岐阜県郡上市のおすすめ観光スポット25選｜自然を満喫できる場所を多数紹介

「岐阜県郡上市でおすすめの観光スポットはどこ？」
「こどもから大人まで楽しめる観光スポットはある？」
「岐阜県の自然を思い切り満喫したい」
このように、岐阜県郡上市の観光について興味がある方もいるでしょう。

岐阜県のほぼ真ん中に位置している郡上市は、400年以上の歴史を持つ郡上おどりで知られている自然豊かな城下町で、観光スポットがたくさんあります。

本記事では数ある観光スポットの中から、定番の観光地からちょっとした穴場まで、岐阜県郡上市のおすすめ観光スポットを25選紹介します。また、自然を満喫できる場所も多数紹介しています。

この記事を読むことで、岐阜県郡上市の観光をより楽しむことができるでしょう。

ぜひ、岐阜県郡上市のお気に入り観光スポットを見つけてください。

郡上市までのアクセス

名古屋方面から郡上市へは鉄道や高速バス、あるいは車で行くことをおすすめします。

美濃太田駅までJR高山本線特急ワイドビューひだで行き、長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡駅に行く方法だと所要時間約2時間10分です。

バスで行く場合は、名古屋駅～郡上八幡城下町プラザまで約1時間30分かかります。また、車で行く場合は、名古屋駅～郡上八幡ICまで約1時間30分です。

郡上市のおすすめ観光スポット

清流と名水の城下町である岐阜県郡上市は、見どころ満載の観光スポットがたくさんあります。

ここでは、郡上に訪れたら外せないおすすめの観光スポット25選を紹介します。ぜひ、郡上観光する際の参考にしてください。

郡上八幡城

永禄2年（1559年）の戦国時代末期に遠藤盛数が砦を築いた場所が郡上八幡城の創始です。その後、遠藤盛数の子・慶隆が郡上を統一し、郡上八幡城や城下町を建設しました。

廃藩置県により郡上藩は廃藩となり、石垣だけを残して郡上八幡城は取り壊されましたが、昭和8年に現在の郡上八幡城が再建されています。

圧倒的な存在感を放つ白亜の天守は日本一美しい山城と称されており、かの文豪・司馬遼太郎も「街道を行く」で郡上八幡城を訪れた際の感動を記しています。

大滝鍾乳洞

大滝鍾乳洞は、総延長約2kmに及ぶ東海地区最大級の鍾乳洞です。

現在は鍾乳洞が発達した約700mの通路のみ公開しています。洞内最深部には落差30mの地底滝があり、そこから湧き出る豊富な水が、今なお鍾乳石を成長させています。

釣り堀やお土産売り場、24人乗りの木製のケーブルカーなど、鍾乳洞以外にも楽しめる観光スポットのため、家族連れにもおすすめです。

ひるがの高原　牧歌の里

ひるがの高原牧歌の里は、岐阜県奥美濃・大日ヶ岳の標高1,000mにある動物と触れ合える自然豊かなテーマパークです。

広大な園内では、アルパカ・馬・羊・牛などさまざまな動物が飼育されています。

また、岐阜県の郷土グルメ・鶏ちゃんや岐阜県のブランド牛・飛騨牛などの他に、牧歌の里で育ったジャージー牛の牛乳を使ったソフトクリーム、ひるがの高原産の野菜を使った料理など、奥美濃グルメも楽しめます。

吉田川

吉田川は、郡上市八幡町の市街地の真ん中を南北に流れる長良川の支流で、市街地を流れた先で長良川と合流します。

吉田川にかかる宮ヶ瀬橋からは、川底の石が数えられるくらい透き通った川の流れと、山の頂上にそびえる郡上八幡城が眺められます。また、夏は水遊びや釣りをするこども達で賑わい、新橋の上から川へジャンプするアクティビティスポットとしても人気です。

ひるがの高原スキー場

ひるがの高原スキー場は、東海北陸自動車道・ひるがの高原スマートICから車で約5分のところにあります。

ゲレンデは緩やかなワイドバーンで、初心者や家族連れでも安心して楽しめるスキー場です。

3歳から受講できるスキー・スノーボード教室があり、こどものゲレンデデビューにも最適です。雪遊び専用広場の「ひるがもキッズランド」では、毎週土日に雪上綱引き大会やそり大会など、親子で楽しめるイベントが開催されています。

めいほう高原キャンプフィールド

めいほうスキー場のキッズゲレンデを利用したキャンプ場です。爽やかな高原の澄んだ空気や大きな青空、夜は満天の星の下でキャンプを楽しめます。

オートサイトや芝サイト、キャンピングカー専用サイトの他、テント・コテージ内にベッドが設置されているグランピングサイトのGRACEサイトがあります。また、地元の食材を使ったオリジナルアメリカンスタイルのBBQや、日帰りのデイキャンプも人気です。

