【第33回】向いてる仕事って?|めてお先生のVTuberとして生きていく
仕事をしていると「この仕事って私に向いてるのかな…」とふと思う事があるらしいという話を聞いたことがあります。
私の場合は、過去にしてきた仕事、どれも全部自分に向いてるって思ってたんです。
向いてる仕事と向いてない作業
現在はバーチャルYouTuber(VTuber)としての生き方を選んでいます。
でも、YouTubeのサムネイル画像を作るのはセンスがなくて下手くそだし、動画編集はスキル的にも足りないけどそもそも細かい作業が嫌いなので、できません。歌も大して上手くないし、ゲームも得意じゃないからそういう方向性の配信は苦手としています。
それでも私はこの仕事が向いていると言い切れます。
それは《向いてない作業》があるだけだと思っているからです。
仕事って、たった1つの作業から成り立ってるケースは少ないと思うんですよ。
向いてる仕事をどこでジャッジするのか
営業職なら、メールや電話、資料作成やアポイントをとる作業に、実際の商談、スケジュール管理もするし、こまめな連絡にフォローアップ、見積書を作ったり上司への報告があったり、受注後の社内調整など思ったよりも作業の種類を書き出してみると多いと思うんですよね。
じゃあ、何が得意だったら向いてるって言えるの?って話なんですが、私個人は「結果」だと思っています。
営業なら『コンスタントに目標数値を達成することが出来る』なら、向いてると言っていいと思うんですよね。その中身はメールや電話がすごく丁寧で商談はあまり得意じゃないけど先方に信頼されて受注につながってる、とかでもいいと思うんです。
VTuberに向いてるのってどんな人?
私は専門学校やスクールで生徒に聞かれた時に一番大事なのはコレだけだと答えています。
《試行錯誤しながら継続できる力》
何故か?VTuberとして生計を立てていこうとした場合、2023年11月時点ではYouTubeのチャンネル登録者数を伸ばして、その結果YouTubeからの広告収益や企業からの案件を得ていくことが必要だと考えれられます。
そう考えた時に、声が良ければ向いている、歌が上手ければ向いている、という単純な話ではないからです。
自分が目指す場所と今の自分の状態をきちんと把握した上で、何が必要なのかを考え、実行し、試行錯誤しながらそれを繰り返す必要があるんです。
もしかすると一握りの天才はそんなことしなくても最初からバズを産み出していくかもしれないし、元々有名な人は1本目の動画を上げる前に登録者が数万人まで行くかもしれません。
でも99%は凡人であり、そんな夢みたいなことは起きません。地道に前に進んでいくしかないんです。そう考えると、少しうまくいかないからってすぐ辞めてしまうのってもったいないと思いませんか?
偉人が言っていたじゃないですか。「失敗は”うまくいかない方法”を発見しただけだ」って。
仕事の中で自分が得意なことを活かす
これって普通の仕事にも通じると思うんですよね。さっきの営業の例でいえば、電話が苦手なら、メールでフォローアップ入れながら実際の対面の時に頑張ればいいし、資料作成が得意ならそれを活かして営業活動を行えばいい。
その仕事で一番大事なことだけ見失わなければ、きっとこの仕事向いてるって思えるんじゃないかな、と私は思っています。
さて、次回は「イイ推し活とは?」という話題を取り上げてみようと思います。
禰好亭めてお
イベントでのMC、専門学校の授業、雑誌の連載コラム等の実績を持ち、YouTubeではVTuber向け「VTuber講師」動画のUPやお悩み相談配信、対談コラボなどを行っている。教員免許や宅建士の資格を持ち、SNSでも人の役に立つ様々な情報を発信中!