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投稿者:

エンモジ

「言いたいことが言えない」人の心理や原因を解説します。自分の思いを伝えるための解決法も紹介

言いたいことが言えない人は、自分ばかりが我慢してしまったり、不満を抱えたりして、ストレスを感じることが多いでしょう。

 

「言いたいことが言えない」と悩んでいる人は、本音を伝えるメリットや練習方法を知り、実践していくと悩みを解消できるかもしれません。

 

この記事では、「言いたいことが言えない」人の心理や性格、言いたいことが言えるようになることで得られるメリットと練習方法を解説します。

言いたいことちゃんと言えていますか?

言いたいことを言える人もいれば、言いたいことを言えずに、苦しい思いをしている人もいるかもしれません。

 

自分の言いたいことを言えないでいると、自分にとって嫌だと感じることをやらなければならなくなったり、ストレスが溜まったりしてしまいます。

 

良好な人間関係を構築するには、思いのすべてを口に出すことが必ずしも好ましいとは言えませんが、自分を守ったり、他者との信頼関係を結んだりするために、本音を話すこともときには重要です。

 

言いたいことが言えないで辛い思いをしている人は、原因と向き合い、少しずつでも言いたいことを言えるように練習していくといいでしょう。

言いたいことが言えない人の心理

職場や学校では、意見を求められることがあります。家族や友達、恋人に対して、不満や自分なりの考えが浮かぶこともあるでしょう。

 

言いたいことを言うことが大切な場面や、相手が近しい間柄の人でも言いたいことが言えない人には、ある心理がはたらいています。

 

言いたいことが言えない人にはたらく心理について解説します。

他人に嫌われたくないと思っている

言いたいことが言えない人は、他人に嫌われたくないという心理がはたらいて、本音を伝えるのをためらってしまいます。

 

周りの人の行動や発言に疑問を感じたり、反発を覚えたりしても、自分が言いたいことを言うことによって相手を傷つけてしまうのではないかと不安になるでしょう。相手を傷つけてしまった場合、嫌われる可能性を考えて、恐怖を感じます。

相手や場の空気を乱したくないと思っている

言いたいことが言えない人は、周りの人たちの感情に敏感で、空気を読む能力が高いです。一方で、空気を読みすぎるあまり、相手の気持ちを考えすぎてしまったり、場の空気を乱したくないと思ったりして、言いたいことを我慢してしまいます。

 

例えば、職場で先輩のミスを発見した際に、「先輩が気を悪くしそうだから」と気を遣い、黙ってしまうでしょう。しかし、必要なことを言わない場合、大きなトラブルにつながるなど、事態が悪化する恐れがあります。

自分の意見に自信がなく、言わなくても問題ないと思っている

言いたいことが言えない人は、自分の意見に自信がないため、「自分の意見なんて必要ないだろう」という心理がはたらき、発言を控えてしまいます。

 

何か懸念点がある場合でも、的外れなことや間違ったことを言ってしまわないかと不安を感じ、発言しないことで自分を守ろうとするでしょう。意見を出すことで生じる、発言に対する責任から逃れようとする心理もあると考えられます。

言いたいことが言えない人の性格や特徴

言いたいことが言えない人には、次のような特徴があります。

  • 優柔不断な性格
  • 何事にも慎重な性格
  • 内気な性格
  • 自己肯定感が低い
  • 自分一人で抱え込もうとしてしまう性格

 

言いたいことが言えない人の性格や特徴について解説します。

優柔不断な性格

言いたいことが言えない人は、優柔不断な性格をしている傾向にあります。

 

自分の考えをすぐにまとめられないことで、自分の意見を言うタイミングを逃したり、場の雰囲気に流されたりして、言いたいことが言えない状況に陥るでしょう。

何事にも慎重な性格

言いたいことが言えない人は、自分の発言に対して周りがどう反応するか、どのような感情を抱くか、自分の言葉がどのような影響を与えるのかなどを気にしすぎてしまうため、何事にも慎重になります。

 

