会社員におすすめの副業とは?メリットや注意点も詳しく解説
「副業を始めるとどんなメリットがあるの?」
「会社員におすすめの副業はある?」
「副業を始めたら注意することってあるの?」
このように、会社員として働きながら副業を始めたい人は疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、会社員が副業をするメリットや会社員におすすめの副業、会社員が副業をする際の注意点などを詳しく紹介していきます。
この記事を読むことで、会社員が副業をする時に必要な知識や情報、副業ごとの特徴を知ることができます。
その知識をもとに、自分に合った副業を見つけることができるため、副業に関する疑問や不安を抱えている人もスムーズにスタートできるでしょう。
これから副業を始めたいと思っている会社員の方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
会社員は副業はできる?
会社員として働いていると思うように稼げず、悩んでいる人も多いでしょう。収入アップをするなら副業がおすすめですが、そもそも会社員は副業できるのでしょうか。
ここでは、会社が副業を禁止しているケースを取り上げ、禁止されているのも関わらず副業をスタートしたらどうなるのかをご紹介します。
副業が禁止されているのはなぜ?
会社員の副業が禁止される理由は、長時間労働になったり、過重労働を助長したりすることになるためです。会社員が副業を始めてしまうと、会社側は正確な労働時間が把握できません。
社員がどれくらい働いているのかわからず、管理面や健康面を確認できなくなるでしょう。また、職種によっては情報漏洩や共同との利益相反の可能性もあります。
このような理由で会社によっては副業が禁止されているのです。
禁止にもかかわらず副業をしていることが発覚するとどうなる?
就業規則で副業を禁止されている会社員が副業をすると、懲戒処分の対象になることがあります。法律では、職業の自由が規定されており、仕事が終わった後の時間は自由に過ごせるとされています。
もし、会社に見つかってしまって懲戒処分になっても、法律で処罰される可能性は低いでしょう。
出典:日本国憲法|e-Gov法令検索
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION
会社員が副業をするメリットは?
副業を認めている会社なら、安心して副業を始めることができます。副業が見つかると余暇が少なくなりますが、メリットもあるのでしょうか。
ここでは、副業を始めた時にどのようなメリットがあるのか解説していきます。メリットを知った上で副業を見つけると、やりがいを持ちながら働けるでしょう。
収入アップにつながる
副業を始めることで、収入アップにつながるでしょう。全ての副業で確実に収入アップすることは約束されませんが、ある程度軌道に乗ると収入を期待できます。
また、収入アップすることで、生活に余裕も生まれてくるでしょう。
将来のリスク管理になる
会社員が副業をすることで、転職などを視野に入れた挑戦ができるでしょう。本業があることで収入面で心配がいらず、安い賃金でも安心して働けます。
また、最近は不景気になると倒産をする企業も少なくありません。定年まで働くのに不安を感じている会社員にとって、副業は将来のリスク管理になるでしょう。
スキルを磨ける
会社員が副業を始めることで、スキルを磨くことができます。本業で使っているスキルを副業でも使うことで、スキルアップにつながるでしょう。
また、未経験の仕事であればスキルを習得することもできるため、メリットと言えるでしょう。
会社員におすすめの副業は?
最近は副業する方が増えており、気軽にスタートできるおすすめの副業も多くあります。ここでは、会社員におすすめの副業をいくつかご紹介します。会社員におすすめの副業についてご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
クラウドソーシング
大手の企業が行っているクラウドソーシングは、企業や個人事業主が不特定多数の人に業務を発注する形態です。受注できる仕事は、システム開発やデザイン制作、ライティングなど、非常に多くの仕事があります。
自分にできる仕事を見つけて受注することができ、無理なく始めることができます。クラウドソーシングの利用登録は基本的に無料で使用できるでしょう。報酬を得る時に手数料を支払う形になります。
Webライティング
副業におすすめのWebライティングの仕事は、Webサイトに掲載される記事を執筆することです。特に資格は必要ありませんが、執筆に慣れている方のほうが取り組みやすいでしょう。
未経験で始めるなら、マニュアルがしっかりしていてサポート体制が整った所で腕を磨くと良いでしょう。英語スキルや翻訳など、何か強みがあるとしっかりとした収入を得ることができます。
データ入力
会社員の副業におすすめなデータ入力の仕事は、タイピングでデータを打ち込んでいく作業です。パソコンやスマホなど、依頼者から指定されたものを使って打ち込みます。
データの内容は住所録や簡単な数字入力、インタビュー音源を文字に起こす内容もあります。単価が安い仕事が多いですが、タイピングが得意なら稼ぐことも可能でしょう。
