【第56回】多様性って何だろう?|めてお先生のVTuberとして生きていく
突然ですが、太陽って何色に見えていますか?
・赤色
・黄色
・白色
・オレンジ色
これ以外にもピンク色や他の色に見えてる方もいるかもしれません。
実は科学的には太陽は目に見える色で7色が混ざっているそうです。
赤色・橙色・黄色・緑色・青色・藍色・紫色
そして、これらの色がすべて混ざると、なんと白色に見えるらしいんです。
という事は、どの色で回答しても間違いではないってことなんです。
そう、例えば「太陽って青色だよね」って言っている人だとしても。(色覚異常等の病気ではない場合にも、そう答える方がいてもおかしくないという事です)
多様性とは何か
さて、今回は太陽の色についてお話したかったわけではなく、多様性についてです。
例えばあなたが太陽の色を「赤色」だと思っていたとします。でも、「黄色」という方と喧嘩したりするでしょうか?「白色」と答えた人に対して間違っているからといきなり怒鳴ったり訂正させたりするでしょうか?
おそらく『そう思う人もいるよね』で終わると思うんです。
私個人の考えとして、これも多様性のひとつだと思うんですよね。
一言で言ってしまうのであれば「みんなちがってみんないい」ではないでしょうか。
男だから、女だから、日本人だから、とかのカテゴリ分けではなく【1人1人違っていい。個性があってもなくてもいい。自分らしさを大切にする。そして自分と違う人も尊重する。】これが多様性の本質だと思っています。
ちなみに「多様性」は現在『ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること』と定義されているのですが、私個人としては時代的にそれだけにとどまるようには思えないんです。
男女の差異に関する実験
先日、男女の違いについての子どもたちに協力してもらった実験の話を聞きました。
男の子と女の子、それぞれ同数の子どもを集めて別々の部屋で画用紙とたくさんの色のクレヨンが入った箱を渡します。
そして「好きな色を3つ選んで、こうやって画用紙に塗ってみてね」と言って、実際に色を選んでもらいます。
そして、その画用紙を集めて男女別に分けて並べ、大人にどっちの塊が男の子で、どっちの塊が女の子か当ててもらうという実験です。
なんとなく男の子は寒色系の色が多そうだし、女の子は暖色系の色が多そうな気がしませんか?
この実験、大人たちは『分からない』んだそうです。
それくらい男だから、女だから、という差異は身体的特徴以外でなくなってきているのが2024年という時代なのだと思います。
個人的には、より1人1人が意思を持って、自分とは違う考え方を持った他の人を尊重していく必要のある時代が来たのではないかとも思うんです。
意見が違う人と出会った時こそ成長のチャンス
私は自分と違う経歴、経験をしてきた人と話をしたりするのは成長のチャンスであり、新たな価値観を知るきっかけになると思っています。
そうして自分が経験できなかった体験を取り入れることで、人生の中で何か問題にぶつかった時、それまでの自分では考えつかなかった解決方法が生まれたりするのだとも思うのです。
多様性。
色んな捉え方があり、様々な場面で聞く言葉ですが、あなたはどう思いますか?
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!