慎重な性格は、物事をネガティブに考えてしまうことも影響していると考えられます。

内気な性格

人前に出ることや注目されることが苦手で、気が弱い内気な性格も、言いたいことが言えない人に多いです。

 

言いたいことを言う行為は、人からの注目を集めることになるため、内気な性格の人にとってハードルが高く感じるかもしれません。人前に出ると、気の弱さから声が小さくなることもあるでしょう。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低いことは、言いたいことが言えない人の特徴として挙げられます。自己肯定感が低いと自分に自信を持てないため、周りの目を気にしたり、自分の意見を蔑ろにしたりしてしまいがちです。

 

自分なんかが発言するよりも黙っていたほうが場の雰囲気を壊さず、円滑に物事が進むと考えてしまうでしょう。

自分一人で抱え込もうとしてしまう性格

言いたいことが言えない人は、自分一人で抱え込もうとする傾向があります。例えば、相手に言いたいことを言うことによって相手の負担になったり、傷つけたりすることを恐れ、自分の中で抱え込み、消化しようとするでしょう。

 

一方で、相手に本音を話すことで自分の弱みを見せることになると感じている人も、本音を言わずに自分一人で対処しようとします。

言いたいことが言えなくなってしまう原因

言いたいことが言えない人には、過去の経験や家庭環境などに原因があると考えられます。

 

言いたいことが言えないようになってしまった主な原因についてご紹介します。

嫌われたくないがために周囲の顔色をうかがってしまう

言いたいことが言えない原因のひとつとして、相手から嫌われたくないと思い、周囲の顔色を気にしすぎてしまうことが挙げられます。

 

相手の顔色を伺うことばかりしていると、自分の本音を伝えられず、ストレスが溜まるでしょう。

 

一方で、相手に合わせすぎる態度は、相手から優柔不断と思われたり、主体性がないと感じられたりして、マイナスな印象を与える恐れがあります。

言いたいことがまとまっておらず自信が無い

言いたいことがすぐにまとまらなかったり、自分の発言に自信が持てなかったりすることは、言いたいことが言えない原因のひとつです。

 

仕事や、友達と何かを決めるときなど、自分の意見が求められるシーンは多々ありますが、言いたいことが言えない人は、自分の意見を上手くまとめられず、自信もないことから、他者の意見に合わせてしまうでしょう。

過去に言いたいことを言って失敗した経験がある

過去に言いたいことを言って失敗した経験があると、言いたいことが言えなくなる可能性があります。

 

例えば、仕事で自分の出したアイデアが売上につながらなかったり、恋人に本音を伝えたら別れ話を切り出されたりなど、トラウマとなった出来事があると、言いたいことを我慢するようになるかもしれません。

言いたいことを言わなくて困った経験がない

言いたいことを言わなくて困った経験がない人は、言いたいことを言う必要性を感じないため、自分の意見を控えてしまうでしょう。

 

例えば、自分と同じような考えの人が近くにいて代わりに発言してくれたり、自分が言いたいことを黙っていたおかげで物事が成功したりなど、言いたいことを言わなかったことで特に悩んだことがないと考えられます。

厳格な家庭環境で育てられ萎縮してしまった

言いたいことが言えない原因として、自分の意見を主張できない、考えを聞いてもらえないという厳格な家庭環境で育てられたことも挙げられます。

 

家庭内で、「親の考えが絶対」「反対してはいけない」など、自分の意見や考えを認めてもらえなかった場合、委縮してしまい、「自分の考えを話してはいけない」「他者に従わなければいけない」という気持ちを抱いてしまうかもしれません。

言いたいことが言えるようなるとどんなメリットがあるのか

言いたいことが言えなくなる原因はさまざまですが、言いたいことを相手に伝えることにはメリットがあるため、内容を把握すると、本音を伝える大切さが分かるでしょう。

 

言いたいことが言えるようになるメリットは、次の3つです。

  • 信頼関係を築くことができる
  • ストレスを溜めにくくなる
  • 自分の考えが整理できる

 

それぞれ詳しく解説します。

信頼関係を築くことができる

言いたいことを言えるようになると、相手と信頼関係を築くことができます。

 

