【第28回】アンチの正体|めてお先生のVTuberとして生きていく
私たちVTuber(バーチャルYouTuber)は広義の意味で、タレントやインフルエンサーと同じ「発信者」だとか「表に立つ」仕事をしています。こういった職業は思いのほか誹謗中傷や攻撃的な言葉を浴びることが多いのは、すでにご存じの方が多いと思います。
そしてそういった誰かに心無い言動をぶつける行為をする人を「アンチ」と呼ぶこともかなり知られてきましたよね。元々は【anti-】という英語から来ていて、「反~」「不~」「非~」「抗~」「対~」という意味から我々が良く使う「アンチ」という単語に派生したと思われています。
私はVTuber講師として様々なスクールや専門学校の教壇に立ったり、お悩み相談配信を多くやっていたりする活動の特性上、そのアンチについて考えるコトが多いのですが、今回はZYAO22読者の皆様にも一緒に考えていただきたいなと思います。
アンチにはどんなタイプがいるのか?
一言で「アンチ」と言っても、おそらくその言動の元になっている感情は違うと思うんです。そこで、どんなタイプがいるのかを考えてみました。
➀少数派(マイノリティー)でいたいタイプ
②嫉妬/劣等感(足の引っ張りたい等)が原動力のタイプ
③とにかく構ってほしいタイプ
④単純にストレスをぶつけたいタイプ
⑤正義感を振りかざすタイプ
⑥反転した(元々はファンだった)タイプ
他にも見かけるかもしれませんが、見かけたことがあるアンチを思い返すとだいたいこれら6つのタイプに分けられるのではないでしょうか。
ちなみに私事ですが、⑥のタイプの性格の方があまり好きではありません。実際に仲良くしていた方が『勝手に相手に期待して、期待と違ったからと言って勝手に裏切られた気になって相手を攻撃し始める』様子を見て、ちょっと距離を置いたりしています…。
こうして言語化してみると、身近にもいる気がしませんか?
機嫌が悪いと周りに当たる上司→④
飲み会であえて周りと違うことを言いたくて反論する同僚→①
営業成績がイイ人に対していつも悪態をついてる先輩→②
契約が切れたお客さんの事を急に悪く言い始める営業→⑥
こういった「その人の勝手な都合」から他人を攻撃する人々は、会社だけでなくプライベートでも多く見かけると思います。
インターネットを介すと増殖するアンチ
少し考えてみて欲しいんですが、インターネットを介すと言葉が少し攻撃的になる方っていませんか?普段は言わないような相手を否定するような内容をSNSで投稿しているケースってありませんか?
インターネット/SNSは顔が見えないコミュニケーションですよね。相手の事がハッキリ分からない事と、自分の匿名性が相まってついつい普段とは違う言動になってしまう人がいます。
そして、よく子どもが言っている『みんなやってる』という言い訳かのような「集団心理(群集心理)」が働いてより増長してしまうとも言われています。
VTuberにアンチが増えるタイミングって?
私たちVTuberは少し特殊だとは思うのですが、アンチが増えるタイミングというのがかなり分かりやすかったりします。
①急に伸びた時
→嫉妬や劣等感を持った人に攻撃されやすい
②炎上系のハプニングが起きた時
→正義の斧を振りかざしたい人から攻撃されやすい
③大きな路線変更
→自分の理想から外れてしまったという感情から攻撃されやすい
実際に対策はどうしてるの?と聞かれることも多いのですが、それは次回コラムのテーマとしたいと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!