明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

Uターン就職の志望理由の例文|面接での伝え方もあわせて解説

「東京から岐阜に戻って働きたい」
「Uターン転職したいけど何から始めればいいか分からない」
「そもそも自分ってUターン転職に向いているの?」
このようにUターン転職について気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、Uターン転職の基本から、転職活動の始め方、志望動機の作り方まで解説しています。

 

この記事を読むことで、Uターン転職について深く知ることができるでしょう。さらに、今すぐUターン転職をしたい方にとっての、スムーズな転職の助けになります。また、さまざまなメリットを紹介していますので、将来的な選択肢として考えたい方にも役立つ内容です。

 

志望動機の例文だけでなく、気を付けるべきポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

そもそもUターン転職とは?

Uターン転職とは、地方出身者が都会に出た後、地元に戻って就職することです。

 

大学合格や就職がきっかけで東京などの都会へ出た方が、転職して地元に戻ってくるというのが、一般的なUターン転職といえるでしょう。

Iターン転職との違い

Iターンは、都会出身の人が地方に転職することです。東京出身でそのまま東京で働いていた方が岐阜に転職するときはIターンといいます。

逆に、岐阜出身の方が東京に転職することをIターンと呼ぶ場合もあります。

Jターン転職との違い

Jターンは、地方出身者が都会に出た後、地元以外の地方都市に転職することです。

 

例えば、岐阜出身者が東京で就職し、愛知に転職することはJターンといいます。地元ではなく、地元近くの大規模な地方都市への転職を示す場合が多いです。

Uターン就職の主な理由

Uターン就職をした方は、どのような理由で地元に戻ることを決めたのでしょうか。ここではその理由を解説します。

 

Uターン就職する理由を知ることで、自分に合っている転職方法なのか判断しやすくなります。今までUターン就職について深く考えてこなかった方も、自分の理想の働き方を見つけることが可能でしょう。

地元に貢献したい

地方では、都心部に比べて、少子高齢化や人口減少などさまざまな問題に直面している場合も多くあります。そのため、自分たちが移住し、町の活動などに参加することで、地元を活気づけることができるといえるでしょう。

 

他にも、仕事でのスキルを活かして地元産業の発展に尽力したり、自身のUターン転職についての情報発信などを行うことで地元に人を集めたりなど、地元への貢献の仕方は数多くありますので、自分の得意なことから始めてみるのもいいでしょう。

地元のつながりを活かしたい

地方出身者の場合、地元に親戚や知り合いなどが多く住んでいることもあります。そのようなつながりを活かして、就職先を見つけることや、町内会などの地域活動へ積極的に参加するなど、地元での生活をより豊かなものにすることができます。

 

知り合いが誰もいない土地で転職するよりも、ある程度人間関係が出来上がっている地元へ転職することで、転職後の不安も減るでしょう。

両親の近くで生活したい

特に30代・40代の方は、自分が年を重ねるにつれて、両親も年を取っていることを、どこかで感じているのではないでしょうか。そうなると親の健康状態や介護などの面で、新たな不安も生まれてきます。

 

Uターンで地元に帰ることで、両親の近くに住むことができるだけでなく、万が一何かが起きた場合にも、そばにいて支えてあげることができるでしょう。

地元で子育てをしたい

地元への転職であれば、実家が近くにあるため、両親に子どもの面倒を見てもらうこともできます。また、都会よりも自然が多く、子どもにいろいろな体験をさせられるのも、子育てにとっていい環境であるといえるでしょう。

 

待機児童などの問題も都市部より深刻ではないことが考えられるため、子どもを預けて仕事しやすい環境が整っているといえます。

 

岐阜県では、子育て支援課がまとめた「ぎふ子育て応援団」という情報サイトもあり、どのようなサービスが受けられるかをまとめて見ることができますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

都会から離れて暮らしたい

「通勤電車が混んでいる」「どこへ行っても人が多い」「マンションの騒音問題で頭を悩ませている」など、都会の生活では日常を過ごすだけで疲れてしまう場面も多くあります。

