【第11回】コミュ力の正体|めてお先生のVTuberとして生きていく
「コミュニケーション能力があったらいいな」そう思う人は少なくないと思います。でも、そもそもコミュニケーション能力って何なのでしょうか?
コミュニケーション能力の正体
「コミュニケーション能力の高い人」と聞くとどんな人を思い浮かべますか?
- 初対面の人と一気に距離を縮められる人
- 話が上手い人
- 会話していて楽しい人
こんなところでしょうか?
私は専門学校で授業をしている時「話が上手い」という中にも2種類あるという話をしています。
[話が上手い人①]話が面白い(飽きない)
[話が上手い人②]説明が上手い(分かりやすい)
そう「コミュニケーション能力があったらいいな」とは言うものの、その人それぞれによって求めている能力が違って、そのトレーニング方法が違う可能性があるんです。
『筋肉を付けたい』って言ってる人が荷物を持ち上げる筋肉が欲しいのか、それともシックスパックのような美しい腹筋が欲しいのか違うのと同じくらい違うんです。
今回は【話が上手い人】の中で「説明が上手い人」になるために必要なことを簡単に説明します。
説明が上手い人の特徴
- 結論から話す
- 話が簡潔
- 必要な情報が揃っている
- 相手に合わせて話をしている
1.結論から話す
説明が上手な方は結論から始める方が多く、その後に詳細などを話します。そうすることで、聞いている方は頭の中が整理されやすいのだそう。仕事でもよく言われませんか?「結論から話せ」って。
2.話が簡潔
いくら話を分かりやすくしても、簡潔でないと重要なのはどこだったのかわからなくなったりします。なので、話すときの文章を短くしたり難しい言葉を使わないで短くまとめるのがオススメです。
3.必要な情報が揃っている
5W2Hって聞いたことありませんか?
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
- How much(どれくらい)
何かを報告したり説明したりする時、言わなくても分かる情報は除きますが、この情報が網羅されていると相手は状況把握がしやすくなります。
4.相手に合わせて話をしている
例えばパソコンを買おうとしてる方がいて、その相手が“パソコンに詳しい”方なのか、それともあまり”詳しくない”方なのかで、どんなパソコンなのかを説明する言葉が変わると思いませんか?詳しくない方に「RTX 4080いいですよね」とか言っても相手になにも伝わらない。話をしている人がどんな言葉ならわかるのか、どんなたとえ話をすればわかるのかで、実は説明の仕方って大きく変わるんです。
「説明上手」になるための秘訣
相手に分かりやすく話したいと思っても最初は難しいかもしれません。でも、上記の4つ意識し続けることで少しずつ慣れて説明が伝わりやすくなるはずです。
そして、いち早く上達したい方は、話す前に説明したい内容を文字に起こすことをオススメします。文章にすることでより頭の中が整理されて、回数を重ねる前により伝わりやすい説明ができるようになります。
結局こういうのって「経験値」だと思うので、自分なりの正解を模索する場数を踏むのが一番成長するのではないかと、しゃべることを仕事にしているVTuber・禰好亭めておは思うのです。
次回は、今回に続いて「コミュ力の正体」の中で面白い話をするためにという内容をお送りする予定です。
参考動画▼
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!