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投稿者:

ZYAO22編集部

メーカーとは?種類や職種・魅力についてもあわせて解説

「メーカーってなに?」
「メーカーにはどんな種類があるの?」
「メーカーの仕事内容や魅力が知りたい」
このように、メーカーにご興味がある方には、たくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。

 

本記事では、メーカーとはなにか、メーカーの種類、職種など、メーカーに関する情報を紹介します。他にも、メーカーの取り組みや魅力などもあわせて解説します。

 

この記事を読むことで、メーカーの種類や職種、魅力などの、メーカーに関する基礎知識を得られます。その知識をもとに、メーカー各社の特徴やメーカーごとの違い、働く上で求められるものなどを理解できるようになるでしょう。

 

メーカーで働くことにご興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

メーカーとは?

メーカーとは、製品を生産・製造する企業を指す言葉です。生産・製造する製品によって業種が分類されているため、メーカーの中でもさまざまな種類があり、製造業とも呼ばれています。

 

製造過程のどこまでを自社で担っているかは、メーカーごとに異なります。そのため、メーカーの業務内容は企業によって変わるでしょう。メーカーの主な製造過程は、生産・製造ラインの企画や設計、部品の選定、加工、検査などです。

メーカーの種類

ここでは、製造工程ごとに分けられるメーカーの種類をご紹介します。メーカーの種類を把握することで、メーカー各社の違いを理解できるようになるでしょう。また、メーカー業界の業界構造についても理解を深められます。

 

メーカーにご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

素材メーカー

素材メーカーは、製品の原材料となる素材を開発している企業です。原材料の開発だけでなく、加工や商品開発を担う素材メーカーもあります。開発した素材は他産業に供給しており、素材メーカーの多くはBtoB企業です。

 

消費財を取り扱う企業ではないため、素材メーカーの世間的な認知度はあまり高くないことが多いでしょう。しかし、製造業界では素材メーカーがなければ仕事が成り立たないことから、重要度が高い業界となっています。

加工・組立メーカー

加工・組立メーカーは、素材メーカーから仕入れたものを加工・組立を行い、製品を完成させる企業です。加工・組立をする製品にはさまざまな種類があるため、加工・組立メーカーの業務内容も企業によって異なります。

 

素材の加工と組立を行い、完成した製品を世に送り出せることが醍醐味の職種です。自動車メーカーや電子機器メーカーなど、消費者から認知度が高い企業が多くあります。

自社生産・加工メーカー

自社生産・加工メーカーは、素材メーカーと加工メーカーの業務全てを自社で行う企業です。製造過程の全てを自社で行うため、素材メーカーと加工・組立メーカーよりも多くの職種の人が携わっています。

 

代表的な例は、医薬品メーカーや化粧品メーカーなどです。企業によっては、自社で製品の販売まで担うこともあるでしょう。

顧客層によるメーカーの違い

メーカーは、「BtoB」と「BtoC」の2つに分けられます。法人を相手に取引するメーカーがBtoB、消費者を相手に取引するメーカーがBtoCです。この分類は、メーカーが取引対象とする顧客層によって分けられています。

 

ここでは、顧客層によるメーカーの違いを紹介していきます。ご興味がある方は、参考にしてみてください。

BtoB企業

「BtoB」は、法人を相手にして取引する企業を指す言葉です。「Business to Business」の略称として、BtoBと呼ばれます。素材メーカーの多くは、自社製品を加工・組立メーカーに販売しているため、BtoB企業に該当するでしょう。

 

BtoB企業は消費者動向に左右されず、法人と長期取引や海外企業との取引している場合が多いため、安定性が高いです。

BtoC企業

「BtoC」は、消費者を相手にして取引する企業を指す言葉です。「Business to Consumer」の略称として、BtoCと呼ばれます。食品や自動車といった、消費者が実際に使う製品を販売している企業が、BtoC企業に該当するでしょう。

 