 

地方ではマイカー通勤が可能な企業も多数あり、人口も都心部ほど多くないため、日々のストレスが解消されることでしょう。土地もあり一軒家も建てやすい環境であることから、家族だけの空間で過ごすこともできます。

 

また、ご近所づきあいなどがあり、都心部ではなかなか築きにくい職場以外の人間関係も作りやすいです。そのため、温かみのある人間関係の中で生活することができるといえるでしょう。

結婚で生活拠点が変わったから

学生時代など、古くからお付き合いしている方がいる場合、相手が地元に残って自分は都心に働きに出ているということも少なくありません。結婚をする場合には、地元に戻って働くことも視野に入れることになるでしょう。

 

マイホームなどを建てる場合も、地価が安いから、両親がいるからなどの理由で、地元に建てる方もいるのではないでしょうか。

自身のキャリアプランに合っている

「新しいことに挑戦したい」「伝統を守る仕事に就きたい」など、自分がやりたいことをやれる環境が揃っているのであれば、新しく挑戦するという意味で転職することも可能です。

 

地方都市では中小企業が多いと思われるでしょう。しかし、岐阜に本社を持つ企業の中には、世界規模の半導体メーカーや全国展開中の100円ショップ、東海地方を中心にスーパーマーケットなどを展開する企業の本社があります。

 

大手企業でセカンドキャリアを構築できる可能性もあるのです。

これまでの経験を活かせる企業がある

岐阜県には製造業などを筆頭に、建設、金融、運送などさまざまな業界の企業があります。今までに培った知識やスキルを活かして働ける場所が多数あるため、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

 

各自治体では、U・I・Jターンの方向けに県内企業への就職支援サポートも行っていますので、ぜひ自分の経験が活かせる企業を見つけてみてください。

プライベートを充実させたい

都市部は家賃が高く、郊外に住まざるを得ない場合も多くあり、デメリットとして通勤時間が長くかかってしまうことがあります。地方では家賃相場自体が低くなるため、職場の近くに家を借りて通勤時間を減らすことができます。

 

また、地元へ転職することで、子育てを実家の両親に任せることもできるため、自分の時間が確保できるといえるでしょう。地価も安く、都心と比べて一軒家も建てやすいため、マンション生活と比べると、周りに気を遣わない自分たちの空間が楽しめるのではないでしょうか。

生活費を抑えたい

アパートなどの家賃相場も都心と比べると安く、職場へのアクセスがよい場所で理想の物件が見つかることも多いでしょう。

 

また、岐阜県はトマトやほうれん草、しいたけなど、食卓に欠かせない野菜の生産量が全国でも上位を占めています。そのため、産地直送の野菜や果物などを、安く買うことも可能でしょう。

好きな土地で働きたい

昨今はコロナ禍で、リモートワークなど場所に縛られない働き方が増えてきたこともあり、働く環境をより重視する人も多くなっています。

 

会社へ通勤しなくてもよくなったことで、「地元で働きたい」と思っていた人が、仕事のことを気にすることなく働ける環境が整ってきました。

Uターン就職で地元企業が求めていることは?

企業目線で考えたとき、Uターン就職の人材を採用するメリットはどこにあるのでしょうか。

 

地方ではできない規模の仕事に取り組むことができ、専門的なスキルが身に付けられる都会での仕事は、貴重な経験を積むことができることの言い換えでもあります。

 

企業側からすると、Uターン転職を行う方は自分たちにはない知識や考え方を持った人材となりますので、新しいアイデアを創造してくれるのではと期待しているのです。

 

また、Uターン就職の特徴は「地元で就職する」ことです。地元の人の特徴や考え方も分かり、なおかつ、地元にない知識や経験を持っているというのは、大きな強みとなるでしょう。

 

そして、慣れ親しんだ地元に帰ってくるということで、腰を据えて長く働いてくれるのではないかと予想できることも、企業にとってのメリットだといえます。

【例文】Uターン就職の志望理由

ここからは、実際にUターン就職の志望理由とその例文を見ていきましょう。

 

