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投稿者:

ZYAO22編集部

地方で副業を始めるための支援やサービスはあるのか?プラットフォームの紹介も

「地方で副業するなんて難しそう。」
「そもそも副業ってどうやって始めればいいの?」
「副業したいけど自分だけじゃ不安だし、誰かの力を借りたい!」
最近話題になっている副業ですが、実際に始めるにはハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、地方で副業を始めるためにどのような支援やサービスがあるのか解説していきます。さらに、地方での副業と人材をつなげるために使えるおすすめのプラットフォームも紹介します。

 

この記事を読むことで、地方で副業を始めるための支援やサービス、どのようなことに気をつけるかを知ることが可能です。そして地方の副業と人材をつなげるプラットフォームを知ることで、自分には難しそうという苦手意識が変わるでしょう。

 

地方で副業をしてみたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

地方での副業を支援する取り組みは広がってきている

総務省の「地域活性化起業人」という制度により、地方での副業が支援されているのを知っていますか。

 

平成26年度では受け入れ自治体数が17市町村、活用人数が22人ほどでしたが、令和3年度には受け入れ自治体数が258市町村、活用人数が395人と上昇傾向にあります。

 

現在では地方で副業を行う場合、国が支援する取り組みも広がっているのです。

 

出典:地域活性化起業人|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/bunken_kaikaku/02gyosei08_03100070.html

厚生省発「副業・兼業の促進に関するガイドライン」

厚労省では平成29年3月28日に働き方改革実現会議で決定された「働き方改革実行計画」を元にし、副業や兼業を促しています。

 

ここ数年で副業や兼業したい人は増えていると言われています。その中で、副業や兼業を行うときの労働時間の管理や健康管理などのルールを明確にするために作られたのが「副業・兼業の促進に関するガイドライン」です。

 

企業と副業や兼業を行う人の両方のルールが明確にされていて、双方が安心して取り組むことができるようになっています。

 

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html

個人事業主になることで副業でも補助金が支給される

副業を行う際に、開業届を提出して個人事業主になると補助金の申請が可能です。小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金、創業者向け補助金があり、副業でかかる経費を補助するものになっています。

 

この中でも申請しやすいのは小規模事業者持続化補助金でしょう。経費の中に対象のものがあれば申請することができます。

 

また、都道府県ごとに補助金や給付金が出る所もあります。岐阜県でも行っているため、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

地方で副業を始めるにあたって気がかりな点

いくら国が副業や兼業を促進しているとはいえ、今すぐにやろうと思える人は少ないでしょう。

 

ここからは地方で副業を行うときに、多くの人が不安になりやすいことを紹介します。

本業で在籍している企業は副業を認めてくれるか

現在では副業を認めている企業も増えていますが、まだほとんどの企業では認められていません。自分の会社が副業を認めてくれるか不安に思う方も多いのではないでしょうか。

 

まずは本業の会社に副業は可能かを確認すると良いでしょう。届出をすれば副業が可能な場合もあります。

 

中には会社への届出が必要ない副業もあります。株などの資産運用や不動産収入、ネットオークションやフリマアプリで行うせどりは会社への届出は不要です。ただし、本業に支障がないように行うことが前提のため注意してください。

地方副業と人材をつなぐさまざまなプラットフォーム

いざ副業を行おうとしても、副業をどのように探せばいいか悩む人も多いでしょう。特に地方での副業であればなおさらです。

 

ここからは地方の副業と副業をしたいと考える副業人材をつなぐプラットフォームを紹介します。

総務省「ふるさとワーキングホリデー」

ふるさとワーキングホリデーは、地方の地域で仕事をしながら、そこでの暮らしを体験できる制度です。

 

地域の仕事を体験するだけでなく、その地域の人との交流や文化を学ぶイベントも行われています。滞在期間も3日や1週間と短いものもあるため、社会人の方でも参加しやすいでしょう。

 

