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投稿者:

ZYAO22編集部

影響力のある人の特徴とは?「影響力の武器」から学ぶ人を動かすための要素を紹介します。

「このインフルエンサーが紹介した商品を使ってみたい」「カリスマが使ってるから安心」などインフルエンサーやカリスマと呼ばれる人たちは、人の心を動かす影響力を持っています。このような影響力はどのように培うのでしょうか。

 

この記事では、影響力がある人の特徴や、ロングセラー書籍「影響力の武器」から人を動かすための要素を解説します。

 

影響力とは

影響力とは、働きかけによって人の心を動かし、考えや行動に変化を及ぼす力のことをいいます。

 

ビジネスの場では、周りの力を借りて仕事を進めることが多くあり、他社の協力がなければ大きな成果を上げることができません。そういう時に、影響力が高い人がいると、働きかけにより「この人に協力したい」と心を動かし、周囲の理解を得やすくなります。

 

影響力を英語で表現すると

SNSやYoutubeなどで影響力がある人を「インフルエンサー」といいますが、影響力は英語で「influence」もしくは「impact」を使うことが多いです。どちらも動詞の意味は「影響する」、名詞の意味は「影響」という意味ですが

 

「influence」~に影響を及ぼす、~するように促す

「impact」:~に影響を与える、強い影響を与える

 

このように少しニュアンスが異なります。

 

「影響力」の言い換え表現

影響力をほかの言葉で言い換えると「権威」「権勢」「威光」「勢威」「偉力」などがあります。

 

影響力の種類

影響力には3つの種類があると考えられます。3つの影響力について説明します。

 

ポジションによる影響力

肩書や役職が持つ影響力のことです。社長や部長、リーダーなどの役職は、部下への指示、決定権を持っています。これがポジションによる影響力です。

 

肩書があるうちは影響力を持っていても、失うとポジションによる影響力はなくなります。

 

人脈・関係性による影響力

人脈は人と人との繋がりを意味します。ビジネスにおいて人脈は非常に重要で、どちらかにだけメリットがあるような関係では人脈はできません。共存、共栄ができる円満な関係を築くというのがポイントになります。

 

言い方を変えると「他人の力を借りる力」になります。自分だけの力ではどうにもならないときに、サポートをしてくれる仲間は、日ごろの良好な関係性による影響力といえるでしょう。

 

個人の力による影響力

「個人が持つ魅力」による影響力です。その人自身の人間性や人柄、経験などで人を惹きつけるパワーのある人のことをいいます。

 

もともと魅力のある人もいますが、今までの努力で培ったものもあるでしょう。周囲からの「信頼」が、「個人が持つ魅力」による影響力に繋がります。

 

影響力のある人の特徴

影響力の種類からわかるように、ポジションによる影響力以外は、パーソナルな部分、人間性が重要ということがわかります。

 

ここからは、具体的にどんな人が「影響力がある人」なのか。影響力のある人に共通する特徴に注目してみましょう。

 

人望があり人気がある

人望があるということは、今までコツコツと積み上げてきたものが周りに認められている証拠です。支持が厚く、「こんな風になりたい」「この人に付いていきたい」と憧れを持つ人も多いことでしょう。

 

影響力のある人は周りから信頼されるだけでなく、人気がある人が多いという特徴があります。

 

コミュニケーション能力が高い

影響力を持つには、人に自分の考えを伝えるだけでなく、相手の意見を聞く、受け入れるコミュニケーション能力も大切です。

 

コミュニケーション能力が高い人は、たとえ相手が自分の気持ちを伝えるのが苦手でも、話しやすい雰囲気を作り、少しずつ心を開いてもらい信頼関係を築くのが得意です。そうすることで、自身のコミュニティも広がっていきます。

 

組織やコミュニティでの貢献度が高い

ビジネスの場では、人間的な魅力だけでは乗り切れません。人間性に加えて、仕事で業績をしっかり残す人が影響力を持ちます。

 

知識豊富でスキルが高い
経験が豊富
実績を残している
時間を守る
仕事にスピード感があり、かつ質も高い

 

このような人は、組織やコミュニティでの貢献度が高く信頼され、影響力を持つことができるでしょう。

 

自己肯定感が高い

自分に自信を持ち、前を向いている、生き生きとしている人は周りも前向きな気持ちにさせてくれます。

 

また、周りを受け入れ、認めるのと同様に自分を大切にし、コツコツと努力を重ねる人は魅力的に見えることでしょう。

このように自己肯定感が高いというのも影響力がある人の特徴です。

 

