明日、会社でなに話す?
これからもあなたを支えていく

アイコン

アイコン

明日、会社でなに話す?

これからもあなたを支えていく

アイコン

投稿者:

ZYAO22編集部

浅野撚糸株式会社|代表取締役社長 浅野雅己氏 双葉新事業所「復興の象徴に」

-新年の抱負を聞かせてください。

新型コロナウイルスが流行したこの3年間は苦しかったです。それでも安八町の本丸(本社一帯)への投資も、福島県双葉町への工場進出の決断も決して止めませんでした。銀行の言葉を借りれば「攻撃は最大の防御」。3年間にまいた種が今年ようやく芽を出します。具体的には三つ。まず本丸がV字回復します。観光バスの予約は続々と入っていて、本来の売り上げを生んでいけそうです。二つ目に、福島県双葉町に建設中の新工場「フタバスーパーゼロミル」が完成します。三つ目に、海外への輸出を本格化させます。

-双葉町の新工場がついに動き出します。

社内で共有しているのは「利益より復興」という思いです。当社の建物や事業が復興のシンボルになり、現地の皆さんが元気になってくれたらうれしいですね。しばらくは赤字が出るでしょうが、本丸の回復で補えると思います。現地の高校生や大学生の就職も内定しましたし、双葉の復興を象徴する場所になると信じています。

-輸出の戦略を聞かせてください。

当社の人気商品である高吸水性タオル「エアーかおる」に使われている特許取得の撚糸(ねんし)加工技術「スーパーゼロ」の糸を輸出します。双葉町の新工場が完成すれば、会社全体の糸の生産能力は現在の年500トンから倍増する見通しです。円安を追い風に、海外のメーカーと組んでタオルや衣類に加工して販売します。

-本丸はどう回復させますか。

2019年に直営ショップを開設して隣地には古民家を整備しました。その後も採算度外視のコーヒーショップやギャラリーも開設しました。政府も新型コロナ対策をしながら経済を動かす方針に向かっています。観光バスの予約が次々と入っていますので、これから投資の成果が出てくると期待しています。

本社 〒503-0124 安八郡安八町中875-1
TEL.0584-64-2279(代)
設立 1969年12月
資本金 1,000万円
事業内容 撚糸製造・タオル販売 直売店・工場 エアーかおる本丸 エアーかおる東京丸 Ms. 南青山店 双葉事業所(通称:フタバスーパーゼロミル) https://asanen.co.jp/
イチオシ記事