明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

飛騨農業協同組合|代表理事組合長 谷口壽夫氏 高冷地生かし農業振興に邁進

-2022年を振り返って。  

飛騨の農業は、大きな自然災害もなく、まずまずの年でした。しかし、長引くコロナ禍、ロシア・ウクライナ情勢、円安とさまざまな要因で物価高となる中、農業用資材、特に肥料や家畜の飼料が大幅に値上がりし、農家の経営に大きく影響しました。国や県、市など行政による支援策もありますが、JAひだとしても独自に実質金利0%で運転資金を融資する対策を講じ、畜産農家対策も講じました。さらに、肥料の注文に対し最大で6%を支援し、農家の皆さんに何とか生産意欲を持ってもらいたいと思っています。  

-5年に1度の全国和牛能力共進会で飛騨牛は素晴らしい成績でした。  

岐阜県は参加41道府県の中でも数少ない1区から8区までと高校生を含めた全区に21頭がエントリーしました。8区の優秀枝肉賞受賞はじめ、全頭が上位入賞し、改めて全国に「飛騨牛ここにあり」と示すことができました。生産農家をはじめ関係者の尽力のたまものと感謝します。今回から、審査基準が大きさ、見た目の霜降り重視からおいしさ重視になりました。これこそが今後の方向性で、元々の飛騨牛の特徴である肉質や脂肪の質、いわゆる「飛騨牛らしさ」にこだわり続け、売りにしていくことが大事だと考えます。  

-飛騨の農業の課題は。  

何といっても人手不足は深刻です。農業は機械化できない部分もありますが、スマート農業を進めていきます。機械化には大きな投資も必要ですが、ホウレンソウの出荷調整現場など早い対策が必要です。  

-2023年の抱負は。  

飛騨の農業の特徴は、気象条件をはじめとする立地条件を最大限に生かした高冷地農業です。「天の恵み、地の利、人の和」であり、生産される農畜産物はいずれも自慢できる逸品ばかりです。今後も農家の皆さんと飛騨の農業振興に邁進(まいしん)してまいります。

〒506-0001 高山市冬頭町1-1        
TEL.0577-36-3888
設立 平成7年4月、飛騨地域1市2郡15市町村(当時)を管内とした6JAが合併。 平成13年9月には旧益田郡内4JAと合併し、飛騨地域1市3郡20市町村(当時)を管内とする。
出資金 64億7,000万円
貯金残高 3,136億700万円
長期共済保有契約高 6,934億2,200万円
購買品取扱高 159億9,400万円
受託販売品取扱高 200億円6,500万円
職員数 888人
事業内容 農協法に定める事業(指導・販売・購買・信用・共済など)
店舗等 本店、支店(31ヶ所)、事業所(35ヶ所)
子会社 JAグリーン株式会社、有限会社JAひだ農業生産法
イチオシ記事