今回は4つのパターンを紹介しますので、ぜひ自分の転職理由に一番近いものを参考にしてみてください。

地元に貢献したい場合

実家に帰省した際に、地元である○○市が少子高齢化や人口減少などが進んでいるという話を聞き、お世話になった人々や自分を育ててくれた町のために何かできないかと考えていました。

 

そこで、現在の○○職としてのキャリアをここで活かせないかと考え、御社への転職を志望いたしました。

 

今まで培ってきた経験を活かし、御社で活躍できる人材になるとともに、地元で働く一員として、○○市の力になれるような人材として地元にも貢献していきたいと考えています。

両親の近くで生活したい場合

両親の近くで生活したいという思いがあり、御社へUターン転職をしたいと考えています。

 

就職とともに地元を離れ、現在は結婚して子どももいるのですが、ここ数年のコロナ禍の広がりにより、離れて暮らす両親と会える機会が少なくなってしまいました。高齢なこともあり、体調面やケガなど心配な部分が多くあるのも事実です。

 

私は、両親を近くで支えるとともに、子どもたちにもたくさん会える環境で喜ばせたいと思い、地元への転職を決意いたしました。

地元で子育てをしたい場合

私がUターン転職を考えたのは、子育てと仕事を両立したいと思ったからです。

 

現在住んでいる東京では、待機児童などの問題もあり、働きたいと思っていても子どもが預けられず、その板挟みで悩んでいました。

 

○○市では子育てや就職支援のサポートもあり、安心して長く働ける環境が整っていましたので、御社に入社して、長く活躍することができればと考えています。

自身のキャリアプランに合っている場合

現在は営業職として、ノルマ達成を第一に仕事に取り組んでまいりました。しかし、キャリアを積むにつれて、顧客との信頼や関係値が売り上げに大きく影響するのだと気づきました。

 

そこで、今の売り上げ重視の考え方から、一人ひとりに向き合える営業スタイルも実践していきたいと考え転職を決意しました。

 

ホームぺージを拝見した際、地元で長く愛される御社では、人とのつながりを大切にしているとありましたので、自分の理想の働き方ができるのではないかと感じ、志望させていただきました。

Uターン就職で志望理由は面接でどう伝える?

面接では、自分のことを一生懸命伝えようとしがちですが、企業がどのような部分を見ているかも把握しておくことが重要です。では、志望理由をうまく伝えるためには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。

 

ここでは、きちんと面接官に伝わるよう、面接前の準備から、面接中に意識しておくことまで4点をピックアップしました。

正直な理由を伝える

どうして地元に転職したいと思ったかを正直に伝えるのは重要です。地元に対する想いももちろんですが、「地元で働くこと」を意識するようになったきっかけなどがあれば、面接官に伝えましょう。

 

地元企業で働く方はその地域出身である場合も多く、地元への特別な想いを伝えることは、面接官にとっても好印象だといえます。

 

待遇や年収などの条件面が理由であっても、前述した内容を絡めながら正直に話すのがベターです。

徹底的に企業を調べる

Uターン就職に限らず、転職の際の企業研究はきちんと行うようにしましょう。

 

まず、企業のホームページなどで情報を集め、この企業が何を大切にしているのか、自分がどこを魅力に感じたのか、どのような経験・知識が活かせるのか、などを整理しておきます。面接当日はその内容を面接官に伝えましょう。

企業が求める人材であることを伝える

新卒者と違い、中途採用の場合はすぐに戦力として活躍してくれることが期待されています。面接の際には、今までの経験や身に付けたスキル、自分の長所・短所などを具体的に伝えましょう。

 

それだけでなく、日々の仕事で大切にしていることや、働く中での印象的だったエピソードなど、スキルなどでははかれない仕事に対しての向き合い方なども説明できると、企業側も一緒に働くイメージがつきやすくなります。

入社後の目標を伝える

面接では「自分は入社したらこうなりたい」というビジョンを説明しましょう。仕事の面に限らず、「働きながらこういう生活が送りたい」というプライベートを絡めたものでも構いません。

 

Uターン転職の強みは「地元で働く」ことです。自分が育った土地という、思い入れが強いところは大きなプラスになります。地元に戻る理由とともに、長く腰を据えて働きたいということ、ここで長く働く意思があるということを、しっかり伝えることが大事です。

避けるべきUターン就職の志望理由は?

