【第77回】感情に流されず生きる方法|めてお先生のVTuberとして生きていく
私たちはそんな時代に怒りと向き合い、社会活動を円滑にするために怒りの感情に支配されないようになりたいわけです。ということで今回は予告通り《怒りの感情》のコントロール方法「アンガーマネジメント」について見ていきたいと思います。
アンガーマネジメントとは?
様々な関連書籍が発売されていたり、企業の研修等でも取り入れられたりしていますが、そのやり方はいくつか種類があるようです。
私はその中でも「対処療法」と「根本治療」の2つの考え方のアンガーマネジメントが好きなので、それについて少しだけ説明させてもらいますね。
①対処療法【怒りの感情が沸いた瞬間のコントロール方法】
お湯を沸かして沸騰して湯こぼれしそうな時にどう対処するか、みたいな考え方です。
・6秒ルール:カッとなった瞬間から6秒数えて落ち着く
・自分の動きを実況:一挙手一投足をアナウンサーのように実況して客観視する
・タイムアウト:怒りの感情が前に来てる時に会話を一旦終え、後でもう一度話し合う
・思考停止:真っ白な紙や、空っぽの箱をイメージして脳みそを一時停止させる
他にも色々方法があるんですが、これら1~2個を知っておくだけで怒りの感情が出てきたときに対処できるのでまずは「知っておく」事がオススメです。その中で自分が一番対処法としてやりやすいものをチョイスするといいかもしれません。
②根本治療【怒りの感情をいだきにくい自分になる】
同じ出来事を体験していてもイライラしにくくなれるならそれって素敵だと思いませんか?
先に書いた電車遅延の例のように、そもそも怒りの感情って《自分に余裕がない》時に発生しがちです。待ち合わせの時間に余裕を持つ、金銭的にギリギリにならないようにする、作業やタスクに埋もれないように段取りするなど、様々な面でゆとりがあると怒りの感情は抱きにくくなります。
その他の対処法もいくつか書いておきます。
・事実と思い込みを切り分ける
・怒りを誰かに愚痴るのではないストレス発散を選ぶ:愚痴ると余計怒りが沸いてくる
・小さな幸せを見つけられるようになる:「幸せの記録」で身近な幸せを自覚する
・自分の怒りの傾向について知る:過去を振り返る「怒りの記録」で対策が出来るように
・ネガティブや不平不満の多い人と付き合わない:ネガティブは感染します…!
これ以外にもありますが、日々のイライラする要素を減らし、幸せや平穏を感じる時間を増やすことを意識するのがオススメです。
ちなみに、怒り以外でも「感情を上手に伝える」というスキルが身につくと、人間関係が円滑になりやすくなります。という事で次回はその話をしたいと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!