岐阜県では関市、下呂市、白川町が実施しています。この地域で体験してみたい方は、合同説明会や個別説明会に参加したり、地域のイベントや仕事を探したりしてみてください。

地方自治体

地方副業と副業人材をつなぐプラットフォームは、総務省のふるさとワーキングホリデーだけではありません。中には地方自治体で独自のプラットフォームを作っている所もあります。

 

ここからは富山県と石川県で行われているものを紹介します。

「社会人インターンシップ合同説明会」富山県

富山県では社会人インターンシップ合同説明会が開催されています。オンラインで開催されているため富山県以外に住んでいる方はもちろん、社会人だけでなく専業主婦、無職の人も参加が可能です。

 

社会人インターンシップ合同説明会は富山県の企業とのミスマッチをなくすために開催され、富山県の企業のスピーチや参加者との交流会を行っています。

 

それだけではなく、社会人インターンシップの体験談や移住した人の働き方、新しい働き方の実例の紹介もしているため、副業を考えるきっかけとして参加するのも良いでしょう。

「社会人インターンシップ交流会」石川県

石川県では独自のインターンシッププログラムの一環として、社会人インターンシップ交流会を行っています。

 

石川県の企業と県外の人でオンラインのワークショップや交流会を行いながらお互いを理解してもらい、副業や兼業につなげていくことが目的です。

 

この社会人インターンシップ交流会は参加希望者も多く、実際に個別面談や現地インターンをした人もいました。その結果、副業での就業が決まった企業も出てきています。

岐阜県での事例

ここまでは地方での副業を行うために、さまざまな支援や地方と人材をつなぐプラットフォームがあることを紹介してきました。

 

ここからは、岐阜県ではどのように副業が行われているのかを紹介していきます。

 

岐阜県での副業を考えている人はぜひチェックしてください。

岐阜県JAグループの農業求人サイト

岐阜県JAグループでは、岐阜県内の農業の仕事を探せる求人サイトを運営しています。

 

農業というと専門的な知識がないと難しいと思う人も多いでしょう。しかしこのサイトには農業の補助作業や軽作業など、多種多様な仕事が募集されています。

 

農家の方が指示を出してくれるため、その指示のもとで仕事をこなせば未経験者でも心配ないと太鼓判が押されているため、農業の経験がない方でも安心して取り組めるでしょう。

人材マッチング企業と自治体などによる連携

岐阜県の加茂郡白川町と白川町商工会、東濃信用金庫と人材サービス会社みらいワークスは、副業プロ人材の活用を推進するための連携協定を結んでいます。

 

岐阜県白川町中小企業の発展や、白川町商工会と東濃信用金庫の人材不足を解消するためにみらいワークスと連携し、副業人材を集めようという取り組みです。

 

募集している職種も企画業務や人事といった会社員向けのもののため、現在会社員で岐阜県での副業を考えている方はぜひチェックしてみてください。

人材と地方企業とのマッチングサイト

地方での副業と副業人材をマッチングするプラットフォーム以外にも、地方の企業と副業人材をマッチングするサイトもあることを知っていますか。

 

より特定の地域の副業をしたいと考えている方のために、ここからは地方の企業と副業人材をマッチングするサイトやオンラインでの説明会を紹介していきます。

サンカク

サンカクは株式会社リクルートが運営する社会人のインターンシップや地方でのふるさと副業の案件を探せるサイトです。地方を含む各地のインターンシップや提携イベント、オンラインでの座談会なども開催しています。

 

サンカクは地方の副業と副業人材をマッチングするのはもちろん、石川県と協業して「石川県社会人インターンシップ促進事業」に取り組んでいます。その活動として行っているのが社会人インターンシップ交流会です。

Skill Shift

Skil Shiftは全国の中小企業または地方企業が人材確保できないという悩みと、自分が仕事で得たスキルで副業したいと思っている人のマッチングが可能なサイトです。仕事が休みの土日だけに、自分のスキルを活用できる副業を探すことができます。

