【第57回】義理人情ってもう古い?|めてお先生のVTuberとして生きていく
新年度になって約1ヶ月。新入社員が入って来たり、部署移動があったり、組織改編があったり、新しいポジションでのお仕事が始まっていたり…。
様々な変化も少しずつ落ち着きを見せているのではないかと思います。
というよりは今現在、絶賛ゴールデンウィーク(GW)ですね。
仕事の人間関係ってどう?
今回は「義理人情」をテーマに掲げています。ちょっと仰々しく見えるかもしれませんが、仕事の人間関係の話だと思ってください。ほら「新入社員歓迎会って残業代つかないのに何で出なきゃいけないの?」という話がちょっと話題になったじゃないですか。これについてどう思うかという話です。
会社の飲み会は出なきゃいけないのか
おそらく多くの人が「義務ではない。でも出ないとデメリット多そう。」と思っていると思います。私も同じ感覚です。
普段仕事してるだけでは同僚や先輩、上司がどんな人なのかを理解できる人ってほぼいないんじゃないでしょうか。一緒に働く人が大事にしてるものや、好きなものを知る事ってその先で仕事が円滑に進んだりすることが多いと思っています。
※実は私、超絶人見知りの先輩と営業チームを組まされたことがあるのですが、周りの人が下の名前で呼んでたので私も下の名前で「○○さん」と呼んだら、1週間ビビッて話してもらえなかったんですよね…。相手を知るって仕事にとってすごく大切だと思います。
そして、仕事の話を飲みの場ですることも少なくありません。お前そんな感じならあの仕事やってみるか?みたいな会話って、飲みニケーションの中で生まれやすかったりするんです。
喫煙所のコミュニケーションが羨ましかった
私が会社員として営業していた頃、部長や役員とかと同僚が喫煙所にいる時に色んな話が行われていたと想像できる事が多かったんですよね。
役員のツテで営業に行くのはいつも、喫煙所によくいる同僚だったりとかすると、きっとあの場所でその話が行われているんだ!とよく思ったものです。
ついでに言うと、たばこ休憩が許されるなら私にもアフタヌーンティー休憩をくれ!と思っていました…。
タイパ思考が邪魔をしている?
以前のコラムでも少し言及しましたがZ世代の多くがタイパ思考(タイムパフォーマンスを重視する/かけた時間分のリターンを求める傾向が強い)です。もちろんそれ自体は悪い事ではないんだけど、人と人とのつながりはそれだけで成り立たないことも多いですよね。
ご近所付き合いと一緒
個人的に会社の飲み会ってご近所さんとのお付き合いや、親戚付き合いと似てるなと思っています。
ざっくりいうと「面倒だけどやっておくと後でメリットになる可能性が高い/面倒が減る可能性が高い」という事。
私も正月やお盆に親戚まわりをしたり、旅行行った時にご近所さんの分のお土産を買って来たりとか面倒だなあと思うタイプです。でも、それをやっておくと将来的に相続の話がスムーズにいったり、何かトラブルが起きた時に解決が早かったり、誰かが助けてくれるものなのだと思うんですよね。
最近、特に日本はその傾向が強いのかも?と思っています。
確かに古い考えだと思うかもしれませんが「面倒だけど今やっておくと後で楽」そう思って義理人情を大事にしてみる瞬間があってもいいんじゃないでしょうか。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!