因と結果の検証)をする習慣があります。この積み重ねで、あらゆる現象に対して自分の意見を述べることができます。

 

その場の思いつきではなく、仮説検証の積み重ねによりしっかり説得力のある意見であるため、周囲の人から一目置かれることになります。

 

7. コミュニケーション能力が高い

円滑なコミュニケーションには相手への思いやりが大切です。「思いやり」は言い換えれば、共感力を働かせ、相手の視点や立場を想像することです。地頭がいい人の共感力や想像力は、コミュニケーション能力の高さと密接に結びついています。

 

8. 物事を客観的に捉えることができる

地頭がいい人は物事をさまざまな視点から見ることができます。ひとつの課題に対して視点A、B、Cを用意し、どれかひとつに思い入れをすることなく冷静に比較します。その結果、直面している状況に最も適していると考える解決策を導きます。

 

9. 物事の本質を見抜くのが上手い

Why型思考が身についている地頭がいい人は、一見もっともらしく聞こえる嘘を見抜いてしまいます。また質問も上手なため、何かを誤魔化したい人や嘘をついている人の痛いところを突く質問をして、真実を暴いてしまいます。

 

10. 本を読む習慣があり、教養がある

Why型思考が身についている地頭がいい人は、知的好奇心が旺盛です。そのため新しい知識や視点を求めて習慣的に読書をします。読書以外にもさまざまな分野に興味を持っているため、話の引き出しが多い傾向があります。

 

そのせいか、現職とはまったく別分野の仕事に興味を持ち、その道を極めて成功する人が多いのも、地頭がいい人に見られる特徴です。

 

地頭がいいと仕事でこんな風に役に立つ

これまで地頭がいい人の特徴を見てきましたが、地頭の良さは具体的に仕事のどのような場面で役に立つのでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。

 

業務の効率・スピードが上がる

地頭がいい人は、脳のワーキングメモリ(作業記憶)が強い傾向があります。ワーキングメモリが強いと、短い時間に心の中で多数の情報を保持し、同時に処理することができます。

 

例えば、居酒屋で料理を別々のテーブルに運びながら、何人ものお客さんの注文を取り、厨房に伝えるという作業をテキパキこなす店員さんは、ワーキングメモリが強いと言えます。

 

こうした作業はある程度練習を積めばできるようになることもありますが、地頭がいい人は即座に苦もなくこなしてしまいます。

 

情報収集・情報処理の精度が上がる

地頭がいいと、解決に必要な情報を効率良く収集することができます。例えばインターネットで調べ物をする際に、短時間で有用な情報を見つけることができます。これは抽象的な概念を言語化するのが上手く、キーワード設定が鋭いためです。

 

複数人が参加する会議で、参加者からの様々な意見を上手にまとめ、解決に導ける

ワーキングメモリが強いため、複数の人の発言をしっかり記憶しながら、最終的な結論を導けます。「10人の話を同時に聞いてそれぞれに答えた」という聖徳太子は、地頭がいい人だったのでしょうね。

 

業務の本質を正確に理解し実行に移せる

地頭が良く理解力が高いと、自分に求められていることを正確に把握し、無駄な作業に時間を取られることなく業務をこなすことができます。この長所は、段取りの良さとも密接に関わっています。

 

様々な視点からビジネスのアイデアを思いつける

ニュートンが木から落ちるリンゴを見て万有引力を発見したように、日常の思いがけない出来事からビジネスに役立つ閃きを得ることができます。地頭がいい人は常に「思考の発散」(法則や論理を見つける前の段階)の状態にあるのでしょう。

 

同僚や仕事仲間との連携がとりやすい

地頭がいいと、同僚とスムーズにコミュニケーションをとることができ、仕事での連携がとりやすいという印象を与えます。反面、相手との間に波風を立てずに境界線を引くのが上手で、テイカー(奪う人)に搾取されることもありません。そのため、同僚と健全な関係を築くことができます。

 

地頭がいい人になるための方法・習慣

地頭がいいと良いこと尽くしなのは理解できても、「今からそんな超人になれるわけがない」と思っていませんか?しかし諦める必要はありません。地頭の良さは、成人してからもある程度鍛えることができます。まずは、次のような方法・習慣を試してみてください。

 

物事の理由・原因を常に考える

毎日何気なく目にしている、当たり前の現象に対しても疑問を持ち、それが起こる理由や原因を考える癖をつけましょう。「どうして?」を突き詰めていくと、思いがけない閃きに繋がることもあります。

 

納得がいくまで詳しく調べる

見慣れないものや聞きなれないことに行き当たったとき、特に調べもせずに流していませんか?地頭を鍛えるには、周囲の事象を自分で説明できるようになるまで詳しく調べることが大切です。

 

様々な角度から物事を考える

地頭がいい人のような考える力をつけるために、様々な角度から物事を考えてみましょう。それにはアート系映画の鑑賞が良い訓練になります。登場人物たちの微妙な感情表現や、小物などによる仄めかし、目立たないように散りばめられた伏線などから映画の真意を探ることで、多角的な視点を鍛えることができます。

 

多くの人とコミュニケーションをとる

地頭がいい人のように客観的に物事を考えられるようになるためには、自分以外の人の考え方や価値観を知っておくことが欠かせません。特に自分と属性(年齢、仕事、教育といった背景)が違う人と話をすると、客観性の獲得に役立つでしょう。

 

まとめ

ここまで「地頭がいい人」の特徴や役に立つ場面、地頭の鍛え方などを紹介しました。ここまで読んでいただいた方にはわかるように「地頭」とは必ずしもすべてが先天的な才能によるものではなく、努力によって鍛えられる部分もあることが分かったのではないでしょうか。

鍛えられる範囲で地頭を良くして、仕事や日常などのあらゆる場面で役立てるようになっていきましょう。

イチオシ記事