明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

めぐみの農業協同組合|代表理事組合長 山内清久氏 合併20年、地域とつながるJA

-2022年を振り返ると。  

昨年は大きな台風もなく、農作物の作柄はおおむね良好でした。とりわけひるがの高原だいこんは豊作で販売金額は約6億8千万円(前年比約1・6倍)。キウイも前年比約2倍の収穫量。イチゴやトマト、サトイモなどもまずまずでした。米は、8月に雨が多かったため作柄に地域差が出たものの、全体でみると平年並みでした。  

―ロシアの侵攻や円安の影響は。  

肥料や飼料などそのほとんどを輸入に頼る品目は値段が上がり、燃料代や資材費も高くなりました。一方、経費の上昇分を販売価格に上乗せすることを控えているため作柄や収穫が良くても農業者の収益は圧縮されています。特に畜産などでは厳しい状況ですので、農業振興・支援積立金を活用して農業者を支援することとしました。  

―農業を盛り上げる取り組みは。  

クラウドファンディングの活用や若い人たちの挑戦を支援しています。また、関高校に「農業の応援団」特別団員の第一号を委嘱しました。米粉や地元の農産物を使ったレシピの開発や地産地消の推進に一役買ってもらいます。さらに関市の若手農業系ユーチューバーの川村雄祐さん(27)に特別団員を委嘱し、野菜の育て方を通じて農業の楽しさを動画で発信してもらいます。  

―中期経営計画の進め方は。  

今年は3カ年計画の2年目。安定的に年5億円程度の経常利益が上がる経営体質をつくるため、不用な部門は合理化し、組織のスリム化、業務の効率化を図っていきます。  

―23年の取り組み目標と抱負を。  

5つの農協が合併して20年、特産品の明方ハムが創業して70年の節目の年です。アフターコロナを見据えて秋には式典やイベントを計画しています。この地域を食で守る農業、資源の地域循環を含めた持続可能な農業、さらに事業活動を通じて地域とつながるJAを目指していきます。

〒501-3802 関市若草通一丁目1番地
TEL.0575-23-5151
設立 平成15年4月、関市、美濃市、郡上市、美濃加茂市、可児市、加茂郡(坂祝町、富加町、川辺町、八百津町、七宗町、白川町、東白川村)、可児郡(御嵩町)を管内とする5JAが合併
出資金 49億6,541万円
貯金残高 6,415億9,363万円
長期共済保有高 1兆1,773億8,832万円
購買品供給高 72億2,130万円
販売品取扱実績 72億9,009万円
組合員数 61,141人  職員数 1,255人
事業内容 農協法に定める事業(指導・販売・購買・信用・共済・資産管理事業など)
店舗数 本店、支店(46カ所)、農産物直売店(5カ所)
子会社 可茂中央市場株式会社、㈲おくみの農援隊、 ㈲アグリサービス郡上、㈲アグリアシストみのかも、 ㈲土利夢ファーム可児、㈲中濃農https://www.ja-megumino.or.jp
イチオシ記事