【第76回】怒りをコントロールせよ|めてお先生のVTuberとして生きていく
そもそも現代は怒りに支配されやすくなっている
最近の若者はこらえ性が無い…というようなことを言われたりしますが、これは世の中の流れ的にしょうがないと思っています。
だって、スマホもアシスト付き自転車もあって、クーラーや冷蔵庫があり、食洗器があって洗濯乾燥機がある中で、普通に生活して「キツイ」と思った時に便利家電や企業努力による便利なアイテムが世の中にありふれているんです。
誰かと連絡を取りたいと思っても我慢することもしなくていいし、スマホの充電器は出先で最寄りのコンビニに行けばすぐに借りる事ができ、帰宅時に家の近くのコンビニで返せます。傘だって、アシスト付き自転車だってそうですし、タクシーもアプリで簡単に呼ぶことが出来ます。
さらに兄弟姉妹の人数が多かった時代からすれば一人っ子の過程が増え、その関係性から我慢しなければいけないというケースもかなり減っていると思います。
そう、現代は様々な要因からそもそも『我慢しなければいけない』事が減ってしまったんです。なので、自分の感情をコントロールするのが苦手な方が多いのは当たり前だと思うんですよね。
怒りの感情をコントロールする必要性
怒りの感情って、なんとなく「制御した方がいい」という感覚はあると思うんです。
でも「実際なぜなのか?」と言われると理由がよくわからないことってありますよね。
よく「怒りの感情は良くない」という印象を持っている方もいますが、私は正直怒りの感情自体は持っていてもいいと思っています。それをうまく操れれば。自分の制御できない怒りの感情が後から後悔するような言動をしてしまう事が問題なんです。
実際に経験した方も多いと思いますが、怒りの感情をコントロールできないと、様々な問題を引き起こす可能性があります。
・健康への悪影響(心拍数や血圧の上昇等)
・ストレス(フラストレーション)
・対人関係の悪化(怒りをぶつけた人だけでなくその周囲の人にも影響が…)
・仕事等のパフォーマンス低下
・建設的な話し合い等が難しく目標達成や問題解決が遠ざかる
・社会的な信頼を失う
・自己肯定感が下がる(自己嫌悪に陥る)
他にも思いつく方もいるかもしれません。
ここにあげたいくつかの例だけでも、怒りの感情を自分の思う通りに支配下に置くことがいかに大事かという事がよく分かります。
怒りの感情を自分の支配下に置く
前述の通り、怒りの感情を持つ事、抱いてしまう事は悪い事ではありません。その感情が沸いた時にどう対応するか、が大切なんです。
「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことはありますか?
「アンガーマネジメント」とは、自分の置かれている状況を客観的にとらえ、怒りの感情を整理することで、強い感情を適切にコントロールするための手法のことです。
次回は「アンガーマネジメント」ってどんなものなのか、そして実際にどうやって怒りの感情をコントロールしていけばよいのかについて考えてみたいと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!