消費者が製品を認知しやすいことから、BtoB企業に比べて知名度が高いです。近年ではインターネットの発展により、EC化が進んでいる傾向にあります。

メーカーの取り組み

世界情勢や市場の変化に応じて、メーカーも新たな取り組みを始めています。では、メーカーの取り組みとはどのようなものなのでしょうか。

 

ここからは、メーカーの取り組みについて詳しく紹介していきます。ご興味がある方は、チェックしてみてください。

モノづくりだけがメーカーの仕事ではない

最近の消費市場は、メーカー各社の製品開発スピードが加速したことで、新製品の話題性が失われやすくなっています。そのような動向から、メーカーは製品ライフサイクルを長期化させる工夫が求められるようになりました。

 

そのため、メーカーは製品に対してストーリーを加えることで、モノのブランド化に取り組むようになっています。高い付加価値を与えてブランド化することで、競合に負けない製品を開発する狙いがあるのです。

新規事業への挑戦

近年のメーカーでは、商品の製造・販売だけでなく、その先でも利益を得られるような新たな取り組みがされています。従来のメーカーは、製品を販売した時点で取引を終えていましたが、競争の激化に伴い製品にさらなる付加価値を付ける必要が出てきました。

 

そのような背景から、製品の販売後もサービスを提供し、顧客との関係構築や競合との差別化を図る取り組みがされています。

グローバルニッチを目指す企業も

メーカーの中には、グローバルニッチを目指す企業も増えています。従来のメーカーは、生産拠点を海外におくことで製造コストの削減や輸送コストの削減を目的に、グローバル化を進めていました。

 

しかし、近年ではグローバルニッチを目指し、メーカーが国際市場の開拓に取り組むようになっています。日本のメーカー企業は技術力で優れていることが多く、それを強みとして押し出して国際市場を狙うビジネスモデルが誕生しています。

他社や研究機関との「オープンイノベーション」

他社や研究機関と一緒に「オープンイノベーション」を推進するメーカーも増えています。オープンイノベーションとは、社内外の資源を活用して組織内に革新を起こすための取り組みのことです。開発コストや工数を減らすため、社外とも協力して技術革新に取り組んでいます。

 

また、オープンイノベーションの一環として、ニーズや人材の多様化に合わせたダイバーシティ化を進めているメーカーも多いです。

メーカーでの職種とは

メーカーは製造工程が多いことから、さまざまな職種の人が働いています。職種ごとの業務内容を知ることで、メーカーでの働き方がイメージしやすくなるでしょう。

 

それぞれの職種は担っている業務内容が違うため、違いを把握して区別できるようにしましょう。

営業

営業とは、顧客に対して製品を提案、販売する職種です。BtoB企業の場合は法人を相手にした営業になり、BtoC企業の場合は消費者を相手にした営業になります。

 

メーカーの営業は、問屋、おろし、商社に向けたものと、小売店に向けたものがあります。それぞれ取引先のニーズを満たせるような製品を提案し、ときには新たな販売ルートの開拓にも着手する職種です。

商品企画

商品企画は、市場の調査・分析を行い、製品開発の企画を考える職種です。製品開発の企画では、新製品の開発だけでなく既存品の改良も行われます。顧客のニーズを捉え、適切な製品を生み出すために、マーケティング能力が求められることが多いです。

 

商品企画だけではなく、製品の施策や開発、顧客に対してのセールスツールやキャンペーンの企画に携わることもあります。

研究開発

研究開発は、製品を生み出すための技術を開発する職種です。既存品の改良や新製品開発にも携わるため、商品企画や生産部門と連携しながら働きます。

 

製品を生み出す技術の開発以外にも、素材の開発や技術開発などの基礎研究をするメーカーもあるでしょう。そこでの研究結果をもとに、製品化を進めていきます。他の職種と比べると専門性が高く、給与が高い傾向にある職種です。

