【第47回】ニセ情報に騙されないためには?|めてお先生のVTuberとして生きていく
前回のコラムは「何故人はニセ情報に騙されるのか」というテーマでお送りしました。
今回は「じゃあどうしたらニセ情報に騙されないのか」という内容です。
コレは私たちVTuberとしてもすごく大事な事なんです。
情報発信を行う自覚
私たちVTuberをはじめ、YouTuberさんやインフルエンサーさんは内容の差こそあれ「情報発信」を生業にしています。多くのフォロワーさんに対してXやInstagram、YouTubeやTikTok等を通じて、役に立つ情報やエンターテイメントという楽しい情報等をお届けしています。
さて、そんな私たちが、インターネットで目撃した情報を何の裏取りもせず鵜呑みにして拡散協力してしまったらどうでしょう?
例えば私はXのフォロワーさんが現在20,800人を超えています。
岐阜県でいうと飛騨市の人口が約22,000人ほどのようなので、だいたいそれくらいの方がフォローしてくださってると思ってもらえればと思いますが、私がニセ情報を拡散してしまった時、その2万人のフォロワーさんの中で『めてお先生が拡散している!この情報は大事だ!』と誤認する方はどれくらいいるでしょうか。
私は普段の情報発信の信頼度が比較的高いタイプではあるので、おそらくかなりの方が私が拡散した情報を信用してくださると思います。
そう、私たちはこのように、影響力を持っているという自覚が必要なのです。
ニセ情報に騙されないために
実際に騙されないためにどうすればいいのかをいくつかご紹介します。
①情報源を確認する
→発信元はどこなのか?
②その分野の専門家かどうか
→自称専門家/YouTuber/本名じゃない・匿名の場合は特に注意
③色んな人や場所の情報を確認する
→偏った情報ではなく広く情報を集める癖をつける
④画像や映像等が本物かどうかの確認
→昨今の生成AIや、過去の画像等の可能性も
⑤知り合いだからと無条件に信用しない
→コレが一番ニセ情報に騙される原因だったりします
⑥真偽不明/怪しい場合はアクションしない!
→迷惑メールや楽にお金を稼げる等も
現代は色んなところから情報が届きますが、最終的には自分自身で情報の取捨選択を行う必要があるという事です。
事実と感想は分けて考える癖を…
例えば「禰好亭めておは岐阜新聞社のWebサイトでコラムを書いているし、いくつもの専門学校で講師をしているから、信頼できる」という一文があったとします。
内容はとてもありがたいのですが、この文章の中で『信頼できる』はその文章を書いた方の感想でしかないんです。事実なのはコラムを書いてる事と講師をしている事であり、それが=信頼できる証明にはならないという事ですね。
昨今のSNSではこの「事実」と「感想」がごちゃごちゃになってしまっていて、人々の判断力を奪っているように感じます。だからこそこれを分けて考えられるようになると、情報を正しく受け取ることが出来るかもしれません。
情報は便利でありがたいものではありますが、だからこそそれをどう受け取ってどう活かすかが大事な時代になってきたな、と思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!