例えば、職場であれば、懸念点やミスを正直に指摘することにより、仕事をよりよくすることや相手の成長を意識してくれていると感じられるため、ビジネスパーソンとして信頼されるでしょう。

 

また、恋愛でも、自分が本音を話すことによって、相手に「本音を話してくれたから、こちらも本音を話そう」という心理がはたらくため、相互理解が深まり、より信頼し合える関係になります。

ストレスを溜めにくくなる

言いたいことを言えるようになると、ストレスを溜めにくくなるため、心身ともに健全でいられたり、苛立ちや不満なども抱きづらくなったりするでしょう。

 

自分の意見やアイデアを正直に伝えて、ストレスを感じることなく仕事ができれば、モチベーションがアップしたり、企画として受け入れられたりして、働くことがさらに楽しくなるかもしれません。

 

恋愛においては、ストレスがなくなる分、相手に対する不満も減少していくと考えられるため、二人の大切な時間を楽しく過ごせると考えられます。

自分の考えが整理できる

自分の言いたいことを相手に伝える行為は、聞き手が理解しやすいように言葉を選んだり、情報をまとめたりすることが求められるため、考えの整理につながります。

 

自分の考えを頭の中だけで整理しようとすると、正確性や実現可能性などに疑問を感じ、上手くまとまらない恐れがありますが、考えを口に出すことによって、他者から有意義な意見を聞けたり、考えの核心に気付いたりできるため、思考を適切にまとめられるでしょう。

言いたいことを言えるようにするための練習方法

言いたいことを言えずに悩んでいる人は、言いたいことを言えるようにするための練習をしていきましょう。

 

初めから相手に本音を話すことは難しいと考えられるため、まずは小さなことから実践していき、「言いたいことを口にする」ことに慣れていってくださいね。

「言いたい」と思ったことを書き出してみる

相手に言いたいことがあるのに、顔色を伺ってしまったり、自分の考えに自信がなかったりする人は、まずは「言いたい」と思ったことをノートなどに書き出してみましょう。

 

自分の頭の中にしまっていた本音を可視化することで、相手に本当に伝えたいことや、伝える順番などを整理できます。

 

整理した内容は、そのまま暗記するのではなく、要点を絞って把握しておきましょう。例えば、「自分が外出中に雨が降ったら洗濯物を取り込んでほしい」と暗記した場合、自分が家にいるときに雨が降った際に、「洗濯物を取り込んでほしい」と相手に上手く伝えられなくなる恐れがあります。

 

そのため、「雨が降ったら洗濯物を取り込んでほしい」という要点を把握しておき、細かい状況の変化に左右されずに伝えられる準備をしておきます。

小さなことから少しずつ自分の気持ちを伝えてみる

自分の言いたいことを整理したら、小さなことから少しずつ、自分の気持ちを伝えてみましょう。

 

言いたいことが言えない人は、自分の意見を言うことに慣れていないため、まずは意見を口にすることに慣れることが大切です。

 

例えば、仕事で使いたい消耗品の購入を総務に依頼する、友達とのランチで食べたいものを伝える、恋人に好きな映画について話すなど、自分にとってハードルが低いと思われる物事から、意見や考えを伝えていきます。

 

スモールステップで言いたいことを言う練習をしていくと、次第に自分の意見を言うことに慣れたり、自信がついていったりするでしょう。

自分の思いをしっかり伝えて信頼関係を築きましょう

相手から嫌われたくないと考えたり、自信がなかったりする人は、言いたいことを言えず、ストレスを溜めがちです。

 

また、相手との信頼関係も結びづらく、相手によっては「主体性がない」とネガティブな評価をすることもあるでしょう。

 

言いたいことが言えない人は、スモールステップで練習することにより、自分の本音を言えるようになるかもしれないため、ぜひ実践していき、言いたいことが言えない悩みの解消につなげてくださいね。

 

 

 

記事執筆や校正など文字に関わる仕事を幅広く行う元金融業のフリーライター。静岡県在住だけど岐阜県も大好き。戦国武将の推しは斎藤道三。(ブログ:https://enmojilaboblog.com/

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