【第35回】SNS時代、承認欲求とどう向き合う?|めてお先生のVTuberとして生きていく
バーチャルYouTuberという存在はSNS上で活動しており、フォロワー数やチャンネル登録者数、いいね数やRTの数といった「ネット上に表示される数字」とは切っても切れない関係にあります。
仕事の評価の1つがそういったデータになっているので、私たちはそれが当たり前でいいと思うんですよね。
ただ、SNSが普及して一般の方(インターネットでインフルエンサー活動をしていない方)もそういった数字に振り回されているというのが昨今問題になっています。
SNSの普及と承認欲求
SNSは自己表現やコミュニケーションのツールとして発達してきましたが、ここ数年「いいね」や「フォロワー数」で承認欲求を満たす傾向にある方がかなり増えています。
いいねが増えたら嬉しいなという感情は持っていて当たり前だとは思います。承認欲求がない人なんてきっといないですよね。
ですが、過度に依存すると他社と比較して自己肯定感が著しく低下してしまったり、過激な投稿に走ってしまったりと問題が発生してしまいます。
実際、TikTokやInstagram、Xでの投稿で「いいねの数」が自分の評価のように思えてきて、自己評価がさがったり、他の人と比べて自分には価値が無いように感じてしまう人が増えているようです。
SNSで承認欲求を満たそうとする人の特徴
SNSで承認欲求を過度に満たそうとする方々にはいくつかの傾向があるように思います。
①何かに対して強いコンプレックスがある
②プライドが高い/見栄っ張り
③リアルの生活で人とのつながりが少ない
SNSは上手く使えば普段の生活で関わる事の出来ない人とつながることが出来たり、便利な情報収集ツールになってくれたりするのですが、ある種の「虚構」というか存在しない架空の自分を演じることも出来る場所でもあります。
等身大の自分に自信が持てないとSNSの世界に依存してしまいやすいというのは、想像に難くないですよね。
SNSに依存しすぎないために
現代社会でSNSを使わないという選択肢はほとんどの人にとって「無理」だと思います。ではそんなSNSに依存し過ぎず、健全に使っていくにはどうすればいいんでしょう?
答えは《現実世界を充実させる》です。
考えれば当たり前なのですが、仕事やプライベートで充実している人がSNSでも承認欲求を過度に求めたりするかと言えば、返事はNOですよね。
つまり、現実世界の人間関係や仕事に勉強、趣味や家庭などのせい価値を充実させて、その現実世界で承認欲求を満たしてしまえばいいんです。
メタバース(仮想現実の世界)が発達したとはいえ、私たちの生活の基盤はまだまだリアル社会です。そっちを充実させてHAPPYに生きていきたいものですね。
次回は「人を頼る才能」というテーマでお送りしたいと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!