野村證券株式会社|岐阜支店長 西迫久志氏 豊かな地域づくりをお手伝い

-2022年を振り返ると。
急激なインフレと円安で、これほど物価と為替が話題になった年はなかったのではないでしょうか。そうした中、お客さまの資産を守るアドバイスにとどまらず、当社では法人向けビジネスや事業承継、個人向けの相続など、お客さま一人一人のニーズにお応えするためのチーム編成を推進。社員のスキルアップを図り、専門性にさらなる磨きをかけてきました。担当者だけでなく多くの専門家が連携してサポートする体制を整え、細やかな対応と最適なソリューションの提案を強化していきます。
-地域での取り組みは。
地域企業の円滑な事業承継やM&Aのお手伝いに注力するほか、NISAが拡充されるのを受けて、従業員の資産形成をサポートする「職場積立NISA」活用や金融リテラシーを高める社内教育の提案などにも取り組んできました。こうした取り組みは、企業のお客さまの福利厚生の充実やES向上につながり、人材の確保・定着にも寄与できると考えています。さらに昨年は、県内の高校における金融リテラシーの出張授業や教職員向けの勉強会を実施しました。これまで大学生向けに金融経済の授業コンテンツを提供してきた実績があり、こうした経験を生かして、今後も地域の金融リテラシー向上に貢献できればと考えています。
-今年の抱負をお願いします。
当社ではコロナ禍で訪問や来店に不安を抱えるお客さまに対し、ウェブ面談での対応を進めてきました。ウェブ面談は、多忙なお客さまにも好評をいただいており、お客さまの利便性と効率化につながるデジタル活用を、今後も積極的に推進していく予定です。インフレや円安など具体的な課題が顕在化している今、2025年に迎える創立100周年に向けて、お客さまに寄り添って課題解決法を提案できるパートナーを目指します。
