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投稿者:

エンモジ

銀行口座を持ちすぎると困る?複数口座によるメリット・デメリットを紹介します。

銀行口座を複数持つことにはメリットとデメリットがあり、お金の管理が上手くいかない、貯金できないという場合は、デメリットばかりを受けている状態といえます。

この記事では、銀行口座を複数持つメリットとデメリット、口座の持ちすぎを回避するためのコツや使い分けの例をまとめているため、複数の銀行口座を持って貯金成功を目指すご参考にしてください。

銀行口座を複数持つメリット

銀行口座を複数持つメリットは、次の3つです。

・用途別に分けることで貯金がしやすくなる
・金融機関の破綻リスクを分散できる
・複数の銀行の特典を受けることができる

用途別に分けることで貯金がしやすくなる

銀行口座は、複数持ち用途別に分けることで、貯金がしやすくなるメリットがあります。

銀行口座をひとつしか持っていない場合、収入がひとつにまとめられているため、残高が大きく見え、使えるお金がたくさんあると思い出費が増える恐れがあります。

銀行口座を用途別に分ければ、残高が分散されて余剰資金があると思いづらくなったり、貯蓄用の口座で貯蓄できたりするでしょう。

金融機関の破綻リスクを分散できる

預金者を保護する制度である預金保険制度(ペイオフ)の対象金融機関が破綻した場合は、元本1000万円までと利息が保護されますが、1000万円を超える分は保護されないため、ひとつの金融機関に1000万円を超えた金額を預け入れることは資産を失うリスクがあります。

ペイオフの対象となる銀行口座を複数持ち、それぞれの預金額を1000万円以下に抑えていれば、金融機関が破綻したときのリスク回避につながります。

また、金融機関が破綻すると、預金を再び引き出せるようになるまでに時間がかかる恐れがあるため、複数の銀行口座を持ち、生活費の引き出し口を増やしておくことが大切です。

複数の銀行の特典を受けることができる

各銀行は、銀行独自のキャンペーンや、特典の付与を行なっていることが多いです。

そのため、複数の銀行口座を持つことで、さまざまな銀行のキャンペーンの対象になったり特典を受けられたりするメリットがあります。例として、金利アップキャンペーンや、ポイント付与の特典などが挙げられます。

銀行口座を複数持つデメリット

銀行口座を複数持つことには、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。

・振込手数料が発生する
・口座の管理に手間がかかる
・不正利用の被害にあうリスクがある
・休眠口座となり手数料が取られる可能性がある

銀行口座を持ちすぎるデメリットを解説します。

振込手数料が発生する

銀行口座を複数持ち、銀行間で自分の資金を移動させる場合、振込手数料が発生するケースが多いです。他行宛の振込は、振込手数料がかかるのが一般的なため、例えば自分名義のA銀行口座から自分名義のB銀行口座へ振込する際にも、振込手数料がかかります。

A銀行口座から出金してB銀行口座へ入金する場合は、振込手数料はかかりませんが、利用する時間帯やATMなどによって入出金手数料がかかることがあります。また、手間に感じる方もいるでしょう。

口座の管理に手間がかかる

銀行口座を持ちすぎていると、口座の管理に手間がかかります。複数の銀行の通帳や印鑑、ネット銀行などの場合はIDとパスワードの徹底した管理が求められるでしょう。

また、残高不足によってカードや利用サービスの引き落とし不能を回避したり、銀行独自の優待サービスを受けたりするために、残高や取引内容を把握しておく必要があります。

不正利用の被害にあうリスクがある

銀行口座を複数持つと、不正利用の被害にあうリスクが高まります。

持っている口座が少ない場合でも口座が不正利用されるリスクはありますが、銀行口座を持ちすぎることによって、悪意のある第三者が狙う金融機関に該当する確率が上がることが考えられます。

休眠口座となり手数料が取られる可能性がある

「休眠口座」とは、10年以上取引のない口座のことで、休眠口座になると民間公益活動に活用される可能性があります。休眠口座に入っている残高は手続きをすれば返金されますが、手続きが煩雑なため、手間や時間がかかるでしょう。

休眠口座のようにしばらく利用されていない口座に、手数料を課す金融機関もあります。例えば、三菱UFJ銀行は、2021年7月1日以降に開設された2年以上未利用の普通預金口座に対して、年間1,320円の未利用口座管理手数料を課しています。

参考:三菱UFJ銀行「未利用口座管理手数料(2021年7月以降に新たに普通預金口座を開設されるお客さま)

