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投稿者:

禰好亭めてお

【第34回】イイ推し活って?|めてお先生のVTuberとして生きていく

突然ですが、皆様はお寺や神社にお参りに行ったら神様に何のお願い事をしますか?あれもこれもって何個もお願いする人もいれば、1個だけの人もいて、お願い事はなしで日頃の感謝を伝える人もいると思います。

神様も大量のお願いを叶えることはできないだろうけど、とりあえず祈っておけ!みたいな感覚もあるかもしれません。

最近ふと、推し活も参拝に似ているな…という発想が頭に浮かびまして…。

そもそも推し活って?

連載コラムの30回で「子どもの推し活」をテーマにコラムを書きました。

【第30回】子どもの推し活事情|めてお先生のVTuberとして生きていく

令和の時代になり、誰かのファンでその人を応援する活動の事を「推し活」、応援している人の事を「推し」と一般的に言われるようになってきています。

推し活の問題点

30回目のコラムでは子どもの推し活についてを書かせていただきましたが、大人が推し活する場合にも問題が発生するケースがあります。

その問題の根本を考えると「神頼みに似てる」と感じるのです。

・これだけ推し活に時間/お金をかけたんだから…
・私の推しはこうしてくれるはず…
・コレだけ貢献したのだから報われるはず…

自分の期待を相手に押し付けちゃってる状態ってことですね。推しだけに()

神様だって色々お願いしても全てを叶えてくれるわけではないのに、人間である推しがファン全員の望みを叶えるのは…普通に考えて無理がありますよね。

人間関係でも相手に期待をし過ぎていい事はありませんが、ファンが推しに対してやってしまってるケースがあるんです。

期待して、その期待値を超えられなかった時に「なんか違う」となってしまうという現象が起きてしまうんですよね。

 

もちろん「なんか違う」と言ってそっと離れるならそれは自由だと思います。でもそうなった時に《なんでこうしてくれないの!》という反発をぶちまけちゃう方もいますよね。そしてそれがエスカレートしてストーカーみたいになってしまったり、誹謗中傷に走ってしまったり…。

ぶっちゃけると、私はそんなことをしてる時間が無駄だとは思うのですが、当の本人たちは意味があると思い込んでしまってる事も少なくありません。

インターネットが普及して推し活が変化

20年以上前の推し活は、例えばアイドルを推してるとして、他の人が何度ライブに行ったか、どんな方がどれだけ推しに貢献しているかなどが可視化されなかったんですが、ネットで当たり前に「アカウント名」でファンが可視化され、

YouTubeだとスーパーチャットで貢献度が分かり、InstagramやXでのフォロワー数やリプライなど全て見えるようになってから、推し活がかなり変化しているように思います。

【人と比べてしまって落ち込んでしまう】

【推し活が承認欲求を満たす方法になっている】

人と比べて落ち込まないのであればいいのですが、そうもいかないですよね。それに、高額なスーパーチャットを投げることで普段の生活に苦労するのでは本末転倒です。

推し活はあくまで趣味の範囲に

私は自分の視聴者や、担当している生徒によく伝えていることがあります。「自分の生活が基盤にあって、趣味の範囲で配信を視聴したり、推し活に時間をかけたり課金したりするのが一番良い」。

生活を壊すほど時間を割いたりお金を使うのは、相手にも期待を押し付けかねないのでお互いに幸せになれないと思うのです。

イイ推し活は「活力」を生む

とあるインタビュー記事で、大女優さんが若さの秘訣が推し活だという話をしていましたが、イイ推し活は日々の活力になり、頑張るエネルギーになると思うんです。誰かを応援するのに疲れたり、窮屈な思いをしているのであれば、一度立ち止まって、まずは自分の生活を見つめなおすのも一つの方法かと思います。

推し活は趣味の範囲で、楽しく。それが出来たらもっと私たちの人生は楽しくなっていくのだと思います。

 

次回はネットが普及した現代の「承認欲求」とどう付き合っていくべきか?について考えてみたいと思います。

禰好亭めてお

イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!