明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

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投稿者:

ZYAO22編集部

【笑顔つなぐ福祉のわ】2度の産休育休を経て復帰した若きホープ! 介護老人保健施設はつらつ海津(海津市) 大畑さんにインタビュー|介護職員クローズアップ やりがい聞いてみました

 

未経験で始めても働きながら国家資格「介護福祉士」がGETでき(しかも大半の職場であれば、職場が国家資格の取得のための費用を支払ってくれます)、本人の頑張り次第で出世も夢ではないのが介護の仕事。働き方改革に力を入れている施設は多く、ホワイト職場であり処遇改善も進んでいます。「ZYAO×福祉のわ」で、そんな福祉の仕事の魅力に迫ってみましょう

 

今回は「介護老人保健施設はつらつ海津」(海津市)で介護職員として働く大畑さんにお話を伺いました。

介護職員になったきっかけは

高校1年生の時、祖母が入院をしました。母が病院とやり取りしたり、付き添ったりする姿を見ているうちに、福祉が身近なものになっていきました。そして、介護に携わる家族の大変さも知り、支える家族も含めてサポートできる介護職員になりたいと思うようになりました。

 

高校では、生活デザイン科に在籍していました。コース選択の前に目標が定まったので、もちろん介護コースに進み、高校を卒業したタイミングで今の施設に就職しました。現在7年目ですが、この間に産休育休を2回取らせていただいています。

 

子育てと仕事の両立は

何とか両立できているのは、職場の理解と配慮、夫をはじめ家族の協力のおかげです。介護の仕事には子育てのヒントが詰まっていて、両方ともが大切です。例えば声掛けの仕方。職場の勉強会などで不適切ケアについて学ぶことがあるのですが、利用者に対して良くない言葉を使うことは、子ども相手でも良くありません。子どもにきつい言葉を掛けそうになったときは教えてもらったことを思い出してぐっとこらえ、違う声掛けをするようにしています。

 

また子どもが突然、よくわからない行動をしたときは「きっと何か理由があるはず」と考えながら接しているのですが、これも認知症の方と向き合う時の対応に近いものがあります。もちろん介護と子育ては全く違いますが、子どもと接する中で、介護の仕事をしていて良かったと思うことは多々あります。

 

やりがいや大変なことは

利用者から「ありがとう」と言ってもらえるとうれしいですし、職員同士でも、ちょっとしたことで感謝を伝え合う雰囲気があり、今日も頑張ろうという気持ちになれます。実質3年弱しか働いていない分、まだまだ学ぶことがたくさんあるのですが、自分の技術の向上を実感できたときもやりがいを感じます。

 

大変なことは、利用者の状態が変わったときの対応です。当然、ケアの仕方を再検討するのですが、これがとても難しいです。他職種とも連携して一番良い方法を探るようにしています。

 

利用者と向き合う際に気を付けていることは

介護老人保健施設は、在宅復帰を目指した介護を行う施設ではありますが、残念ながら全ての方が自宅に帰れるわけではありません。実際、看取りもあります。身体の状態がなかなか良くならない状態であっても気を落とさず、最期まで自分らしい人生を送っていただきたいという気持ちで接しています。

 

職場の自慢できる点は

「2回産休育休を取った後でも戻って働きたいと思える施設」ということが全てだと思います。2人目を授かったとき、一瞬ですが退職が頭をよぎりました。しかし、他にやりたい仕事は思いつかなかったですし、大好きな雰囲気のこの施設にいることが最善だとすぐに気付きました。

 

就職したときは市営の施設でしたが、この4月に民営化されて豊寿会の施設となりました。運営元は変わりましたが、雰囲気や休みの取りやすさなどはそのままです。ぜひ仕事を探している方などがいたら「はつらつ海津は良いところですよ」と声を大にして伝えたいです。