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投稿者:

ZYAO22編集部

地方転職する際の仕事の探し方|成功させるポイントと注意点についても紹介

「地方に移り住み豊かな自然に囲まれた暮らしがしたい」
「地域に貢献する仕事をしてやりがいを感じたい」
そんな想いを抱いている方はいませんか?

 

終わりの見えないコロナ禍で、全国的に普及するリモートワークなどにより地方転職の動きが注目されています。いま都会で生活する人たちは自然や歴史、文化と触れ合える「地方」に魅かれるようです。

 

人口減少に悩む地方の自治体もこの流れを受け、手厚い支援策を打ち出し都市部からの移住者を増やそうとさまざまな取り組みを推進しています。

 

この記事では、地方転職で失敗しない仕事の探し方やそのために大切なポイントなどを説明しています。地方転職のリスクやメリット・デメリット、地方転職を成功させるためにどのような点に気をつけなければならないのか把握することができるでしょう。

 

人生の転機となる地方転職を成功させ、地方を盛り上げていきましょう。

地方での転職とは?

一般的な転職は、現在勤めている会社を辞め、違う会社に移る、あるいは仕事を変える、といった、あくまでも会社や仕事そのものを主体にした、ビジネスライクなイメージがあります。

 

それに対し地方転職は、会社や仕事を変えることは一般的な転職と同じですが、仕事だけでなく環境やライフスタイルを変える、人が人らしく生きるための転職、といえるでしょう。

 

地方転職にはUターン・Iターン・Jターンと、3つのパターンがあります。

Uターン転職

「Uターン転職」とは、生まれ育った地元から離れた地域で就職し、一定期間働いた後に、再び地元へ戻り転職することです。

 

卒業まで地元で生活し就職のタイミングで地元を離れるケースと、進学を機に都市部に移り住みそこで就職するケースがあります。

 

通常の転職とUターン転職の大きな違いは、通常の転職は所定の手続きだけで済みますが、Uターン転職には引っ越しが伴います。

Iターン転職

「Iターン転職」とは、都市部で生まれ育った人が都会で就職した後、地方に転職して移り住むことです。

 

自然の少ない都会で生まれ育った人が、豊かな自然や文化に触れあう暮らしに憧れを抱くことがあります。その一方で、長年住み慣れた都会を離れ、大きく生活環境が変わることに不安を感じる人も多いことでしょう。

 

地元に戻る安心感のあるUターン転職と比べて、より慎重なリサーチや客観的な判断が求められます。

Jターン転職

「Jターン転職」とは、地方出身の方が都市部で就職した後、地元とは別の地域に転職して移り住むことです。

 

Jターン転職では、豊かな自然や文化のある地域での仕事、暮らしには憧れるものの、出身地では仕事が見つからないといった場合もあります。

 

大都会からは離れたいが、過疎化の進む地元ではなく、適度に環境やインフラも整った住みやすい場所で働き暮らしたい、そのような希望を持つ方も増えているようです。

地方転職の際の探し方

地方転職するにあたり気になるのは、やはり仕事の探し方ではないでしょうか。

 

大都市と比べ地方では求人数も少なく、選択の幅はどうしても狭まります。地方転職で仕事を探す基本的なスタンスは、業種や職種にこだわり過ぎず、選択の幅を広く取ることがポイントになります。

 

とはいえ、生活の糧を得る大切な仕事ですから、安易に妥協するわけにはいかないでしょう。ここでは、地方転職での仕事の探し方を紹介していきます。

市区町村のサイト

移住したい候補地が決まったら、まずはその自治体のサイトにアクセスし情報収集しましょう。

 

多くの自治体で、移住者の職業紹介や相談には特に力を入れており、「転職サポート窓口」などが設置されていることもあります。

 

転職就活セミナーや会社説明会、仕事体験といったイベントを開催したり、最近ではeラーニングで就労のための仕事の探し方講座などを用意したりしている自治体もあります。

転職フェア

多くの地方で移住促進を目的とした転職者向けのイベントが開催されています。

 

Uターン転職であれば帰省に合わせ参加しても良いでしょう。遠隔地からの参加者に交通費の一部を支給する自治体もあります。

 

移住者向け転職イベントの出展企業は、ワークライフバランスや子育てサポートなど、働きやすい職場づくりに取り組む企業が中心です。企業の採用担当者とWEB面接ができる自治体もありますので、積極的に活用しましょう。

ハローワーク

全国に事業所があるハローワークは、インターネットでさまざまな地域に密着した求人検索ができます。

 

ハローワークでは、地方へのU・I・Jターン転職を考えている方や、農業・漁業・林業の仕事に就きたい方への情報提供や職業相談・紹介も行っており、現住所の都道府県以外への転職希望者へは紹介状の発行もできます。

