#5 青森・秋田・岩手を1泊2日で行ってみた・実行編|プリマリのシソンヌノート
青森にだけ行ったことない…から東北3県旅を企画
シソンヌノート第4回では「47都道府県のうち、青森にだけ行ったことがない→行かねば」ということで青森旅行を計画。
第4回はコチラ↓
https://zyao22.gifu-np.co.jp/series/primari4
普通の土日に1泊2日で行くことにしたのですが、せっかく岐阜から東北に行くなら、子どもの時以来足を踏み入れていない岩手と秋田も行きたいなーと3県を1泊2日で回ることに。
それぞれ面積が広いので、「京都大阪神戸」のようにさくっと回ることは不可能。さて蓋を空けたらどうなったか???答え合わせです。
1日目、7時のフライトでいわて花巻空港へ
7時発のフライトは県営名古屋空港の1番早い便。そのため色とりどりの機体が並ぶ様子を見れて朝からハッピー♪機内サービスでコモのクロワッサンをもらえることを忘れていて、おにぎりを作ってきてしまった。コモパンは非常食として持ち帰ることに。
飛行機は定刻についてレンタカーはすんなり借りることができ、まずは小岩井農場へ。
9時25分に到着。9時30分からの「牛さんに会いに行こう」ツアーに間に合い、小岩井農場の牛の選抜システムを解説してもらえ、「そこらのオーディションより過酷なのでは」とビビる。
ファームトラクターライドは問題なく予約ができて牧場だけでなく森も満喫。
次は盛岡冷麺で有名なぴょんぴょん舎本店へ。激混みで予約しておいて良かった…。
イタリアンのような外観、内観に少しビビりつつ、、、。ささっとご飯を食べることができたので欲張って旧岩手銀行本店へ。東京駅と同じ、辰野金吾氏が手掛けたところということで雰囲気そっくり。落ち着いたすばらしい空間でした。
14時半までに盛岡手づくり村に着いたら盛岡冷麺づくりができるよなーと計画していましたが、さっき冷麺食べてお腹いっぱいだし。
旧岩手銀行行ったから到着が15時を回ってしまい、チャグチャグ馬コづくりという木工細工とだんごづくりをして16時に出発。
秋田県の乳頭温泉郷で宿泊
44km、55分という予想はほぼ当たっていて田沢湖到着は17時15分。日没との戦いでした。お店はほとんど閉まっていて、たつこ像を見るのが精いっぱい。写真を撮って乳頭温泉へ。
秘湯で名高い乳頭温泉郷には7つの湯があり、私は大釜温泉に宿泊。
ここは秋田大学の学生が1977年に無理心中をして焼失…。ちょうど校舎の建て替えのため取り壊されることになった小学校を建築資材として譲り受け、同じ場所に再建…というシュールな歴史を持つところでした。
歴史はシュールですが、学校感出ていて懐かしい雰囲気でそして素朴で個人的には大満足。
泉質は言うことなし。
夕食はきりたんぽの汁物と干物と…という健康的な内容。値段は土日の割増料金はなくて、通常料金と数百円高い冬季料金の2種類のみ。一泊二食付きで一人11000円で泊まれました(2023年5月現在は11150円らしい)。
世界遺産の大湯環状列石に寄り道
2日目。8時に出発予定でしたが、全国旅行支援のクーポンを使うために大釜温泉の近くの休暇村乳頭温泉郷のお土産屋さんへ。
お土産屋さんのオープンが8時半だったため、45分押しで乳頭温泉郷を後に。
奥入瀬渓流までの道のりは150km。多くは山道で法定速度が出せない&交通量は少なくないので、アップルのナビの予想時間の倍近くかかりました。疲れがたまってきて…。
そんな中、「大湯環状列石」の看板を何回か見て、「ストーンヘンジみたいなやつ?ちょっと寄ってみよう」と立ち寄ることに。
ストーンヘンジは生で見たことはありませんが、それよりもだいぶん小さい感じ。でも価値の高い縄文時代後期の大型の配石遺跡で、世界遺産になっています。
当時から日時計を使っていたそうな。
ついに青森にたどり着く
大湯環状列石から50kmをさらに北上。
12時半近くにやっと青森県の奥入瀬渓流に到着。
りんご狩りの予約時間の都合で奥入瀬渓流の滞在は1時間以内。お昼ご飯は行きにFDAでもらってとっておいたコモパンを食べることに。
運良く石ケ戸休憩所にすんなりと車を停めることができて、三乱の流れだけ見に行きました。
もっといろいろ見たかったけれども悲しい…。
奥入瀬渓流の名所の多くは国道からすぐのところにあり、「大自然」感はそこまでなかったのが意外。ちょっと想像と違った。
三乱の流れは車の音を聞きながら写真撮影。国道から少し離れただけで一気に静かに。
そして念願のりんご狩り。
りんご狩りでスタッフに聞いて知った驚きの事実を一つ。
売店ではいろんな品種が売られていて、その中に「世界一」という品種があったので「世界一おいしいのですか」と聞いたら、「これは50年近く前に生まれた品種。この後、品種改良が進んだため、『世界一おいしかった』のは過去の話で、新しい品種と食べ比べると、おいしくなさにびっくりすると思うよ」と。
そう言われると…。別の品種を買いました。
三内丸山遺跡は大迫力
15時30分ごろ、この旅最後の観光地・三内丸山遺跡に到着。大湯環状列石ととも世界遺産です。思ったよりも広い!展示も立派!1時間しかなかったため走る走る。全力駆け抜けました。
夕飯は青森駅の有名店に行こうとしたら行列で断念。近くのお寿司屋さんで地魚にぎりを頼んでみたら、ネタの大きさにびっくり。大間のまぐろ、これ、3貫分ぐらいありませんかね?これで3000円しなかった記憶。コスパがさく裂しています。
そして青森空港へ。
青森空港は、空港ビルの真横にレンタカー専用の建物があり、主要どころであればここで返せます。一番手厚い補償にしていたため返却は「鍵つけて置いといてください」の一言・・・。
空港近くの拠点からシャトルバスで空港ビルまで行くというイメージだったため、あまりのスピード感に驚く。こんなにスムーズなら、あと30分余分に三内丸山遺跡を見られたじゃないかーと。
奥入瀬渓流と三内丸山遺跡はもう一回行きたいし、弘前は今回は行けず。道中、酸ヶ湯も通ったから寄りたかったなー。青森が見どころいっぱいということが改めてわかったので、今度は青森だけでじっくり。一度行くと、また行きたくなる。青森県はそんな素晴らしいところでした。これにて47都道府県制覇!
※「プリマリのシソンヌノート」は不定期更新です。