頭の回転を速くするには?暮らしの中で取り組める方法を解説 おすすめ本も紹介
「仕事が上手く進められない」「頭がぼーっとして仕事へのやる気が出ない」など、仕事に対する悩みを抱えている人は多いでしょう。
効率的に業務を行なったり、他者と良好なコミュニケーションをとったりするためには、頭の回転を速くすることが効果的です。
この記事では、頭の回転が速い人の特徴や頭の回転を速くする9つの方法、参考になるおすすめ本を紹介します。
目次
頭の回転が速い人の特徴って?
頭の回転が速い人には、次のような特徴があります。
- 相手が伝えたいことを素早く理解できる
- 決断力がある
- 記憶力がいい
- 仕事が早い(マルチタスクが得意)
いずれも、仕事をするにあたり重宝されるスキルといえるでしょう。
頭の回転が速い人に見られる特徴について、具体的に解説します。
相手が伝えたいことを素早く理解できる
頭の回転が速い人は、相手の言いたいことを素早く理解でき、相手が上手く説明できなくても要点をまとめられるため、スムーズに業務を進められるでしょう。
また、頭の回転が速い人は、話を上手く伝えられなかった相手から、「自分の言いたいことを理解してくれる人」として、信頼を寄せられやすいです。
決断力がある
決断力を備えていることは、頭の回転が速い人の特徴のひとつです。頭の回転が速い人は、物事の優先事項や最善策を瞬時に見極められるため、決断力があったり、決断までのスピードが速かったりします。
仕事では、決断の遅れが大きな損失を生むことが多々あるため、瞬時に決断し行動に移せることは、成功を招く可能性を高めます。
記憶力がいい
頭の回転が速い人は、記録力が優れている傾向にありますが、単に記憶力がいいだけでなく、覚えておこうとする意識を持っています。
例えば、顧客や同僚、上司などとの何気ない会話を覚えたり、本やインターネットで得た情報を蓄積したりして、仕事や日常生活に活かそうとするでしょう。
また、顧客が何気なく話した悩みを覚えておき、後日、悩みを解消できるようなサービスの提案をして、業績につなげるような行動を取ることもあります。
仕事が早い(マルチタスクが得意)
頭の回転が速い人は、マルチタスクが得意で仕事が早いという特徴があります。業務の優先順位を速く的確につけられ、円滑に業務を遂行できるため、ミスが少なく、社内外の人から信用されやすいです。
仕事は、一人で複数の作業をすることも多いため、マルチタスクをこなせる能力は仕事で大いに活かされるでしょう。
頭の回転を速くする方法9選
頭の回転が速くなると、仕事を円滑に進められるようになったり、成果をあげられたり、信頼を寄せられたりして、仕事を取り巻く環境がさらに充実する可能性があります。
そのため、頭の回転を速くしたい人は、頭の回転を速くする方法として以下にご紹介する9つのトレーニングを実践してみるといいでしょう。
- 人と会話する習慣を身に着ける
- 「即決」することを心がけてみる
- 日ごろから考える癖をつける
- 新しいことにチャレンジしてみる
- 睡眠をとって脳を休ませる
- 定期的に運動に取り組む
- 脳トレアプリで頭を鍛えてみる
- 日記やブログなどでアウトプットしてみる
- 読書をしてみる
人と会話する習慣を身に着ける
人との会話は、相手の話を理解する能力と自分の考えを的確に伝える能力が求められるため、人との会話を習慣化すると、相手の話の本質を見抜く能力や、自分の考えをまとめる能力が鍛えられるでしょう。
多くの仕事は、顧客やチームメンバーなど、人を相手にしながら行なっています。そのため、人との会話力を向上させ、仕事に活かせれば、スムーズな業務を実現できたり、新たなビジネスの話につながったりするかもしれません。
「即決」することを心がけてみる
物事の決断を即座にすることは、チャンスを掴んだり、時間を有効に使ったりするために重要です。
例えば、悩んでばかりで決断が遅かった場合、同僚にやりたかった仕事をとられて悔しい思いをするかもしれません。
悩んだり考えたりする行為は、物事を成功に導くために必要なときもありますが、決断が遅れるとそもそも何も始められなかった、ということにもなりかねないため、日頃から「即決」を心がけて決断力を高め、チャンスを逃さないようにしましょう。
日ごろから考える癖をつける
頭の回転を速くするために、日ごろから考える癖をつけることをおすすめします。考える癖をつけておくと、仕事の優先順位や効率よく進める方法を考えながら仕事できるため、ミスなくスピーディーに仕事を遂行できるでしょう。
また、トラブルや問題が発生したときには、自分が考えて即行動し、対処が後手に回るのを防いだり、自分の考えを上司に提案して、物事を解決できたりといったことも考えられます。
ビジネスに限らず、考えて行動するシーンは多いため、プライベートでも日ごろから考える癖をつけておくことが重要です。
