【第52回】ジェネレーションギャップ|めてお先生のVTuberとして生きていく
先週のコラムではZYAO22の読者層である「Z世代」がどんな世代なのかを改めて見ていきました。ということで、今回は予告通り「ジェネレーションギャップ」について考えていきたいと思います。
ジェネレーションギャップって何?
もしかすると、説明するまでもないかもしれません。
ジェネレーションギャップとは、世代間が異なる場合に発生する「価値観の相違」や「認識のズレ」、「コミュニケーションの隔たり」などの事を言います。
生まれ育った時代や社会背景、文化等に影響され、異なる常識が形成されているため、ビジネス等においてもいわゆるギャップが発生すると考えられています。
ジェネレーションギャップの原因
①技術革新
祖父母世代がスマホに慣れなかったり、写真をデータとして送ることをいまだに「写メ」という上司がいたり、そういった過去の技術で育ってきた世代からすると、今のZ世代の方たちのデジタルネイティブにはついていけないワケです。
②コミュニケーションスタイルの変化
昔は会って話すのが当たり前だった。でもここ数年、特に感染症が流行した後からは、インターネットを介したコミュニケーションが圧倒的に増えました。Z世代の方はチャット等のツールでのやり取りを好みますが、親世代や祖父母世代だと電話や対面などの対話を好んだりします。
③社会的な背景の影響
現在の60歳前後の方たちが就職活動する時は、売り手市場と言われてそんなに頑張らなくても就職先が見つかったりしましたし、景気も良かったと見聞きすることが多いと思います。逆にここ20年くらいは就職に困ったり不景気だったりでそのあたりの「当たり前」にも違いがあったりします。
その為、Z世代は「ワークライフバランス」を大事にしたいと思っても上司や両親には理解してもらえないという事が発生したりするんです。
ジェネレーションギャップが生み出す問題
じゃあ、実際にジェネレーションギャップがどんな問題を生み出すのか考えていきましょう。
上述の③でも少し書きましたが、相互の当たり前が違うと意見がぶつかります。それぞれ信じているものが、大切にしているものが違うので対立関係になりやすいんです。
その他仕事だと共通言語が少ないためにスムーズなやり取りが難しかったり、大事にしたいものが違うためにモチベーションを損なうことも考えられます。
ジェネレーションギャップの対処法
世の中では色々言われていると思いますが、個人的に「相手の状況を理解しようと努める」事が一番の解決方法だと私は思っています。
上司の世代は「出世!昇給!長期雇用!」が誰しも欲しいものだと思っていたりします。でも、Z世代は違う考え方の割合の方が高い。それをお互いに知っていれば、理解していればそこに衝突が生まれる可能性って下がると思いませんか?
自分の常識で世界が回っていると思わない、相手には相手の事情があり、これまで生きてきた背景があって、当たり前がある。オタが体がお互いを尊重してコミュニケーションをとれば自ずとジェネレーションギャップを起因としたトラブルって少なくなっていくと思うんです。
ジェネレーションギャップは武器にもなる?
Z世代だからこそ、人生の諸先輩方に「知らないので教えてください」が言いやすいと思ってますし、年配の方に可愛がられることが出来れば仕事もプライベートもスムーズにいく可能性が上がります。
最近私も経験しましたが、まもなく還暦を迎える社長さんに合わせてシティーハンターの話題を出したらものすごく喜ばれました。少しだけ気を使ってその世代でもわかるであろう内容で会話するだけで、こんなに喜んでもらえるのか!と感じた瞬間でした。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!