志望理由の中には、企業側に不安を与えたり、説得力が少なかったりするものもあります。

 

志望企業の内定につなげるためにも、そのような理由を避けて考えることが大切です。

嘘をつく

企業の採用担当者は多くの転職希望者を見ているため、ごまかした転職理由では、すぐに見透かされてしまいます。

 

人間関係で悩んでいる、仕事でなかなか結果が出せないなど、ネガティブな理由が転職のきっかけならば、それを正直に伝えましょう。そのうえで、どうしてUターン転職にたどり着いたのかを説明するのがベターです。

はっきりとした目標やビジョンがない

「地元に貢献したい」というのはUターン就職の大きな理由の1つでもあります。しかし、具体的にどのように貢献していくのかを伝えられなければ、本当に地元貢献の意志があるのか分からず、他の転職者との差別化もできません。

 

「自ら情報を発信し、Uターン就職の魅力を伝えることで、同じように地元に戻りたいと考えている人たちを後押ししたい」など、自分が考えていることを具体的に、はっきりと伝えることが大事です。

自発的な理由でない

家族や両親など、他の人から言われてUターン転職を決めた、という理由では企業側も不安になり、採用に踏み切れません。

 

転職者本人の意志がなければ、「すぐに転職するのでは?」「長く働いてくれないのでは?」と、さまざまなことを考えてしまいます。

 

転職理由はあくまで「私が○○したいから」など、自分主体のものにしましょう。

Uターン就職の理由を考える際気を付けることは?

Uターン就職の転職活動をする際には、どのようなことを意識して動けばいいのでしょうか。

 

一般的な転職で行うものもあれば、働く地域が変わるUターン転職ならではの内容もありますので、確認していきましょう。

地域の情報収集を怠らない

Uターン就職の場合、地元とはいえ、長くその土地を離れて暮らしている人も多いため、現在の地域の状況を知っておくことは大事です。

 

現状の課題や、力を入れている取り組みなどを知ることで、具体的な地域貢献の方法などを志望動機に盛り込むこともできます。

 

岐阜県では、Uターン就職を考えている方向けのホームページもあり、毎月東京・名古屋・大阪では出張就職相談会を実施しています。実際に参加することで、地域の生の声を聞いてみるのもいいでしょう。

地域と企業それぞれの志望理由を区別する

U・I・Jターンなど、転職とともに働く地域が変わる場合は、転職理由が「その地域で働きたい」「その企業で働きたい」の大きく2つに分けられます。志望理由などを書く際は2つが混同しないように注意が必要です。

 

分けずに書いてしまうと、どちらかが足りなかったり、内容が薄くなったりしてしまいます。志望理由として説得力のあるものになるよう、どちらの内容も充実させるように意識してください。

その地域向けのエージェントを活用する

転職エージェントを利用する場合は、大手だけでなく岐阜県に特化しているエージェントも利用してみましょう。

 

岐阜県に拠点がある場合は、企業情報やアドバイスがもらえるだけでなく、直接面談ができることもあります。

 

会社ごとに特徴があるため、利用する前にいくつか比較してみるのもおすすめです。

Uターン就職をするなら伝える志望理由の内容はよく検討しよう

一般的な転職と同様、具体的で説得力のある志望理由を考えることが大事ですが、Uターン転職の場合は、その地域ならではの理由もあわせて伝えることが重要だと知ることができたのではないでしょうか。

 

「地元のために何かしたい」という想いをアピールすることで、Uターン就職でなければならない理由が十分に伝わることでしょう。

 

現在はUターン就職や移住へのサポートも充実しているため、気になる方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

イチオシ記事