製造

製造は、工場などの生産ラインで製品作りに携わる職種です。主な業務内容は、製品の加工・組立と検査です。素材を加工し、製品になるように組み立てます。製品を製造したあとは、自社の製造基準に基づき製品の品質管理を行います。

生産管理

生産管理は、製品が一定の品質と量を保てるように製造スケジュールを管理します。生産管理の目的は、製品の競争力を高めることです。そのために、品質、原価、納期などを管理し、最適なモノを顧客へ届けるように計画し、実践していきます。

 

生産管理の中には、生産計画や受注管理、発注管理、在庫管理、製造管理などの業務が含まれています。製造に関わる全工程に携わるため、メーカー内の各部署との密な連携が求められるでしょう。

資材調達

資材調達は、製品を作るための素材や材料を国内外から買い付ける職種です。製造計画に基づき、必要なものを必要なときに、適切な量だけ仕入れます。また、資材の品質やコストを管理するのも業務の範囲です。

 

資材調達の業務は、メーカーの製品開発や品質、価格などのあらゆることに大きく影響します。そのため、メーカーの根幹とも言える重要な業務と位置付けられており、資材ごとの専門部門が設けられていることも多いです。

宣伝・広報

宣伝・広報は、自社や自社製品の情報を顧客に伝える職種です。多くのメーカーは広告代理店と連携して広告活動を進め、メーカーの宣伝・広報はその窓口を担います。BtoC企業は特に消費者のイメージによって売り上げが左右されるため、非常に重要な業務です。

 

宣伝は、自社の広告戦略を立案し、製品の情報をメディアへ提供、発信します。広報は、製品や自社の情報を発信し、ブランドイメージや売り上げ向上、企業イメージの確立や維持を行います。

メーカーで働く魅力

ここでは、メーカーで働く魅力をご紹介します。メーカーの魅力を知ることで、メーカーで働くときの意欲も湧いてくるでしょう。また、メーカー業界やメーカー企業の働き方への理解も深めることが可能です。

 

メーカーで働きたい方は、ぜひチェックしてみてください。

経営の安定性に優れている

メーカーは、経営の安定性に優れている企業が多い傾向にあります。理由としては、メーカー業界では素材や部品を扱うため、景気に左右されにくいことが挙げられるでしょう。

 

特に上流工程のメーカーは、消費者のトレンドにも左右されにくいため、安定性に優れています。ただ、BtoCのメーカーは景気や消費者の消費傾向の影響を受けやすいため、全てのメーカーが当てはまるわけではありません。

労働環境が整っている

メーカーは、労働環境が整っており、ホワイト企業が多いとされています。理由としては、労働組合が機能している点や、顧客からの無茶な納期依頼がないことが挙げられます。メーカーの中でも、自社生産・加工メーカーやBtoBのメーカーは、ホワイト企業の傾向があるでしょう。

 

労働組合が機能していることで、昇給や残業時間などの待遇改善や、産休や育休といった制度が導入されやすくなっています。

マーケティング力が身に付く

メーカーで働くことで、マーケティング力が身に付くでしょう。メーカーでは、商品企画や営業などの顧客目線を意識しながら仕事する職種が多いです。それらの職種で働くことで、マーケティングの知識と実際の製品を顧客に届ける経験を得られるでしょう。

 

マーケティング力は、BtoCのメーカーだけでなくBtoBのメーカーでも求められています。そのため、マーケティングに目的意識を持ちながらメーカーで働けば、著しいスキルアップが望めるでしょう。

メーカーの仕事内容を理解しよう

メーカーとは、製品を製造・販売する企業のことです。メーカーは、製造工程ごとに業務内容が分けられています。ターゲットとする顧客層によっても区別できるでしょう。単にモノづくりだけではなく、製品のブランド化やグローバルな視野も求められるようになっています。

 

メーカー業界について知ることで、メーカー企業の特徴やそれぞれの違いなどが把握できるでしょう。ぜひこの記事を参考に、メーカーの仕事内容を理解して、就活などに役立ててみてください。

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