【第12回】「話が面白い」の正体|めてお先生のVTuberとして生きていく
プライベートでも仕事でも「話が面白い人」ってすごいな…と思うことってありませんか?
私はトークを仕事にしていて、一応その道でくっていってるわけですが、日々そういう方を見つけては、どうしたらもっとトークが上手くなるものかと考えています。
前回は《コミュ力の正体》というテーマでしたが、コミュ力と呼ばれる能力の中の1つが「トーク力」「話を面白くする力」だと思っています。
興味が持てる話題であっても、話がつまらない時もあれば、まったく知らない話でも面白く感じる時もあります。私たちはどんな時に「話が面白い」と感じるのでしょうか?
所説あるとは思いますが「話が面白い」方のしゃべり方の特徴をいくつか挙げてみようと思います。
話が面白いと感じる要素
★擬音が多い
★例え話が分かりやすい
★テンションの上下/抑揚が大きい
★間をうまく使ってる
★表情が豊かだったり身振り手振りが大きい
そう、『何をしゃべってるか』以外のものも「話が面白い」の1つだったりするんです。
実は、人と人とのコミュニケーションにおいて、一番伝わっているのは何を話しているかではないと言われていて、実際に心理学者が、コミュニケーション上で何がどれくらい重視されるかという数値を提唱しています。
メラビアンの法則
- 言語情報(何を話しているか)7%
- 視覚情報(見た目の印象/しぐさ/表情/視線):55%
- 聴覚情報(声の音量/話す速さ/抑揚):38%
例えば下記のような場合、ポジティブとネガティブのどちらの印象が強く残るか考えてみてください。
《視覚情報》笑顔=ポジティブ
《聴覚情報》普通のトーン=ポジティブでもネガティブでもない
《言語情報》怒っている口調で説教されている=ネガティブ
この場合、ほとんどの方はポジティブな印象を受け取るんです。
言葉で説明されるとすごく不思議な感じがすると思うんですが、実際の場面に遭遇するとこのメラビアンの法則を実感することが多いです。
なので、面白い人だと思われるにはまずは笑顔や話す時の抑揚を意識するところから始めるのが効果的なんです!
日本ではよく関西の方々、大阪弁の方々が面白いと言われることが多いですが、それはこのメラビアンの法則が絡んでいると考えています。私自身は大学入学を機に東京に出てきて長い…ですが、東京でも関西の方が話をしていると目立ちます。
- 身振り手振りが大きく表情が豊か
- 方言がそもそも抑揚が大きい
- 擬音語を多用する
最後の一つはメラビアンの法則から少し外れますが、体感したことある方も多いと思います。
《例》道案内
標準語:この道をまっすぐ進み、次の交差点で右に曲がってください。
関西弁:この道をピュッて行って、そこの交差点をシュッて右に曲がって…。
テキストでも少し面白いと感じますが、音声で再生されると抑揚が大きくてちょっと楽しい会話になりそうなのが、安易に想像できるのではないでしょうか。
もちろん、あまりにもあからさまだとちょっとダサく感じることもあるかもしれませんが、「話の内容が面白い」よりは簡単にマネできる部分だと思うので、良ければ意識してみてくださいね。
次回は「褒め力のパワー」をテーマにお届けする予定です。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!