アピ株式会社|代表取締役社長 野々垣孝彦氏 新商品開発へ加工技術に磨き

-昨年を振り返って。
当社はBtoB事業が中心になりますが、お客さまの業態や顧客層の変化もあって、お客さまのニーズやお悩みをくみ取って当社から提案し、お客さまとものづくりを進めるケースが増えています。食品一般に機能性を付加する動きが広がっており、健康食品を手がける当社の加工技術にも関心が集まっています。また障害者雇用を推進するために、昨年の9月に揖斐郡揖斐川町に事業所「アピパートナーズいび」を立ち上げ、パレット洗浄を行っています。社会的役割を果たしていく一つの取り組みにしたいです。
-SDGsの取り組みについて。
動物性原材料を使わず、植物性原材料を使うプラントベースの意識が高まっており、付加価値の高い商品を加工する技術の構築を進めています。健康食品の素材では、廃棄される部分に多くの有効成分が含まれており、アップサイクルのための原料確保に力を入れています。各企業でもSDGsを推進する中で、これまで捨てていた部分の活用方法を探っており、加工技術の提案を含め当社と連携する案件が増えています。今年は徐々に新しい商品が出てくると思います。
-2023年に注力することは。
人材育成です。立ち上げようとしているビジネスが多くあり、ここ数年で増えている若手社員が成長する場として最大限活用していきたいです。新たなチャレンジには労力が多く要りますが、ピンチをチャンスに変えてほしいです。社員の力を発揮できる環境をつくることが、事業基盤の強化につながると思います。
-子会社のユニジェンが受託する新型コロナワクチンについて。
社会的責任と企業連携の中で、粛々と行っていきます。ワクチンに限らず、当社の事業が人々の健康に寄与できるという価値を創造することが、社会貢献を果たす上で大切だと考えます。

〒500-8558 岐阜市加納桜田町1-1
TEL.058-271-3838
設立 1972年(昭和47年)10月 (創業:明治40年)
資本金 4,800万円 従業員数 1,607人(2022年8月末)
事業内容 ●ハチミツ・ローヤルゼリー等蜂産品、健康食品、 医薬品の製造販売 ●養蜂指導と養蜂器具の販売 ●健康食品に関する研究
支店・センター 東京支店・長良川リサーチセンター・ミズホ先端技術センター・アピ クォリティ&ロジスティクス センター・アピ パートナーズいび 工場 本巣・池田・揖斐川・ネクストステージ・池田医薬品・池田バイオ医薬品・本荘