業界研究とは?目的とメリットを踏まえてやり方のポイントを解説!
就職活動をする中で、「業界研究」という言葉をよく聞くのではないでしょうか。
しかし具体的に「業界研究」とは何を指しているのでしょうか?
中には業界研究を行う意味や必要性、やり方がわからないという方も多いと思います。
この記事では、業界研究のメリットや目的、業界研究を行う際のポイントを解説します。
目次
業界研究とは?
「業界研究」とは、業界の種類や特徴を知り、業種や業界への理解を深める為に行います。
志望企業を絞ったり、志望動機をまとめたりする際に役立ちます。
そもそも業界とは?
業界研究の前に、そもそも「業界」とは何を指すのでしょうか。
まずは「業種」「職種」など就活でよく聞く言葉との違いを紹介します。
業種
業種はサービス業や製造業など様々な仕事を大きい括りで表す際に使います。
大きく
1. 農林・水産業
2. 林業
3. 漁業
4. 鉱業
5. 建設業
6. 製造業
7. 電気・ガス
8. 運輸・通信業
9. 卸売・小売・飲食業
10. 金融・保険業
11. 不動産業
12. サービス業
などの12分類で分けることができます。
業界
業種をさらに分けて表す際に使われます。
【例】製造業における業界の分類
<基礎素材型>
- 木造・木製品製造業
- パルプ・紙・紙加工品製造業
- 化学工業
- 石油製品・石炭製品製造業
- プラスチック製品製造業
- ゴム製品製造業
- 窯業・土石製品製造業
- 鉄鋼業
- 非鉄金属製造業
- 勤続製品映像業
<加工・組立型>
- 一般機器具製造業
- 電気機器具製造業
- 輸送用機器具製造業
- 精密機器具製造業
<生活関連型>
- 食料品製造業
- 飲料・たばこ・飼料製造業
- 繊維工業
- 衣服・その他の繊維製品製造業
- 家具・装備品製造業
- 出版・印刷同関連産業
- なめし革・同製品・毛皮製造業
- その他の製造業
職種
職種とは企業内での役割を表します。具体的に、営業職、事務職、技術職など会社によって様々あります。
これを踏まえると業界研究を行う際は、業種を定め、さらにその中で自分がどの業界に興味があるかを決めておくと始めやすいことがわかります。
業界研究を行う目的とは?
業界研究を行う主な目的は、様々ある業界の中から自分に合致する企業を探し出すことが目的です。
業界についての知識がないまま闇雲に就活を始めると、入社してから思っていた会社と違ったと後悔してしまう恐れもあります。
さらに、業界研究を行う事で強い志望動機をアピールできるなど、就活を進める中でかなり役立つでしょう。
ここでは業界研究を進める中でのメリットについて解説していきます。
業界研究を行うメリット
説得力のある志望動機を考えることができる
業界研究をすることで、企業が求めていることがわかり、自分にその素養があるのかを見極めることができます。
そこが合致した場合、それは「あなたの強み」になります。自分の学んだことを、企業の求めている答えとしてどう活かせるか伝えられると志望動機にも深みが増しますね。
業務内容や業界全体での企業の立ち位置を正しく理解し、アピールポイントとして活かしましょう。
就職後のミスマッチを防げる
入社後のミスマッチを防ぐには、正しく企業の仕事を理解することが一番です。
想像していた通りの働き方ではなかった場合、モチベーションが高まらず早期退職に繋がる可能性もあります。
しっかり業界研究を行っておくと、ギャップを少なくでき、ミスマッチを防ぐことにも繋がります。
業界研究のポイント
業界研究の重要性が分かったところで、さっそく業界研究を初めて行きましょう。
ここでは業界研究を行うに当たって押さえておきたいポイントを解説していきます。
何から始めたらいいかわからない人は、以下の3つのポイントを是非参考にしてください。
興味のある業界から調べてみよう
世の中には、様々な仕事があります。志望業界が決まっていない人は、まず業界の種類を知りましょう。
知らないだけで、自分にピッタリの業界がみつかるかもしれません。
総務省統計局『日本標準産業分類』のページではありとあらゆる業界が一覧になって分類されています。
まずは「興味のある」「知っている」業界から調べてみましょう。
志望する業界を知る
志望する業界が決まったら、その業界について理解を深めましょう。
例えば、自動車メーカーに興味があれば自動車製造業を調べます。車1台製造するのにも部品・パーツや製造工程ごとに多くの企業が関わっています。
同じ自動車製造に関連する企業でも、違いを調べていくと、さらに自分に合う企業が明確になります。
業界の現状、課題、将来性を把握する
業界を知ることで、今後の成長の可能性が予想できます。現在や今後の社会情勢などと照らし合わせながらその業界における課題や将来性を考えてみましょう。
将来性を把握しておくことで、キャリア形成もしやすくなります。
業界研究のやり方・手段をご紹介
業界研究には
①業界団体のホームページを活用する
②新聞・ニュースを確認して最新の業界情報を得る
③業界別に検索できる就活サイトを活用する
④合同企業説明会へ行く
などの手段があります。それぞれの業界研究の段階に合わせて広く情報収集をしていきましょう。
業界研究で後悔のない就活を
業界研究のメリット、押さえるべきポイントは理解できたでしょうか。
就職後、後悔しない為にもしっかりと業界研究を行い自分に合った企業を探しましょう。