食品サンプル創作館 さんぷる工房

郡上は食品サンプルの製造が盛んな町として知られており、飲食店で見かける食品サンプルのほとんどは郡上で製造されています。

食品サンプル創作館さんぷる工房は、郡上八幡独特の築150年の町家を改造した、食品サンプルを見て、作って、触って楽しめる体感型の観光施設です。

中庭の脇にはいつでもプロの食品サンプル作りを実際に見れる創作工房があり、人気を集めています。

山内一豊と妻の像

山内一豊は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などに仕え、24万石の初代高知藩主にまでなった戦国武将です。その一豊の大出世を陰から支えていたのが、妻・千代の内助の功だといわれています。

一豊が名馬を披露する馬揃えを目前に控え困っていたとき、千代はコッソリ貯めておいた10両を渡しました。一豊は驚きながらも千代に感謝し、名馬を買いに行き、無事名馬で馬揃えに登場します。

そのときの名馬が織田信長の目に留まり、出世の糸口になったという逸話が残っています。

この「馬揃え」のシーンを再現した山内一豊と千代の像が城山公園にあるため、郡上八幡城へ行く場合は立ち寄ってみましょう。

白山中居神社

白山中居神社は、白山を開いた泰澄大師が養老年間に社城を広げ、社殿を修復したといわれている、自然に囲まれた神社です。

本殿正面の彫刻「栗の鶉」と「竜と脇障子」は岐阜県の重要文化財に指定されており、150本を超える巨大な森の「白山中居神社の森」および「浄安杉」と「ブナ原生林」は岐阜県の天然記念物になっています。

毎年5月の第3日曜日には保安元年から伝わる雅楽に合わせ、2人の巫女が5種類の舞を奉納する春季例祭が行われています。

郡上八幡博覧館

大正9年に建てられた旧税務署の外観はそのままに、レトロな雰囲気のミュージアムです。

郡上八幡の魅力を水・歴史・技・郡上おどりの4つに分けて、わかりやすく展示・紹介しています。また、日本3大民謡の1つである郡上おどりをゆかた姿のスタッフが実演するステージが土日祝日を中心に開催されており、郡上の伝統文化に直接触れ合えると人気を集めています。

郡上八幡旧庁舎記念館

郡上八幡旧庁舎記念館は昭和11年に建てられた洋風建築の建物で、平成6年まで八幡町役場として実際に使用されていました。現在は、郡上八幡旧庁舎記念館としてリニューアルオープンしており、建物は国の登録文化財に指定されています。

館内には、お土産屋や地場産品販売コーナー、無料休憩所があります。岐阜ならではの料理が味わえる旧庁舎食堂では、古地鶏の卵かけごはん定食や郡上の鶏ちゃん（けいちゃん）定食、郡上ハムステーキ定食などの看板メニューが楽しめます。

湯の平温泉

湯の平温泉は、長良川のほとりに位置する落ち着いた雰囲気の日帰り温泉です。

無色透明のナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉で、関節痛・神経痛・疲労回復・慢性皮膚病などさまざまな効能を持つとされています。ジャグジー完備の内風呂大浴場の他に、岩でできた露天風呂があります。

温泉に浸かった後は、木のぬくもりが感じられる館内の休息広場でゆっくりとくつろいだり、特産品コーナーでお土産を選んだりするのもおすすめです。

阿弥陀ヶ滝

日本の滝100選と岐阜県の名水50選に選定されている阿弥陀ヶ滝は、落差が約60mもあり、東海一の名瀑と称されています。

室町時代天文年間、白山中宮長龍寺の僧侶が護摩修行中に、阿弥陀如来が目の前に現れたことが名前の由来とされています。

阿弥陀ヶ滝は、葛飾北斎の浮世絵「諸国瀧廻り」にも描かれている有名な滝です。

EARTH SHIP

EARTH SHIPでは、女性でも安心・快適に楽しめるラフティングツアー作りをコンセプトにしていて、アウトドア未経験の方でも安心してラフティングを体験できます。

また、より濃いサービスを提供したいという思いから18歳以上の年齢制限があり、まさに大人の遊び場といってもいいでしょう。

透明度が高い清流・長良川をボートに乗って下るラフティングは、スリルと癒し、どちらも満喫できる川上のエンターテインメントです。グランピングやBBQセットもあるため、家族や仲間と思う存分楽しめます。

道の駅 明宝

高山と郡上八幡を結ぶ飛騨美濃せせらぎ街道にある道の駅明宝は、磨墨の里公園が隣接しており、四季折々の美しい風景を楽しめる飛騨美濃せせらぎ街道随一のビュースポットです。

名物の明宝ハムや明宝フランクをはじめ、岐阜県内各地の名産品を数多く取り揃えています。無料休憩所の磨墨庵では、公園を眼下にゆっくりとくつろぎながら、囲炉裏で焼かれた川魚を味わえます。