誰でも簡単に始めることのできる副業で人気があります。
スキル販売
スキル販売は自分の得意とする技術を販売することです。例えば、デザインやプログラミング、恋愛相談など、自信があるスキルを武器にして働くことができます。
最近では、スキル販売に特化したサイトが登場し、そこに登録をして自己PRを記載して販売します。特別な営業などは一切せずに、本業の合間で働くことができるでしょう。
せどり
せどりの副業は、物を安く仕入れて利益を載せて売ることです。せどりは江戸時代から続くビジネスで、知っている人も多いでしょう。
せどりを始めるには、リサイクルショップやお店などで商品を購入します。その商品をECサイトやフリマアプリなどで販売し利益を得ます。
安定して収入を得るには経験が必要となりますが、少ないリスクで始められる副業でしょう。
アフィリエイトサイト運営
アフィリエイトサイト運営の副業は、インターネットの広告を使って成果報酬を得ます。自身でブログやサイトなどを立ち上げ、広告を貼ります。サイトの閲覧者がクリックしたり、商品を購入したりすることで報酬を得る仕組みです。
お金をかけずに始めることができるため、おすすめです。
株式投資
株式投資は収入を得ることができますが、副業には該当しません。株式投資は資産が減ることもあるリスクの高いものです。副業感覚で始めるのはあまりおすすめできません。
株式投資を始めるには証券会社に口座を開く必要があります。口座を開設したら、好きな株を買うだけです。株の買い方はとても難しく、長年の経験が必要になるでしょう。
暗号資産・仮想通貨
暗号資産や仮装通貨も副業には該当しないため、副業が禁止されている会社員も始めることができるでしょう。
ただし、暗号資産や仮装通貨は必ずしも利益が得られるとは限りません。少額から購入できる点はメリットですが、マイナスになるケースもあるため注意しましょう。
FX(外国為替証拠金取引)
FXの取引は副業にはあたりません。副業が禁止されている会社員も取引することができます。FXは少額から取引することができるため、経験を積んでから取引額を大きくすることをおすすめします。
FXは平日ならいつでも取引ができ、常に値動きがあります。空いた時間でできるため、会社員でも始めやすいでしょう。
不動産管理
不動産管理は、小規模であれば副業とみなされず、大規模になると副業とみなされます。不動産管理は、継続的な収入を得ることができます。建物のローンが終わっていれば、家賃収入の大部分が収益になるでしょう。
家の管理は自分で行うことも可能ですが、面倒な場合は不動産会社に手数料を払うことで管理委託できます。全て任せてしまえば本業に支障なく管理することができるでしょう。
アンケートモニター
アンケートモニターは少ない時間で稼げるおすすめの副業です。アンケートモニターは、特別な知識がなくてもすぐに始められ、年齢も関係ありません。
スマホやパソコンを使ってアンケートモニターサイトにアクセスし、アンケートに答えます。回答するとポイントがたまり、たまったポイントは商品券や現金などと交換できます。
アンケート以外にも商品モニターやインタビューなどの仕事もあるでしょう。
治験
治験の仕事は有償ボランティアとみなされ副業にはなりません。新薬を開発するためにボランティアとして参加し、謝礼金が支払われます。支払われた謝礼金は負担軽減費として扱います。
基本的に治験は副業としてみなされませんが、会社によっては認めているケースもあるでしょう。始める前に就業規制を確認することをおすすめします。
ポイントサイト
ポイントサイトは気軽に始められる副業です。時間がある時に動画を見たり、広告をクリックしたりするだけでポイントがもらえます。たまったポイントは、現金や他のポイントに交換することができるでしょう。
また、ポイントサイトでは、クレジットカードの申し込みや保険の資料請求などで多くのポイントを獲得することができます。
覆面調査
覆面調査は飲食店や小売店に行って食事やサービスを受け、依頼主から受け取ったチェック項目を確認する副業です。覆面調査員になるにはモニターサイトに登録をして、自分の条件にある調査依頼に申し込みをします。
希望者が多いと抽選になり、当選するとメールが届く仕組みです。覆面調査は短時間で稼ぐことができ、自分の好きな時間に行うことができます。慣れてくると効率よく働ける副業でしょう。
ライブチャット
ライブチャットはパソコンやスマホを使ってお話しする仕事です。カメラ越しにコミュニケーションをとる仕事で、ウェブカメラがあればすぐに始められます。時間や場所を選ばすどこからでも始めることができるため、副業におすすめです。
ライブチャットを始めるには代理店に登録する必要があります。登録はインターネットで簡単にできるため、ご興味がある方は試してみてください。
動画編集
動画編集の仕事は専門性が高いように感じますが、実は気軽に始められるおすすめの副業です。動画編集をするにはパソコンと動画編集用ソフトが必要になります。
動画編集をするにはある程度の基礎スキルが必要で、経験を積んで編集スキルが上がるほど高額な案件に対応できるようになるでしょう。すきま時間を使って効率よく稼げる副業です。
