明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

エビデンスとは|意味や重要視される理由、業界別の使い方の違いをわかりやすく紹介します。

ビジネスの場だけでなく、メディアでも「エビデンス」という言葉をよく見かけるようになりました。なんとなく意味を知っているという方も多いかもしれませんが、業界や使用シーンによってさまざまな意味を持っているのをご存じでしょうか。この記事ではエビデンスの間違った使い方をしないためにも、言葉の意味について正しく理解できるほか、類義語、業界別エビデンスの例文など詳しく解説します。

エビデンスとは

「エビデンス」は医療現場だけでなくビジネスの場でも一般的なビジネス用語として使われています。まず、ただしく理解するために語源や意味をわかりやすい言い換え方法などを紹介します。

エビデンスの意味

エビデンスは英語のevidenceという外来語で「証拠」「根拠」「裏付け」という意味で使われています。例えば、個人の感想や意見を憶測ではないことを示す「裏付け」となる客観的事実をエビデンスといいます。

わかりやすく簡単な言い換えは?

ビジネスの場で「エビデンス」を発言したときに相手の反応がイマイチと感じたら次のように言い換えると簡単でわかりやすいです。

「資料とデータをエビデンスとして残しておくように」
→「資料とデータを証拠として議事録に残しておくように

「この資料のエビデンスは?」
→「この資料にある内容の根拠や裏付けは?

使うときには「うざい」と思われないように注意

カタカナのビジネス用語はしっかりと使いこなせていれば「仕事ができそう」「かっこいい」という印象を与えますが、知ったかぶりで間違った使い方をしてる、また、何度も繰り返し使っていると「うざい」「しつこい」と思われる可能性もあります。意味と使い方を確認して堂々と対応できるようにしましょう。

エビデンスが重要視される理由

ビジネスの場では曖昧な発言や独断的な判断は信頼に欠けるので、信頼性の高い客観的事実を提示する必要があります。どんな場面でも発言や行動に対するエビデンスが重要です。

ここからはエビデンスが重要視される理由について詳しく解説します。

提案や発言の説得力を上げるため

提案や発言の説得力を上げるために「エビデンス」がなければ相手を動かせないと思って準備する必要があります。「●●だと思います」「●●らしいです」というような発言ではビジネスの場で相手の信用を得るのは難しいです。

説得力のあるエビデンスがあれば、物事がスムーズに進むでしょう。また、証拠を残すことでトラブル防止にも役立ちます。

客観的な視点で考えるため

ビジネスの場では客観的な事実に基づく説得力のあるエビデンスが判断材料として考慮されます。熱意や今まで築いてきた人間関係で物事が進むこともありますが、主観的な視点より客観的な視点で考えるためにもエビデンスは非常に重要です。

エビデンスの類語

エビデンスの意味や重要視される理由、業界別の使い方の違いを解説しました。エビデンスは業界に関係なく幅広い場面で必要になります。正しく理解をし、適切な場面で使い分けることができれば、相手の信頼を得てスムーズに話が進むことでしょう。

エビデンスと似たような意味を持つビジネス用語に

①ファクト(fact)
②ソース(source)
③プルーフ(proof)

があります。これらのビジネス用語の意味を理解し、誤用しないように気をつけましょう。

ファクト(fact)

【ファクト】実際に起こったこと、事実を表す
【エビデンス】事実を証明する、証拠が存在していることを表す

ファクトとエビデンスの関係性は、ファクトを補足するのがエビデンスと言えるでしょう。ファクトは事実のみで、証拠を示すことは含まれていないのがポイントです。

ソース(source)

「その情報のソースは?」などよく聞くと思います。ソースとは情報源、「出どころ」などの意味を表す言葉です。

ソースがわかっていてもその情信に信頼性、正確性がなければエビデンスとしては使用できません。エビデンスはデータや証言に基づいた信頼性が重視されます。

プルーフ(proof)

「プルーフ」は、エビデンスと同様に「証拠」を意味します。しかし、プルーフは「証拠」という意味合いが強く、根拠や裏付けなどの意味は含まれません。プルーフは証明、エビデンスは証拠と言い換えると分かりやすいでしょう。

業界別の意味と使い方

「エビデンス」という言葉は一般的に使われているビジネス用語ではありますが、業界やシーンによって意味が異なります。ここからは「ビジネス」「医療・看護」「IT」業界におけるエビデンスの意味と使い方を解説します。

ビジネスにおける意味と使い方

ビジネスの現場で使う「エビデンス」という言葉は主に、議事録や裏付けとなるデータ、契約書など履歴や記録、形跡などで使います。

●商談で合意した内容を証拠として残すため、記録を取ってきてください
→商談のエビデンスを取ってきてください

●この資料にあるデータの根拠や裏付けは何ですか?
→この資料にあるデータのエビデンスは何ですか?

医療・看護業界における意味と使い方

医療、看護の現場では新しい治療法や薬を開発する際、<mark開発工程における医学的根拠をエビデンスと表現します。>また、<研究中の効果がどれくらいかエビデンスの度合いを示すことをエビデンスレベルといいます。/mark>

●検査や治療法、薬などの医学的根拠が得られている治療方針を決定する
→エビデンスに基づいて治療方針を決定する

●治療法の根拠となる論文や実験データを提示してください
→治療法のエビデンスを示してください

IT業界における意味と使い方

IT業界の現場では、ログやデータ、ファイルなど不具合の発生を示すときや、開発工程でシステムが正常に動作していることを証明するときにエビデンスという言葉が使われます。

●システム不具合のエビデンスを用意して」と言われたら、不具合が生じた時のスクリーン画像など「証拠」の資料を提出する

「エビデンス」の意味を正しく理解してビジネスで活躍を

エビデンスの意味や重要視される理由、業界別の使い方の違いを解説しました。エビデンスは業界に関係なく幅広い場面で必要になります。正しく理解をし、適切な場面で使い分けをして実際のビジネスシーンの中で、自信をもってエビデンスという言葉を使っていきましょう。

イチオシ記事