ひるがの分水嶺公園

川の始まりである分水嶺の多くは、険しい山々など人が容易に入れない場所にありますが、ひるがの分水嶺公園は車で気軽に訪れることができる全国的にも珍しい公園です。

大日ヶ岳から流れてきた水が、この公園を分水嶺として日本海側と太平洋側に分かれて流れていく様子を見ることができます。

春にはミズバショウやカタクリ、梅雨時にはササユリなどの花が咲きそろい、秋は紅葉を楽しめる散策スポットとしても人気です。

宗祇水

昭和60年、環境庁の全国名水100選の第1号に選定された、水の都・郡上市のシンボルともいえる湧き水です。

文明3年、連歌の宗匠である飯尾宗祇が、郡上の領主である東常縁から古今伝授の奥義の講義を受け、京へ戻る際に、この泉のほとりで師弟の2人が歌を詠み交わしたことから、「白雲水」と呼ばれることもあります。

出典：名水百選-宗祇水（白雲水）｜岐阜県公式ホームページ
参照：https://www.pref.gifu.lg.jp/page/3155.html

クックラひるがの

ひるがの高原サービスエリアに隣接する、複合型商業施設です。

敷地内には北欧風の建物が並んでいて、それぞれ地元食材を味わえる飲食店や特産品などのお土産店、種類豊富でおしゃれな雑貨店が営業しています。売店ペルノでは看板商品である「たかす鶏ちゃん」や「郡上味噌」、「さるぼぼ」などの雑貨も販売しています。

営業時間や定休日は各店舗によって異なるため、訪れる際は注意しましょう。

ひるがのピクニックガーデン

ひるがのピクニックガーデンでは、ペチュニアやコキアなど、四季折々の美しい草花を楽しむことができます。

園内には、ジップラインアドベンチャーや山頂バギーなどのアクティビティ、キッズプレイエリア、ドッグランがあるため、ファミリーにもおすすめです。

明宝温泉 湯星館

明宝温泉・湯星館は、せせらぎ街道沿いの山奥にある日帰り温泉です。泉質はアルカリ性単純弱放射能温泉で、アトピーやニキビなどの肌トラブルに悩んでいる方におすすめです。

ジェットバスや気泡浴を中心とした大浴場や、打たせ湯、夜には満天の星を仰げる露天風呂があります。また、マイナスイオンと遠赤外線が体と心の疲れを癒してくれる岩盤浴も併設していて、のんびりとした時間を過ごせます。

ひるがの湿原植物園

ひるがの湿原植物園は、東海北陸自動車道高鷲ICから車で約15分のところにあります。

ひるがの高原では、手つかずの自然を残す湿原が地域の方の協力を得て整備・保護されています。園内では、キンコウカやワタスゲをはじめとする湿原植物や、コウホネやヒツジグサなどの植物も生育しており、四季折々の草花を楽しめるのが魅力です。

4月下旬～10月上旬までは定休日なしで開園していますが、冬季は雪で閉鎖するため注意が必要です。

流響の里

流響の里は郡上八幡の中心にあり、郡上八幡ICから車で約10分のところに位置する複合施設です。

古地鶏や飛騨牛などの地元グルメが味わえる郡上八幡最大のレストランや、とちのみ煎餅など贈り物として喜ばれるお菓子のお土産を多数揃えた売店などがあります。

また、食品サンプルの大手である株式会社岩崎の協力のもと、エビの天ぷらなど食品サンプルの製作体験もできます。

古今伝授の里フィールドミュージアム

岐阜県郡上市大和町の古今伝授の里フィールドミュージアムは、和歌をテーマとした東西約2kmに渡る野外博物館です。

その中心に、核となる「和歌文学館」や和歌文学の研究書を所蔵している「短歌図書館 大和文庫」、鎌倉～室町時代にかけて当地を治めた東氏の館跡である「国名勝 東氏館跡庭園」などがあります。

レストラン「ももちどり」では、フランス三ツ星レストランで修行した地元出身のシェフによる本格的なフランス料理が楽しめます。

道の駅 美並

東海北陸道美並ICから国道156号線を南へ約15分、郡上の玄関口にある道の駅です。

清流・長良川が流れ自然が満喫できる絶好の立地にあり、長距離ドライブの休憩にもおすすめです。モロヘイヤソフトクリームが味わえるレストランや、地元の農家で作られた新鮮な採れたて野菜を販売している朝市・旬菜市場があります。

また、休憩所では美並や郡上の観光情報、道路情報の案内等も行っているため、ここで情報を仕入れてから観光に出かけるのもいいでしょう。

やなか水のこみち

岐阜県郡上市の繁華街・八幡町新町から角を曲がったところにある路地が、やなか水のこみちです。

長良川と吉田川から集めた約8万個の玉石を敷き詰めた道と、その脇を流れる板塀の建物に囲まれた小さな水路、柳並木が風情を感じさせ、町中の一服の清涼剤として親しまれています。

郡上の観光スポットをチェックしよう

今回は、岐阜県郡上市のおすすめ観光スポット25選を紹介しました。

郡上市の夏の風物詩である郡上おどりの時期に訪れるのはもちろん、その他の時期であっても風情のある町並みや自然を楽しめるのが魅力です。

ぜひこの記事を参考にして、岐阜県郡上市で素敵な休日を過ごしてください。