代行業
代行業の副業は、依頼者の困っていることを代わりにする仕事です。家事や運転、お墓掃除など、さまざまです。
代行業は仕事内容が明確になっているため、自分が経験したことのある案件から選ぶことができます。代行業のほとんどが単発の仕事で、その日限りで終わります。
アルバイトをするよりも時給が良く、シフトなどの縛りがないのも特徴です。
レシートスキャン
レシートスキャンの副業は、買い物に行ったレシートを撮影したり、商品のバーコードをスキャンしたりする仕事です。主婦(主夫)に人気のある仕事で、個人情報は含まれていないため、安全性の高い副業と言えるでしょう。
レシートや買った商品をスキャンするだけで、一定のポイントが付与されて現金や商品券などと交換できます。単価は安いですが、誰でも気軽に始められます。
民泊経営
民泊経営は空き家や所有している建物を使って、お金を稼ぐ副業です。観光客やビジネスマンなどをターゲットにして収益を上げるビジネスです。上手くいけば賃貸経営よりも稼ぐことができるため、立地の悪い建物でも有効活用できるでしょう。
ただし、民泊経営は自治体ごとに規制があります。よく確認した上でスタートしましょう。
講演
得意な専門分野がある人は講演の副業がおすすめです。会議室を借りてセミナーを開きます。
セミナーの講師は得意な専門分野があり、多少の実績があれば誰でも簡単に始められます。セミナーではあまり深い話をすることはほとんどなく、質疑応答に答えられるだけの知識があれば問題ありません。話すことが好きな方に向いている副業です。
会社員が副業をする際の注意点は?
会社員ができる副業は多くあり、早速始めてみたいという人もいるでしょう。しかし、急いで副業を始めてしまったことで、問題を引き起こしてしまうケースも少なくありません。
会社員が副業をする際の注意点はいくつかあります。ここで解説する注意点をしっかり守り、問題なく副業をスタートしましょう。
本業に影響がないようにする
副業を始めると、本業以上に副業が忙しくなり本業に影響が出てしまうことが多くあります。副業が忙しくなることで、仕事終わりに働くことになり睡眠不足になるケースもあるでしょう。
睡眠が不足すると昼間に眠くなってしまい本業に支障をきたすこともあります。副業を始める際は、本業に影響を与えない程度にすることが大切です。
必ず確定申告をする
副業を始めると、年間に20万円以上の収入がある場合は個人で確定申告をすることになります。会社員の方は、会社が年末調整をしてくれるケースが多く手間がかかりません。慣れていない確定申告に負担を感じる人もいるでしょう。
最近はインターネットで確定申告をできるようになり、手間も少なくなりました。収支の管理はしっかり行い、時期が来たら確定申告をしましょう。
出典:副収入などがある方の確定申告|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei/kakutei/fukugyo.htm
他人名義で副業をするリスクを知る
副業をする時、他人名義や家族名義で始めれば、会社に知られずに済むと考える方もいるでしょう。しかし、他人名義で副業をすると、その方が確定申告を行うことになり、自分は所得を得ていないことになります。
実質所得者課税の原則によって、確定申告をする際の名義は、実質所得者でなければいけません。他人や家族が全く事業に関わっておらず、実質所得者でないと発覚した場合、脱税になる可能性があるでしょう。
詐欺的な副業に気を付ける
副業の選び方を間違えてしまうと、だまされることもあります。最近は副業を認めている会社が多くなり、副業を始める方が多くなりました。そのことで、詐欺の副業も増えているのが現状です。
特にたくさん稼げると謳った宣伝広告には注意が必要です。ツイッターには多くの副業求人がありますが、詐欺が多いと言われています。魅力的な話には注意しましょう。
開業届が必要かどうか確認する
新たに事業を開始した時には開業届が必要になります。開業届が必要になる事業例として、投資用で賃貸物件を10件以上所有している場合、Webライティングの仕事をフリーとして継続的に行っている場合などです。
また、ハンドメイド作品をフリマで売ったり、動画サイトで広告収入を得ているケースは開業届は必要ありません。
自分の行う副業が開業届が必要かどうか、きちんと確認をしてみましょう。
収益化に時間がかかる副業もある
副業を始めてすぐに収益化できるとは限りません。初期費用が必要な副業の場合、最初はマイナスになることも多いでしょう。また、経験が浅いと少ない収入しか得ることができず、副業をしていて嫌になることもあります。
副業はいきなり稼ぐことはできませんが、ある程度軌道に乗ると一定の収入が見込めます。収益化に時間がかかることを覚えておきましょう。
会社員の副業は目的を持って始めよう
会社員におすすめの副業は、専門的なスキルが必要なものから、誰でも始められる簡単なものまでさまざまです。最近は副業を認めている会社が多くなり、副業が注目されています。副業を始める時は、本業に支障が出ないようによく考えて選びましょう。
ぜひこの記事を参考に、目的を持って副業を始めてみてください。