【第1回】高学歴アイドルユニット「学歴の暴力」とは？｜京大卒えもりえものメモりメモ

はじめまして。

えもりえもです。

私は昨年まで「学歴の暴力」というアイドルをしていた。今はアイドルを卒業し、勝手に「学歴の暴力のスーパーバイザー」を名乗りたまにグループのお手伝いをしているただの一般人だ。

そんな私だが、岐阜出身であるためご縁があり、岐阜新聞社さんが運営してらっしゃるZYAO22に連載させていただくことになった。

連載初回のテーマは自己紹介ということで、多くの人が私を知ってくださるきっかけであった高学歴アイドルユニット「学歴の暴力」について、自己紹介代わりに書いてみようと思う。

「学歴の暴力」は旧帝国大学を卒業した女子によるセルフプロデュースのアイドルユニットだ。メンバーは普段社会人として働いており、休日に趣味としてアイドル活動をしている。

（Xアカウント：＠violenceofgkrk）

（１）高学歴アイドルユニット「学歴の暴力」の成り立ち

創始者である私、えもりえも（京大卒）となつぴなつ（東大卒）は元々Twitterで相互フォローの関係にあった。なつぴはかねてからアイドルになりたいという思いがあり、自身の強みの一つとするために東大に入学しましたが、オーディションに受からず、結局社会人として働いていた。

日々Twitterでアイドルになれず辛い気持ちを吐露していたなつぴを見たえもりが「私と一緒に学歴の暴力というアイドルをやりませんか？」とDMを送り、なつぴは「やりましょう！」と即答。結成に至った。

（２）私が「学歴の暴力」で伝えたいこと

ユニット名である「学歴の暴力」は、学歴を武器に活躍したいという表面的な意味だけではなく、私たちが学歴を持っていることにより社会から暴力を受けている。というメッセージもある。

女性が高学歴であることは、敬遠されることが多く、例えば恋愛において相手より女性の学歴が高い場合、なかなか受け入れられないという事例も見られる。

また、このアイドル活動をする中でも「高学歴ならもっと社会のためになることをしろ」と言われることがあり、学歴があることにより自分のやりたいことがやりにくくなる事例もあった。

私たちはそんな声にも負けず、「学歴があっても、自分のやりたいことをしていい」という自らの思いをアイドル活動を通して発信することにより、高学歴女子・勉強している女子に勇気を与えるとともに、誰もがやりたいことをできる世の中になることを望んでいる。

（３）「学歴の暴力」の活動の特徴

SNSで思いを発信

「学歴の暴力」のメンバーはその学歴に裏打ちされた文章力をもっている。アイドルという型にはまらず、学歴ネタ、仕事での苦難や失敗、日常で巻き起こった体験をキャッチーな文脈にのせSNSで発信すると、面白い・興味深いと捉える人が増え、バズることが多く注目してもらえるきっかけになっている。

写真で例に挙げたちゃおバズだけでなく、「かつて京大の文化祭で行われた「下痢止めVS下剤」という人体実験のステージの悲劇を忘れてはならない（5.8万いいね）」「たまに偉い人の祝辞とかをゴーストライターするのだけど、密かに韻踏んだ構成にしてたら偉い人が読んでるうちにラッパー感が出ちゃって、怒られが発生した。（1.3万いいね）」などがある。

私だけではなく、他のメンバーも楽しい投稿をしているので是非フォローしてほしい。

歌詞に思いをのせる

学歴の暴力の曲は全てメンバーが作詞している。シングル「学歴の暴力」では学歴マウントを取りながらも、恋愛において結局顔がかわいい私立文系の女子に負ける悲しさを歌っている。シングル「いままでまじめに生きてきたけれど」では敷かれたレールの上を歩いてきた女子が自分の殻をやぶり自己実現する様子を歌っている。シングル「形なき暴力」では、自分たちを悲しき努力のモンスターと表現しつつも、手に入れた学歴という力を使い活躍する様子がかかれている。

このようなメッセージを曲にのせ、ライブで歌い踊るだけでなく、YouTubeや音楽メディアでも発信しているのでぜひ聞いてほしい。

ライブが楽しい

学歴の暴力のライブでは、他のアイドルのライブではできない体験がある。その一つとして「学位記の盾」がある。学歴の暴力のオリジナル曲「学歴の暴力」の一節で「学歴の暴力くらえ～！」と言いながら学歴ビームを放ち、ファンは倒れる。という茶番があるのだが、高学歴ファンは自身の学位記を盾として持参し、ビームを防いでいるのだ。