株式会社Phoenix|代表取締役 川瀬英三朗氏 広告と飲食を柱に挑戦続ける

-どのようなビジネスを手掛けていますか。
私が25歳の時、2009年に起業した会社で、広告事業と飲食事業を柱としています。大垣の地を中心にスーパー川口屋を経営していた創業家一族として、経営のDNAを受け継ぎ、会社を立ち上げ社会に貢献したいという思いが強く、学生時代から起業を意識していました。総合広告代理店としては、10年前から地域にフォーカスしたフリーペーパーを手掛けています。羽島を皮切りに海津、大垣、瑞穂、揖斐、養老、垂井と増やし、計13万部を毎月発行、主に新聞折り込みで配布。飲食事業は、フランチャイズのドーナツ店や鳥専門店を展開しています。
-飲食事業への思いは。
コロナ禍で飲食業は大きな打撃を受けました。広告業のノウハウを生かして飲食業界を盛り上げていきたいと考え模索し続けています。その一環で新たにグローバルブランドとライセンス契約を結びました。県内の商業施設で4月から営業を始める予定で、多店舗展開を考えています。地域の方にきっと喜んでもらえると思います。昨年、関西に所有していた2店舗を整理したことで、岐阜や愛知に注力できる体制が構築できました。
-今年の抱負を。
広告業は「お客さまの課題解決をいかにしていくか」という仕事です。多くのお客さまが直面している問題が人手不足で、それに対しての新たなサービスを考えています。少子高齢化が進む日本のみでは限界があることから、東南アジアの高度人材に目を向けており、ハングリーで優秀な方に来ていただくことで、物があふれた時代に生まれ育った日本の若い方にプラスの影響が出るのではと期待しています。日本が世界を席巻した昭和時代のような、社員が目標を持ち、生き生きと挑戦し続けられる会社を、厳しい社会情勢だからこそ目指していきたいです。