新しいことにチャレンジしてみる
毎日同じ業務、毎日同じ通勤ルート、家にいるときはいつもネットサーフィンなど、日々同じことを繰り返しているだけの場合、慣れによってマンネリ化し、脳は新たな刺激を受けられていない状態になります。
頭の回転を速くしたい場合は、脳を活性化させるために新しいことにチャレンジして、脳に刺激を与えるといいでしょう。
すぐに取り組めるところでは、通勤ルートで寄り道をして知らない道を歩いてみたり、話したことがない人と話してみたりなどが挙げられます。
新たなことに挑戦することで自分の視野も広がるため、仕事に活かせるアイデアなども浮かぶかもしれません。
睡眠をとって脳を休ませる
睡眠時間を削り、脳や身体を休ませることなく仕事をしていても、睡眠不足や疲労から効率的に業務を行えないばかりか、ミスを起こしたり体調不良になったりする恐れがあります。
脳をフル活動させるためには、十分な睡眠をとって脳を休めることが重要なため、睡眠不足だという人は自分の身体にあった睡眠時間を確保することをおすすめします。
また、仕事中に眠気に襲われた場合も、15分ほどの仮眠をとると眠気が覚め、脳がスッキリする可能性が高いです。能率的に仕事をするために、仮眠をとれる環境であれば仮眠するといいでしょう。
定期的に運動に取り組む
頭の回転を速くしたい場合は、定期的に軽めの運動をする習慣をつけるといいかもしれません。
例えば、軽めのジョギングやウォーキングをすると、血の巡りがよくなって脳を活性化させられるでしょう。仕事中に頭が働かなくなってきたと感じたら、近所を散歩するだけでも効果的です。
激しい運動をすると、疲労によって脳が働かなくなる恐れがあるため、運動の程度には注意しましょう。
脳トレアプリで頭を鍛えてみる
現在はさまざまなアプリが開発されていますが、なかには頭を鍛えられる「脳トレアプリ」もあるため、通勤時間中やお昼休憩中、プライベートでの隙間時間などに脳トレアプリを使ってトレーニングするといいでしょう。
脳トレアプリを使えば、ゲーム感覚で頭を鍛えられるため、難しい動作が苦手な人でも楽しみながらトレーニングできるかもしれません。
日記やブログなどでアウトプットしてみる
知識を自分の身に着けるためには、情報をインプットするだけでなく、アウトプットすることも重要です。
日記やブログ、SNSなどに得た情報や自分の考えをアウトプットすることで、自分の知識として蓄積できたり、頭の中を整理できたりします。
また、文章にしてアウトプットする際には、読み手に伝わるようにまとめるため、文章力や表現力も鍛えられるでしょう。
読書をしてみる
読書は、内容を理解する能力を鍛えられたり、さまざまな情報を収集できたりするため、 頭の回転を速くすることや、ビジネスに活かせるアイデアの発見につながる可能性があります。
また、読書で得た知識を会話のネタにして他者とコミュニケーションをとれば、会話力の向上や良好な人間関係の構築にもつながるかもしれません。
おすすめ本を紹介
頭の回転を速くする方法を探している人におすすめの本をご紹介します。
ご紹介するおすすめの本を読んで、頭の回転を速くする参考にしてみてくださいね。
頭の回転を速くする45の方法
『頭の回転を速くする45の方法』は、頭の回転を速くする方法が「守破離」のステージに分けて解説されており、それぞれの段階で必要な考え方が記載されています。
具体的に書かれている「頭の回転を速くする方法」は、実践しやすいため、自分がやりやすいものから取り入れるといいでしょう。
頭の回転を速くしたい人、「何となく」感じていたことを言語化されたものを読みたい人におすすめの一冊です。
頭の回転を速くする45の方法 (株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)
頭の回転が速い人の話し方
『頭の回転が速い人の話し方』は、話し方を「ユニバーサル・トーク」と「戦闘思考力」のふたつに分けて解説しています。営業、面接、プレゼンなど、ビジネスシーンにおけるさまざまな「話す機会」で活かせる会話術を学べるでしょう。
誰にでも伝わる話し方や頭の回転を速くする方法などが、軽快なトークのような筆致で綴られているため、本を読むのが苦手な人でも楽しみながら読めるかもしれません。
まとめ
頭の回転を速くすると、ここぞというチャンスを逃さなかったり、仕事をスムーズに行えたりして、成果を手にすることにつながります。
頭の回転を速くする方法は、読書や人との会話など、複数あるため、自分が実践しやすいものを日常生活に取り入れるといいでしょう。
頭の回転力を高めて、満足のいく仕事を実現してくださいね。
記事執筆や校正など文字に関わる仕事を幅広く行う元金融業のフリーライター。静岡県在住だけど岐阜県も大好き。戦国武将の推しは斎藤道三。(ブログ:https://enmojilaboblog.com/)