 

例えば岐阜県であれば、農業やものづくりを行う企業のマーケティングや営業企画などを募集しています。

CON-NECT

CON-NECTはクラウドソーシングサイト「Lancers」が提供するサービスです。

 

ライティングやデザイン制作、システム開発など、地域ごとのフリーランス向けの案件を探すことができます。中にはナレーション業務や会社名のネーミングといった案件もあります。

 

自分が興味を持った地域で、普段の仕事では経験できないような副業を見つけられるでしょう。

ともるい

ともるいは新潟の企業とマッチングできるサイトです。フルリモートでできる仕事や、すき間時間を活用した副業を探すことができます。

 

職種もライターやエンジニアのような専門的なものから、営業やマーケティング、広報といった自分のスキルを活用できるものまであります。

 

自分の仕事のスキルを使う案件に応募すれば、副業へのハードルも下がるのではないでしょうか。

Treasurefoot

Treasurefootは各地方の地域に根付いた地場産業に特化したマッチングサイトです。

 

Treasurefootはエージェント型のマッチングサイトのため、自分の要望に合った案件を紹介してもらえます。自分で応募して仕事を行うのとは違い、仕事が決まった後でもサポートしてもらえるのが特徴です。

 

自分だけで副業を行うのが不安という方におすすめです。副業を行っているときにフォローしてもらえれば、安心して副業ができるでしょう。

ふるさと兼業

ふるさと兼業もTreasurefootのようなエージェント型のマッチングサイトですが、各地の地域に根付いた人がパートナーとして支援してくれるのが特徴です。その地域をよく知る人がつなぎ役となってくれると安心して副業を行えるでしょう。

 

さらにふるさと兼業ではお試しプログラムが用意されています。すぐに案件を始めるのは抵抗がある場合、オンラインサロンへの参加や地域へ訪問するフィールドワークプログラム、3ヶ月間のおためし兼業プログラムに参加することで、準備をしてから副業を始めることができます。

全国ITフリーランスお仕事相談会

全国ITフリーランスお仕事相談会は、ITエンジニアなどを対象にしたオンラインで開催される説明会です。オンラインのため自宅からでも参加できます。

 

フリーランスでの案件を探す方法や報酬を上げるための情報を紹介してくれるだけでなく、案件を紹介してくれる個別相談タイムもあるのが特徴です。

 

地方の各地域の案件だけでなくフルリモート案件もあるため、地方に行かなくても副業が可能になります。

Another works

Another worksでは複業クラウドというマッチングプラットフォームを展開しています。副業したい人は無料で登録と利用が可能で、求人への応募やスカウトを受け取ることができます。

 

複業クラウド for Publicというプロジェクトを展開しており、副業人材と地方自治体の職員がつながることで、その地域の課題解決と地方創生の実現を目指しているサイトです。

 

岐阜県では関市と垂井町が参加しているため、興味がある方は確認してみてください。

SAGOJO

SAGOJOは旅先での仕事を探すことができる「旅人向けフリーランス・副業のシゴトマッチングサイト」です。

 

週末に自分が旅に行った場所で単発の仕事をしてみたり、地方のいろいろな地域で未経験の仕事をしながら旅を続けたりできます。

 

旅行が好きな人や、カメラマンやライターなど決まった場所以外で仕事ができる人にはぴったりのサイトではないでしょうか。

地方の副業を求めている人材と地方企業はwin-winの関係となりうる

コロナ禍以降、在宅ワークやリモートワークが増加したと言われています。それによって地方の企業でも訪問や移住をせずに副業ができるようになったため、副業人材を活用できるようになりました。

 

地方の副業をしたい人は自分の故郷に貢献しながら新たな挑戦の機会や自己成長につなげることができ、地方企業は人材不足の解消や地域経済の発展、関係人口の増加にもつなげることができます。

 

これから地方の副業をしたい人と人材を求める地方企業はwin-winの関係となるでしょう。

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