【第36回】人を頼る才能|めてお先生のVTuberとして生きていく
突然ですが、あなたは「人をうまく頼る」事が出来ますか?
今回のコラムは、少し恥ずかしいのですが、私の《完全に人間だった頃》のとある出来事について語らせていただきたいと思います。
人を頼ることが出来なかった学生時代
私は両親が教員で妹がいるのですが、父にも母にも言われたことがないのに何故か「先生の娘だからしっかりしなくちゃ」と思って学生時代を生きていました。
そのせいか、誰かに甘えたり頼ったりする事がすごく苦手で、社会人になってもトラブルがあったりしたら自分一人でどうにかしなければ…という一種の強迫観念のようなものを抱えていました。おそらくコレって長男や長女の方なら経験がある人も多いんじゃないでしょうか。「おにいちゃんなんだから」「おねえちゃんなんだから」と言って、我慢を強いられたり一人で色々やる必要があった、私たちのあるあるなのだと思います。
★中々人を頼れない人の特徴
- 責任感が強い
- 気を遣う
- 真面目
- 努力家
- 自分にも他人にも厳しい
私の妹は人を頼る天才
長女の私が「自分でどうにか」ともがいてる横で、妹は両親や周りの友人・大人を巻き込んで、いとも簡単に目の前の壁をぶち壊してしまうんですよね。
もちろん、全部任せっきりではなく、やれるところは自分でやって、やり方を教えてもらったり手助けしてもらったりしながらではあるんですが、なんでそんなに人が助けてくれるのか?と当時は疑問に思っていました。
最近になって妹は人を頼る天才だなという事に気付いたんです。
人を頼ることのメリット
長女でいわゆる「おねえちゃんだから」を軸にして生きてきた私は、人を頼るのがなんとなく申し訳なかったりしていたんですが、実は誰かを頼る事って《信頼関係の構築》と《物事の効率》がものすごくいい方向に進むという事を大人になってから知りました。
よくよく考えれば当たり前なのですが、人は誰かに頼られると嬉しい生き物ですよね。であれば、誰かに無理のない範囲で頼られたりすることは、お互いの信頼関係を円滑にする可能性が高いという事なんです。
さらに、自分1人で物事を進めるよりも効率が良いんです。
という事は、人を頼るって、相手の負荷になりすぎない程度であればどんどんやった方がいいのでは?と思うのです。
人をうまく頼るコツ
とはいえ、私も含めて元々人に頼ることに慣れてないタイプは、いきなり人を頼れと言われても難しいわけです。そんな方向けに私自身も実践してきた「人を頼る初心者向け」のコツをお伝えしましょう!
➀小さなことから頼んでみる
飲食店で「醤油とってほしい」とか、ゴミを捨てようと立ち上がった人に「このゴミも一緒に捨ててきて欲しい」と、あまり重くない頼み事から始めてみるのが精神的にもおすすめです。
➁頼み事をやってもらったら少し大げさなくらいお礼を伝える
小さな頼み事でも「うわあ…めっちゃ助かった!ありがとう!」と少し大げさにお礼を言うと、人を頼る罪悪感が薄れます。そして、相手の反応も分かりやすいので(これくらいなら頼ってもいいんだ)という実績が自分の中にできてきます。
➂何かしてもらったら自分も何かする
正直、人を頼るのが苦手な人の多くは「してもらってばっかり」が心苦しいという方も多いです。だからこそ、何かしてもらったら意識してお返しするようにするのがおすすめです。
この①~③を繰り返していくと、今まで頼りにくかった内容でもいつの間にか人にお願いできるようになりますし、持ちつ持たれつで関係性を築いてきた相手との信頼も生まれていて、HAPPYずくしになっています。
年末の忙しい時期になってきたからこそ、人を頼りながらうまく物事を進めていけるといいですよね。(自戒も込めて…)
次回は「1年をうまく振り返る方法」というテーマでお届けしたいと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!