生活協同組合コープぎふ|理事長 大坪光樹氏 地元の食材を活用、商品充実

-コロナ禍での活動は。
生協は組合員同士の交流や活動を活発に行うことが力の源になっています。昨年はコロナ禍前のような対面での交流に戻してきましたが、オンラインを活用したハイブリッド型も行ってきました。その中で、子育て世代には「離乳食交流会」や「おしゃべり会」などをオンラインで開催しました。自宅でお子さんと一緒にいながら話が聞けるということで好評でした。今後も継続して行っていきたいと考えています。
-子育て支援では新たな動きも。
昨年は安心して子育てできる環境づくりを行政と一緒に進めようと、瑞穂市と連携協力協定を県内で初めて結びました。日常業務の中で子どもや子育て家庭の安心・安全の確保に向けた見守り活動や、食育講座、交流会の実施、ハピハピボックスの提供を行います。
-魅力ある商品にも注力。
地元の生産者や企業とつながり、岐阜の食文化や産業を大切にしようと、地元商品の取り扱いを積極的に行っています。そのため一昨年から商品活動推進室を設置し、県産品や地元の優れた産物の掘り起こしに努めています。地元の食材を製品化して生協で取り扱うことで、地域循環を促進したいです。そのほか、必要な食材とレシピがすべてセットになっている「ミールキット」にも力を入れていきたいと考えています。地産地消や独自で認証している「栽培自慢」や「はぐくみ自慢」といった地元の食材を活用し、商品の充実を図っていきたいです。
-新年に向けて一言。
ウィズコロナを見据え、宅配の便利さを実感していただけるように事業を強化していきます。また、これまで継続してきた「地域見守り活動に関する協定」や「フードドライブ」もさらに進めていきたいと考えています。これからも安心して住み続けられる地域づくりに向け、課題を解決していけるように努めていきます。

〒509-0197 各務原市鵜沼各務原町1-4-1
TEL. 058-370-6888
設立 1999年3月
出資金 46億5,106万円(2022年3月期)
事業高 294.1億円(2022年3月期)
従業員数 1,201人(2022年3月20日現在)
事業内容 食品を中心とした日常生活用品を供給する宅配事業・店舗事業、共済保険事業、介護事業など
事業所 宅配事業所(各務原市、岐阜市、岐南町、大垣市、関市、多治見市、恵那市、下呂市、高山市の県内9事業所)、店舗(県内6店舗)、介護事業所(県内5事業所)