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投稿者:

ZYAO22編集部

【福祉の現場、止まらぬ進化】ICT化で働きやすく データ入力や見守りに導入 山内ホスピタル介護老人保健施設(岐阜市)【笑顔つなぐ福祉のわ】

福祉の現場では、利用者のため、地域のため、職員に元気いっぱいに自分らしく働いてもらうために、さまざまな工夫が凝らされています。

働きやすさに直結するものだけでなく、時代の先端を行くものや社会課題の解決にも一石を投じられるようなものなどもあり、年々、充実度は増していくばかりです。

今回の「笑顔つなぐ福祉のわ」では、「福祉の現場、止まらぬ進化」をテーマに6つの法人の取り組みから、福祉の世界の「今」に迫ります。

岐阜市の山内ホスピタル介護老人保健施設(山内老健)で強化しているのは情報通信技術(ICT)化。2年ほど前に記録支援システムを導入し、利用者の食事量やバイタルなどの情報を一元管理できるようになりました。介護職員だけでなくリハビリ職やケアマネジャーなども記録していることから、多職種連携にもつながっています。

タブレット端末を使っており、事務室に戻ることなく現場ですぐに入力できることから、介護職員からも「記録作業に時間がかからないため、利用者とコミュニケーションを取る時間が確保しやすい」などの声が上がっています。

今年3月には新たに「HitomeQ」という見守りシステムを導入しました。各居室にカメラ型見守りセンサーを設置し、利用者のけがや事故につながりかねない注意行動を認識すると職員が携帯しているiPhone端末が鳴り、すぐに映像で確認することができます。どの状態になったら注意が必要かという点は利用者によって異なるため、「ベッドから起き上がったら」「立ち上がったら」などと通知のタイミングを調整することもできます。現在は20台を設置し、今後も増設を計画しています。

山内老健では今後もICT化に積極的に取り組んでいくことで、働き方改革の推進や利用者と向き合う時間の創出につなげていきたいとしています。