銀行口座の「持ちすぎ」を回避するためのコツ

銀行口座を持ちすぎるとデメリットを受ける可能性が高まるため、持ちすぎないようにすることが大切です。

銀行口座の持ちすぎを回避するためのコツをご紹介します。

保有している銀行口座の数を把握する

まずは、保有している銀行口座の数を把握しましょう。自分はどの銀行の口座を持っているか、持っている口座は全部でいくつかを把握し、取引状況を確認すると、受けられる銀行の特典に気付き、銀行口座のよりお得な活用方法を見出せるかもしれません。

また、使っていない口座も分かるため、不要な口座を解約でき、口座の管理がしやすくなります。

銀行口座の使い分け方を整理する

持っている銀行口座の使い分け方を整理すると、銀行口座の持ちすぎ回避につながります。

銀行口座を複数持っている方のなかには、特に使い道が決まっていない口座を持っていたり、明確に用途を分けずに使っていたりする方もいるかもしれません。

使い道が決まっていない口座は、利用頻度が少なく、のちに忘れられるなどして休眠口座になる恐れがあります。また、銀行口座の用途を明確に分けていないと、それぞれの口座の取引状況を把握しきれず、残高不足によって引き落としがされないといった事態を招くことも考えられます。

そのため、銀行口座の使い分け方を整理し、自分に必要な口座数を把握することが大切です。

使わない口座、必要ない口座は解約する

使っていない口座に手数料が課されたり、休眠口座になったりする恐れがあるため、使わない口座や必要ない口座は気付いたときに解約することをおすすめします。

不要な口座を解約し、手元からなくしてしまえば、銀行口座を持ちすぎて管理が煩雑になることを防げるでしょう。また、不正利用されるリスクも回避できます。

銀行口座を使い分けるときの4つの用途

必要な銀行口座の数は、個々人によって異なるため、自分にとって最適な数の銀行口座を持つことが望ましいです。

自分に最適な銀行口座の数がわからないという方は、例として銀行口座を使い分けるときの4つの用途をご紹介します。

・入金用の口座
・貯金用の口座
・生活費用の口座
・緊急時のための口座

自分に適した数の銀行口座を保有するために、ぜひご参考にしてください。

入金用の口座

入金用の口座は、給料や報酬などが振り込まれる口座です。

給料などが振り込まれたあとに、貯金用の口座や生活費用の口座、緊急時用の口座にそれぞれ決めた額や必要な額を入金します。

口座に振り分け、余った資金を自分の自由に使える資金として使用するため、限られた資金のなかでやりくりをする必要があり、無駄な出費を防げます。また、お金が余った場合は貯金用の口座に移すと、貯金額をさらに増やせるでしょう。

貯金用の口座

貯金用の口座を開設し、給料や報酬が入ったときに先取り貯金を行うと、自然に貯蓄できます。

貯金用の口座を開設しても、余ったお金を入金するやり方では毎月の貯金額が一定でなくなったり、貯金できない月が出てきたりするかもしれません。

そのため、給料などの振込日に、事前に決めてあった貯金額を出金して貯金用の口座に入金したり、自動積立などのサービスを利用したりすることをおすすめします。

■関連記事
先取り貯金で自然にお金を貯めよう!おすすめの方法と金額の目安を解説します。

生活費用の口座

家賃や住宅ローン、公共料金、クレジットカードの支払いなど、毎月の生活費が引き落とされる口座を開設し、毎月ごとに必要額を入金しましょう。

引き落とされる生活費は、事前に支払額が分かることが多いため、必要額を入金しておくと残高不足によって引き落とし不能となるリスクを回避できます。また、支出がひとつの口座にまとめられることで、生活費の見直しもしやすくなります。

緊急時のための口座

緊急時のための口座を開設し、一定額以上の金額を貯めておくと、ケガや病気などで働けなくなった際に生活の困窮を防ぐことにつながります。

貯めておく額として、収入の手取り額の3か月分から半年分ほどを目安としましょう。緊急時のための口座は、貯金用の口座よりも優先して貯めていくことが大切です。

適切な銀行口座の数を見極めてお金を管理しましょう

銀行口座を複数持つと、口座の管理に手間がかかったり、休眠口座となったりするデメリットがあります。

銀行口座の持ちすぎによるデメリットを回避するには、自分が保有している銀行口座を把握することや、使わない口座を解約することが大切です。

銀行口座の適切な管理は貯金を成功させることにもつながるため、自分にとって必要な銀行口座の数を見極めて、使い分けましょう。

 

記事執筆や校正など文字に関わる仕事を幅広く行う元金融業のフリーライター。静岡県在住だけど岐阜県も大好き。戦国武将の推しは斎藤道三。(ブログ:https://enmojilaboblog.com/

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