説得力のある発言ができる

たとえ、人とは違う少数派の意見だったとしても、自信をもって堂々と説得力のある言葉を発する人は、相手に「なるほど」「そういう考えもあるのか」と思わせることができます。話す内容だけでなく、相手に寄り添った話し方やテンポ、語尾を曖昧にせず言い切るだけでも説得力が増します。

 

自分に自信があり、何かしらの結果を残してきた人の言葉にはブレがなく影響力がある人の特徴といえるでしょう。

 

「影響力の武器」に学ぶ人を動かすための6つの要素

人を動かす影響力を手に入れたいという方にお勧めしたいのが、アリゾナ州立大学名誉教授、社会心理学者のRobert B. Cialdini著書の「影響力の武器」です。

 

「思わず買ってしまった」「つい寄付した」など想定外のお金を使ってしまった経験はありませんか?どのように説得され、なぜ望まれた行動をとってしまうのかを心理的に分析し、そこには6つ「影響力の武器」があると説いています。

 

「影響力の武器」とは

ロングセラーになっているRobert B. Cialdini著書「影響力の武器」は、自分の働きかけで相手に気持ちよく動いてもらう方法を学べます。

 

無意識に実行している心理には、影響力の武器となる6つのテーマがあり、「思わず言いくるめられてしまった」ときのメカニズムを理解できるだけでなく、モノを売る心理的テクニックが身に付きます。

また、うっかり言いくるめられそうになった時の対処法も学べる1冊です。

 

1返報性

「相手に何かをしてもらったら、お返ししなくちゃいけない」このように考える人が多いのではないでしょうか。これが返報性の法則です。

例えば、商品の良さを知ってもらうためにサンプルを渡す、試食をしてもらうとします。受け取った側は、せっかくいただいたので試しに一つ買ってみようかなという心理が働きます。

 

まずは、こちらから提供することから始めると、ビジネスの場でも良好な関係を築くことができるでしょう。

 

2コミットメントと一貫性

人は誰でも、自分でやると決めたことを最後までやり遂げたいという心理に基づいて行動しています。自分の意志でコミットしたものに対して、一貫性を保とうとするこれがのがコミットメントと一貫性です。

 

コロコロと自分の意志を変える人は信用できないと感じてしまいます。しかし、自分の意志に信念を持ち、一貫性を保つことにより、信頼を得られやすくなるのです。

 

3社会的証明

社会的証明とは、自分以外の第三者の評価を物事の判断基準にするという法則です。

 

例えば、周囲の人たちが日用品などを急に買いだめをしているのを見たとき、なぜそのような行動をしているのかが不明確であるほど、その人たちと同じように行動し買いだめをしようとします。

 

自分の行動が正しいと言い切れない不確かな状況や、相手が自分と似ていると感じる人の行動を見ているときに社会的証明の原理が適用されやすいです。

 

4好意

好意の法則とは「好きになった人の要求は断れない」という心理のことです。インフルエンサーや、人気タレントがSNSで紹介した商品が爆発的に売れるということがありますよね。これは「好きな人に同意したくなる」「好きな人が使ってる商品を使ってみたい」と思わせる影響力があります。

 

ビジネスの場であれば、ターゲットに「好意」を抱かせるようなアプローチも非常に有効な影響力の武器になります。

 

5権威性

相手がどんなスキルを持った人かわからなくても、社長、責任者といった肩書がついていると、「相手の意見が正しい」「この人は権力がある」と感じて、何も考えず指示に従ってしまうことはありませんか?これが権威性による効果になります。水戸黄門の印籠は権威そのものです。

 

商品を売り込むときに「●●賞受賞」「●年連続1位」など、商品に権威性を持たせることもビジネスでは有効です。

 

6希少性

「希少」と聞くと、数量が少ないと思いがちですが、入手困難、手に入りにくい状況のことを指します。

 

限定、店舗限定など、いま買わないと、2度と買えないという理由で買ってしまうことはありませんか?これは、「限られたものほど、欲しくなる」という心理が希少性です。

 

希少性は、生産数、販売数を絞る、購入可能な期間を設ける、販売場所を限定するといったアプローチ方法があります。

 

まとめ

影響力を持つというのは、日々の努力の積み重ね、「人間性」と「スキル」を高めていくことが必要になります。

 

自分の利益だけを考えるのではなく、相手に寄り添い、周りに良い影響を与える存在を目指し信頼を得るのが重要です。

 

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