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投稿者:

ZYAO22編集部

【れとりっぷ】関ケ原町観光へいざ出陣!古戦場記念館に甲冑着付け体験 「どうする家康」紫色グッズも登場

戦国時代を語る上で外せない地・岐阜県。多くの城跡や武将の生きざまを感じられる史跡が数多く残されていることから、戦国観光には最適です。くしくも新型コロナウイルス感染症の影響で、「近場」「屋外」「ふらっと行ける」旅がちょうど良い昨今。この機会に、地元の魅力を、岐阜新聞女子ネットのメンバーらと“再発見”してみませんか。今回は関ケ原町を旅しました。

 

知れば知るほど興味深い関ケ原の戦い 古戦場記念館で学んでから史跡巡りへGO

 

戦国ファンなら一度は(と言わず何度でも)訪れるべき場所と言えば関ケ原。1600915日、徳川家康が率いる東軍と石田三成が率いる西軍が激突した天下分け目の関ケ原の戦いの舞台として広く知られています。

 

 

そんな関ケ原の戦いには全国から多くの武将が参戦し、忠誠や寝返り、友情、戦略、葛藤などが戦況に大きく影響しています。この面白さはまさに“沼”レベルで、どっぷりはまり込む方続出です。当然、知っているのといないのでは、関ケ原観光の楽しさは大きく変わってきます。

 

 

戦況について知っている方もそうでない方も、関ケ原に着いたらまず、岐阜関ケ原古戦場記念館へ行きましょう。202010月にオープンしたこちらの施設では映像で関ケ原の戦いについて学べるのですが、「ただの映像」だとあなどってはいけません。

 

 

まずは、巨大な床面スクリーンで東西陣営の動きを紹介する「グラウンド・ビジョン」。講談師・神田伯山氏の迫力ある語りに一気に引き込まれます。

 

 

その流れで、関ケ原の戦い当日に焦点を当てた映像が楽しめるシアターへ。大画面に流れる映像に合わせて風や振動、光、音による演出が次々と繰り広げられていきます。「博物館で映像を見る」というよりは「テーマパークでアトラクションに乗る」という気持ちで挑みましょう。

 

 

グラウンド・ビジョン、シアター、館内の展示で戦いの流れを把握した後は、5階の展望室へ。展望室からは町内の陣跡等が一望できます。今年から、手作り甲冑を着た自律走行型ロボット「ミツナリ君」がスタンバイしていて、ミツナリ君の顔(タッチパネル)を操作して11カ所の陣跡の中から一つを選択すると、ミツナリ君が走り出し、一番見やすい場所まで連れて行ってくれ解説もしてくれます。

 

そんな感じに記念館でばっちり予習を済ませたら、決戦地や開戦地、各武将の陣跡などを巡りにいざ!

 

甲冑を着て史跡へ出陣してみました

 

記念館で戦況を学んだ後は史跡へ出陣!推しの武将によってコースは変わってきますが、三成の陣跡のある笹尾山は、町内でも花形の観光スポットです。

 

 

すぐ横には、廃校になった小学校の校舎を利用した「関ケ原笹尾山交流館」があり、甲冑を着ることができます。甲冑を着たまま陣跡へ繰り出すことも可能。種類は大まかにプレミアム甲冑、侍甲冑、足軽甲冑の3種類で、家康や三成、大谷吉継らの武将に扮したいのであればプレミアム甲冑を選びましょう。

 

私たちは身軽そうな雰囲気にひかれて足軽甲冑を選択。作務衣に着替えた後、スタッフさんに鎧やすね当て、籠手を一つ一つ取り付けてもらい、草履をはいて、刀と旗を差してもらっていざ出陣!甲冑を着ていると、戦いの登場人物の一人になれたような気分になれ、普段の観光とは違った気持ちに。決戦地の石碑や、笹尾山の馬防柵の前で戦っているような写真を撮るのも甲冑体験の楽しさの一つです。大人も子どももぜひ、一度着てみてはいかが。

 

マップを手にアート×史跡を満喫

 

「戦国感」に浸れるだけが、関ケ原町の魅力ではありません。実はアートを存分に楽しめるところでもあります。関ケ原製作所では、「企業は人々が出会い学びながら互いに高めあう『人間ひろば』である」という思いから、約13万㎡の敷地一帯を「せきがはら人間村生活美術館」と名付け、国内外の作家の芸術作品を展示。自然とアートが調和した空間が広がっています。

 

 

なんと私設美術館もあります(要予約)。大部分は地域に向けて開かれており、一般の人でも自由に散策することができます。

 

 

今年1月には、関ケ原製作所の関連会社関ケ原ゼネラル・サービスが、「せきがはら人間村おさんぽマップ」を製作。人間村内に点在する9つのスポットと、すぐ近くにある開戦地、島津義弘陣跡などが掲載されていて、「作品と作品を見る間に史跡を見る」というここにしかない楽しみ方ができます。

 

マップは記念館を始めとする町内の主要施設で手に入れることができます。

 

美しい風景×おいしい食事=至福

 

史跡やアート巡りでお腹がすいたら、人間村の中にある未来食堂がおすすめ。2018年にできたカフェが昨秋リニューアルし、地元食材をふんだんに使った月替わりの3種類のランチが味わえるお店になりました。10月は特製ハッシュドビーフ、関ケ原産バジルのジェノベーゼパスタ、なすとボロネーゼのキッシュから選べました。

 

おいしい料理だけでなく、落ち着いた開放的な店内も大きな魅力。大きな窓からは伊吹山や人間村の彫刻を眺めることができ、まるで美しい絵画のよう。これ以上ない優雅なひとときを存分に楽しめます。

 

早くも「どうする家康」効果がじわじわ

 

2023年に放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」。嵐の松本潤さんが家康役を演じるということで、放映前にも関わらず、関ケ原町内はすでに沸いています。記念館のロビーでは、過去のドラマや映画の撮影で使われた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の甲冑を展示。甲冑の横には武将のかっこいいイラストもあります。

 

 

別館の売店・レストランも「どうする家康」モード全開。放映開始に向けて、ファンならわかる、紫色の家康グッズの新作が続々登場しています。今月に入り、一番目立つ場所に特設コーナーができたほど。売店がSNSで新作の家康グッズを紹介すると、全国各地から問い合わせの電話が入るほど、注目を集めています。

 

 

売店の横にあるレストラン&カフェ「伊吹庵」も負けてはいません。少し前から、「戦国武将バトル対決」と銘打った家康と三成にちなんだドリンクの提供を行っていましたが、先月、新作の「パープルスカッシュ」が登場。家康の家紋の旗付きです。先に販売された家康のドリンク「味噌小豆ミルク」は、家康生誕の地と言われている愛知県岡崎市の八丁味噌をベースにしたものです。

 

ちなみに三成のドリンクはと言うと、「三献の茶」と季節外れの桃の話のエピソードにちなんだ白桃グリーンティーと、アイス抹茶ラテの2種類。どれも気になります。