 

ハローワークの利用には求職申込みの登録が必要です。事前に調べておきましょう。

クラウドソーシング

地方転職の選択肢として、クラウドソーシングを利用しフリーランスとして地方で働くことが注目されつつあります。

 

WebライターやWebエンジニアといったリモートワーク向きの職種では、クラウドソーシングでクライアントから継続的に仕事を得ることも可能です。

 

ストレスが少ないなど地方生活のメリットも多い反面、フリーランスの働き方に理解が薄い地域では、地域コミュニティへ積極的に参加するといった努力も必要です。

地域おこし協力隊

「地域おこし協力隊」は地方の人口減少や少子高齢化対策として総務省が推進しています。任命された人が住民票を移し、観光地のPRやまちづくり支援など、地域の活性化に取り組みます。

 

「活動を通し地域を深く知り、多くの人たちと知り合うことができる」隊員にとってメリットの大きい制度です。活動期間中の報酬は自治体から直接支払われます。

 

任期終了後の定住率は高く、隊員の約6割が活動した自治体や地域に定住しています。

企業への直接応募

転職エージェントを使わず、自分で現地の求人情報を収集し企業に直接応募する方法もあります。

 

直接応募のメリットとしては、企業採用担当者に熱意を伝えやすくアピールできる、エージェントへの紹介料を節約したい企業に採用されやすい、といった点があげられます。

 

しかし、現在の住所地から遠く離れた場所での情報収集や転職活動にかかる時間的・コスト的な負担を考えると、地方の転職に特化したエージェント活用の方が安心です。

地方転職を成功させるポイント

住み慣れた土地を離れ仕事も変わる地方転職に不安や悩みはつきません。さまざまな視点からチェックすることが必要です。

 

住宅事情は地方の方が良いと言われますが、間取りや広さ、防音や防犯面など慎重なリサーチが必要です。また、環境が良い反面、公共交通機関が不足している地域では、新たに車が必要になる場合もあるでしょう。

 

地方転職を成功させるためにはどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

  • 住宅事情について把握する
  • 企業情報の情報収集を徹底する
  • 生活環境について把握する
  • 移住支援の活用ができるか確認

住宅事情について把握する

企業によっては社宅や家賃補助が支給されることもあるため、事前によく確認しましょう。

 

賃貸住宅を契約し家賃を自分で負担しなければならない場合は、地域の平均的な家賃を把握しておく必要があります。実際に物件を決める際には、建物や電気・水道などの設備面もしっかりチェックしたいところです。

 

また、住宅だけでなく、地域の治安や隣近所の雰囲気についても、不動産業者などにヒアリングし、気になることがあれば、よく確認しましょう。

企業情報の情報収集を徹底する

転職先企業選択のミスは何としても避けたいでしょう。人口の少ない地方では都市部より企業数・求人数が少なく、失敗したからといって、簡単に転職をやり直すわけにはいきません。
求人の絶対数が少ない地方特有の特性を踏まえ、慎重に転職先企業を決める必要があります。

 

自分の印象だけに頼る探し方ではなく、自治体の就労サポートや地方の企業情報に詳しい地元の転職エージェントを利用して、間違いのない転職先選びをしましょう。

生活環境について把握する

都会から地方へ移住する場合、生活環境が大きく変わり、新しい環境に慣れるには時間がかかります。

 

買い物をする商業施設や病院などの医療施設、学校や市役所といった公共施設の必須な情報は引っ越し前に調べ、事前に生活環境を知っておくことが大切です。

 

また、サービス内容や雰囲気など、実際に自分がその場に行かなければわからないこともあります。移住した直後は、積極的に地域を回り、自分の目で確認しましょう。

移住支援の活用ができるか確認

移住先やご自身の条件などによりますが、多くの自治体で、地域活性化を目的とした移住希望者への支援サポートを行っています。

 

公的な補助や支援はたとえ資格があっても、自分から申請しない限り、行政側で申請忘れを調べて教えてくれるようなことはありません。

 

補助金を得られないのは大きな損失です。地方転職を考えるのであれば、しっかり情報収集をして、利用できる支援策や補助金の恩恵を受けられるようにしましょう。

移住先の地方についてしっかりと知っておこう

地方転職をすれば「実家が近い」「自然がある」などメリットもありますが、良い面だけではありません。

 

家族を連れて地方転職する場合は、家族の理解が大切です。自分の故郷だからと言って、家族も気に入るとは限りません。家族であっても、価値観や考え方には個人差があります。

 

移住後に「こんなはずではなかった」とならないために、移住先の良いところもそうでないところもしっかり把握するように心がけましょう。

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