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投稿者:

禰好亭めてお

【第68回】いい人|めてお先生のVTuberとして生きていく

突然ですが、あなたにとっての「いい人」ってどんな人ですか?

今回のコラムは少し哲学的な内容になると思うのですが、昨今のSNSでの口論バトルや、会社での派閥などを外から見ることが出来る機会かもしれないので、ご一読いただければ幸いです。

立場が変われば評価が変わる

とある会社の営業さんで社内では全然評価されていない人が、お取引先からの評判はスゴイ良いケースってありますよね?
これって、その人との関わり合いや立場によって評価が変わるってことだと思うんです。

例えばお取引先は「値下げ交渉ギリギリまで応じてくれて凄くいい人だ」と思っていたとしても、社内では『あいつは限界まで値引きした状態で契約してくるからダメだ』みたいに思われているかもしれません。

このように、世の中は自分にとって「いい人」だったとしても、立場が変われば「いい人」とは言わないことも多いんです。

誰かの視点では「いい人」だと気付くのは難しい

自分にとっては「いい人」じゃなくても別の誰かにとっては「いい人」かもしれないという事に、普段の生活では中々気付くことが出来なかったりします。

「いい人」の定義は個人の価値観や状況によって大きく異なります。ある人にとって「協調性がある」と評価される行動が、別の人には「主体性がない」と映ることがあります。
この主観性が、他人が「いい人」と思っていても自分にとってそうではない場合に気づきにくい要因となっています。

基本的に人は自分の価値観を基準に他人を判断しがちですよね。

「いい人」と判断する基準は何?

この判断基準が分かれば、自分にとってはそうじゃなくても他人が「いい人」と言っている事について客観的に理解ができると思います。

①寛容さ:基本的に怒らず許してくれる人
②誠実:嘘をつかない信頼できる人
③親切:困っていたら助けてくれたり思いやりのある人
④正義:人から嫌われることをいとわず正しいことをする人
⑤共感:理解して寄り添ってくれる人

5つの基準は一例ですが、共存しない事があると理解してもらえると思います。⑤共感を大事にしている人が④正義の人を見た時に『言ってる事は正しいけど、今はもっと相手に寄り添ってあげたらいいのに。』というような感情を抱く可能性は大きいですよね。

「いい人」の多面性を理解する

「いい人」の定義が人それぞれ異なることを理解する事は、人間関係で感じる不満を減らすことになります。

職場で常に笑顔で接する人を、ある人は「いい人」と感じる一方で、別の人は「表面的」と感じるかもしれません。
SNSに投稿された注意喚起を見て自分は「いい人」と思ったのに、他の人からは「でしゃばり」だと言われている事だってあるかもしれません。

この多面性を認識することで、自分と他人の価値観の違いを尊重し、より柔軟な人間関係を築くことができるようになるのだと私は思っています。
そして、自分が「いい人」だと思っていない人に対しても、別の視点から見ることで、その人の新たな一面や魅力を発見できるかもしれません。

結局のところ「いい人」とは絶対的な基準ではなく、関係性や状況によって変化する相対的な概念ということです。
この認識を持つことで、現代人のSNSや職場等での対立や日々のストレスが、少し減るのではないかと個人的に思っています。

禰好亭めてお

イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!